ダイコンソウ(大根草)は、バラ科・シモツケソウ属で、北海道、本州、四国、九州の山野に生える高さ50~80cmになる多年草です。
仲間のはオオダイコンソウ(大大根草)北海道、本州(中部地方以北)の山地に生える多年草でダイコンソウよりは高い山に生えるようです。
ダイコンソウの羽状複葉で頂小葉は円形~卵形なのに比べ、オオダイコンソウは羽状複葉で頂小葉は細長いことで区別ができます。
ダイコンソウ集合果が球形なのに比べ、オオダイコンソウは楕円形で長さ約2cmであることなどが識別できます。またオオダイコンソウは全草にあらくて長い毛が密生します。
上のダイコンソウ(大根草)は、2003年9月14日に日光植物園で撮影したものです。
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ダイコンソウ(大根草)の特徴
ダイコンソウ(大根草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
ダイコンソウ(大根草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | ダイコンソウ(大根草) |
学名 | Geum japonicum |
科名・属名 | バラ科 ダイコンソウ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 山野に生える高さ50~80cmになる多年草。 全体に柔らかな毛が密生します。 根生葉は羽状複葉で、長さ10~20cm。頂小葉が特に大きく側小葉は大小不ぞろい。ふちに鋭い鋸歯がある。茎葉は3裂します。 花は黄色で直径1.5~2cm。集合果は約1.5㎝。 和名は根生葉が大根の葉に似ていることによります。 |
ダイコンソウ(大根草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
ダイコンソウ(大根草) 2005年10月12日 撮影 名草巨石群近辺
オオダイコンソウ(大大根草)の特徴
オオダイコンソウ(大大根草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオダイコンソウ(大大根草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
和名 | オオダイコンソウ(大大根草) |
学名 | Geum aleppicum |
科名・属名 | バラ科 ダイコンソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北) |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 山地に生える多年草。高さ0.6~1m。全体に開出毛があります。 根生葉は奇数羽状複葉。頂小葉は大きく先は尖り粗い歯牙があります。側小葉は3~4対で、小付属片がある。茎葉は3小葉。托葉は大きい。 枝先に黄色で直径1.5~2cmの5弁花をつける。集合果は楕円形で長さ約2cm。 |
オオダイコンソウ(大大根草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオダイコンソウ(大大根草) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
オオダイコンソウ(大大根草) 2004年7月24日 撮影 霧が峰高原
オオダイコンソウ(大大根草) 2006年7月14日 撮影 礼文島
オオダイコンソウ(大大根草) 2006年7月14日 撮影 礼文島