タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)は、ヒカゲノカズラ科・ヒカゲノカズラ属で、本州(中部地方以北の高山帯)、屋久島の山頂付近の亜高山~高山帯の日当たりの良いところに群生する常緑シダ類です。
小さな葉は放射状に並び、「ヒカゲノカズラ」に似ているが、胞子嚢穂の柄が短いのが特徴です。
仲間のヒカゲノカズラ(日陰の葛)は北海道から九州、北半球のある程度の水分は必要であるが、尾根筋や谷筋の鉱物質土壌が露出しているような場所に生育します。
茎は地上を這って行く部分と(ほふく枝)とそれから枝別れして直立している部分(直立茎)があり、所々から根を出して広がり、群落を形成します。
上のタカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)は、2006年7月5日に利尻南浜湿原で撮影したものです。
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タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)の特徴
タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛) 2004年6月19日 撮影 草津 芳ヶ平湿原手前
タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛) 2006年7月5日 撮影 利尻南浜湿原
和名 | タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛) |
学名 | Lycopodium nikoense |
科名・属名 | ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属 |
分布 | 本州(中部地方以北の高山帯)、屋久島の山頂付近 |
花期 | |
特徴 | 常緑シダ類で、亜高山~高山帯の日当たりの良いところに群生します。 茎(主軸)は地面を這い、側枝は斜上します。 小さな葉は放射状に並び、「ヒカゲノカズラ」に似ているが、胞子嚢穂の柄が短いのが特徴です。 自生地は本州(中部地方以北の高山帯)、屋久島の山頂付近ということなので、利尻南浜湿原で写したものは異なっているかもしれません。 |
ヒカゲノカズラ(日陰の葛)の特徴
ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 2006年7月4日 撮影 礼文島
ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | ヒカゲノカズラ(日陰の葛) |
学名 | Lycopodium clavatum |
科名・属名 | ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属 |
分布 | 北海道から九州に分布し、北半球に広く分布している |
花期 | |
特徴 | 和名は日陰の葛であるが、日当たりの悪い場所には生育しない。 ある程度の水分は必要であるが、尾根筋や谷筋の鉱物質土壌が露出しているような場所に生育します。 昔は道端などによく生育していたものであるが、近年は見ることが少なくなったといいます。 茎は地上を這って行く部分と(ほふく枝)とそれから枝別れして直立している部分(直立茎)があり、所々から根を出して広がり、群落を形成します。 初夏に胞子嚢を形成します。 |
ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園
ヒカゲノカズラ(日陰の葛) 2004年6月19日 撮影 草津 芳ヶ平湿原手前