アスヒカズラ(明日檜葛)は、ヒカゲノカズラ科・ヒカゲノカズラ属で、北海道、本州(近畿地方以北)の山地の明るい林縁や林床、湿地周辺に生育するシダ植物の多年草で、茎は地面を這い、1メートルほどの長さになります。
扁平な側枝は、よく分枝して直立し、側枝が扇状に開き、ヒノキの枝のように扁平で葉の様子があすなろのようなので、この名がついたという。
同じ仲間のスギカズラ(杉葛)は北海道、本州(中部地方以北)の針葉樹林帯から亜高山帯の針葉樹林に生えます。茎は地面を這い、枝は立ち上がって無数の胞子のう穂をつけます。
上のアスヒカズラ(明日檜葛)は、2006年7月4日に礼文島で撮影したものです。
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アスヒカズラ(明日檜葛)の特徴
和名 | アスヒカズラ(明日檜葛) |
学名 | Lycopodium complanatum |
科名・属名 | ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属 |
分布 | 北海道、本州(近畿地方以北)。ヨーロッパ、北アメリカ |
花期 | |
特徴 | 山地の明るい林縁や林床、湿地周辺に生育するシダ植物の多年草。 茎は地面を這い、1メートルほどの長さになります。 直立茎の小枝は扁平、葉とともに幅2~4mm、表面は緑色で、裏面は淡緑色、節がはっきりしています。 扁平な側枝は、よく分枝して直立する。小さな葉は茎に圧着していて4列に並びます。 側枝が扇状に開き、ヒノキの枝のように扁平で葉の様子があすなろのようなので、この名がついたという。 |
スギカズラ(杉葛)の特徴
スギカズラ(杉葛) 2006年7月4日 撮影 礼文島
和名 | スギカズラ(杉葛) |
学名 | Lycopodium annotinum |
科名・属名 | ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。周北極地方 |
花期 | |
特徴 | 針葉樹林帯から亜高山帯の針葉樹林に生えます。 高さ10~20㎝。 茎は地面を這い、枝は立ち上がって無数の胞子のう穂をつけます。 葉は扁平、長さ5~6㎜先に透明な短い刺、縁に鋸歯があります。 |