ヌスビトハギ(盗人萩)は、マメ科・ヌスビトハギ属で日本全土の平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生える、高さ0.6~1.2mの多年草です。マメ科植物特有のあまり目立たない花を咲かせます。
仲間のはアレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)は北アメリカ原産の帰化植物で、比較的近年入ってきた帰化植物で、西の地方に多いが東京湾の埋立地などにも見られます。花はヌスビトハギより大きくきれいな花であることで区別できます。
上のヌスビトハギ(盗人萩)は、2005年9月13日に仙人ヶ岳で撮影したものです。
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ヌスビトハギ(盗人萩)の特徴
ヌスビトハギ(盗人萩) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園
ヌスビトハギ(盗人萩) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園
和名 | ヌスビトハギ(盗人萩) |
学名 | Desmodium podocarpum subsp. oxyphyllum |
科名・属名 | マメ科 ヌスビトハギ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生える、高さ0.6~1.2mの多年草。 葉は小葉からなり、頂小葉は長さ4~8cm幅2.5~4cmの卵形~長卵形。 花は細長い花序にまばらにつき、淡紅色で長さ3~4㎜。 果実の形をしのび足で歩く盗人の足の形に見立てたというが、異説もあります。 |
ヌスビトハギ(盗人萩) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳
ヌスビトハギ(盗人萩) 2003年9月30日 撮影 袋田
ヌスビトハギ(盗人萩) 2007年8月5日 撮影 裏磐梯
アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)の特徴
アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩) 2003年9月17日 撮影 散歩道
和名 | アレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩) |
学名 | Desmodium paniculatum |
科名・属名 | マメ科 タンキリマメ属 |
分布 | 北アメリカ原産の帰化植物 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 茎は高さ1mほどで、開出毛が多い。 葉は3小葉からなり、小葉は長さ5~8cm、幅2~4cmで両面に伏毛が密生します。 花は帯青紫色で、長さ7~8㎜とヌスビトハギよりやや大きい。 果実は5~6個の小節果からなり、小節果は長さ約7㎜。 比較的近年入ってきた帰化植物で、西の地方に多いが東京湾の埋立地などにも見られます。 |