スポンサーリンク

広告 秋の花・山野草の育て方

マツカゼソウ(松風草)の育て方

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草)は、本州(宮城県以南)、四国、九州の山地の林縁などに生える高さ50~80cmの多年草で、葉は3回3出羽状複葉で、質薄く、油点があり、臭気があります。

独立した種、(Boenninghausenia japonica )とする考えもあるようですし、東アジアに分布するケマツカゼソウ(Boenninghausenia albiflora )を分類上の基本種として変種とする考え方もあるようです。

上のマツカゼソウ(松風草)は、2017年9月4日に撮影した種から育てた花です。

スポンサーリンク

マツカゼソウ(松風草)の特徴と育て方

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草) 2017年9月4日 撮影 栽培品

       
和名マツカゼソウ(松風草)
学名Boenninghausenia japonica, Boenninghausenia albiflora var. japonica
科名・属名ミカン科 マツカゼソウ属
分布本州(宮城県以南)、四国、九州
花期8~10月
特徴

山地の林縁などに生える高さ50~80cmの多年草。

葉は3回3出羽状複葉で、質薄く、油点があり、臭気があります。

枝先に集散花序を出し、白色の小さな4弁花を多数開きます。

果実は長さ約3㎜。分果は4個。

独立した種、(Boenninghausenia japonica )とする考えもあるようですし、東アジアに分布するケマツカゼソウ(Boenninghausenia albiflora )を分類上の基本種として変種とする考え方もあるようです。

育て方

わが家は種から育てましたが、発芽率も良く、弱々しい優しい株ですが他の植物と同じように育てていますが元気に育っています。

自生地は半日陰なので、春までは朝日が、当たるくらいで管理し、夏は日陰で育てています。

植物園は地植えになっていましたが、我が家の株はそれほど大きくなっていないので、鉢植えで育てています。

用土は赤玉土に軽石を少量混ぜ、腐葉土を混ぜた用土に植え、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて、真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

殖やすには種を播くほか挿し木をします。

派手ではありませんが優しい白い花と優しい葉が魅力的です。

仙人ヶ岳、上三依水生植物園のマツカゼソウ(松風草)

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草) 2006年9月29日 撮影 仙人ヶ岳

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草) 2004年9月10日 撮影 上三依水生植物園

マツカゼソウ

マツカゼソウ(松風草) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳

関連記事(一部広告を含む)

山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

スポンサーリンク

-秋の花・山野草の育て方
-