オニドコロ(鬼野老)は、ヤマノイモ科・ヤマノイモ属で、日本各地の山野にごく普通に生えるつる性の多年草です。
ヤマノイモと同じようなハート形の葉を付け、つる性で、葉だけ見ても区別できませんが、、ヤマノイモの葉は対生しており、オニドコロは互生しているので、よく見れば区別が出来、花は全く異なります。
上のオニドコロ(鬼野老)雄株は、2004年8月22日に日光植物園で撮影したものです。
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オニドコロ(鬼野老)の特徴
和名 | オニドコロ(鬼野老) |
別名 | トコロ |
学名 | Dioscorea tokoro |
科名・属名 | ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
花期 | 7~8月 |
特徴 | 山野にごく普通に生えるつる性の多年草。 葉は互生し、長さ、幅とも5~12cmの円心形~三角状心形で、先は長く尖る。葉柄は長さ3~7cmで基部に珠芽はつかない。 雌雄異株。 雄花序は葉腋から直立し、淡緑色の小さな花をつけます。 雄花には6個の雄蕊があり、雌花序は垂れ下がります。 蒴果は上向きにつき、3個の翼がある。種子は楕円形で片側に長楕円形の翼があります。 牧野富太郎によれば、野老は海老に対する名で、肥厚して横に這う根茎があり、ひげ根が多いのを老人にたとえたものとと言います。 根茎は長寿を祈る正月の飾りに使われるが、苦味が強く食べられない。 |