ヤグルマソウ(矢車草)は、ユキノシタ科・ヤグルマソウ属で、北海道、本州の山地の湿った林内に群生する多年草です。花茎は高さ0.8~1.2mになる大型の多年草で、山地の渓流の脇などに群生しているのを見かけます。
クサアジサイ(草紫陽花)は、ユキノシタ科・クサアジサイ属で、本州(宮城県、福島県以南)、四国、九州の湿った林内に生える高さ20~70㎝の多年草です。和名の由来はアジサイのような花が咲く草本で、アジサイの花が終わった夏の薄暗い林内で咲きますが、花の終わったものにしか出会うことが出来ず、いつかは咲き初めの花を写したいと思う花です。
上のヤグルマソウ(矢車草)は、2005年6月18日に裏磐梯近辺で撮影したものです。
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ヤグルマソウ(矢車草)の特徴
ヤグルマソウ(矢車草) 2005年6月18日 撮影 裏磐梯近辺
ヤグルマソウ(矢車草) 2004年5月29日 撮影 日光植物園
和名 | ヤグルマソウ(矢車草) |
学名 | Rodgersia podophylla |
科名・属名 | ユキノシタ科 ヤグルマソウ属 |
分布 | 北海道、本州 |
花期 | 5~7月 |
特徴 | 山地の湿った林内に群生する多年草。 花茎は高さ0.8~1.2mになり、数個の茎葉があります。 先端に長さ20~40cmの円錐花序を出し、白色の小さな花を多数つけます。 根生葉は長柄があり、小葉5個からなる大形の掌状複葉。小葉は長さ20~40cmの倒卵形で先が浅裂し、裂片は三角状。 |
ヤグルマソウ(矢車草) 2003年7月5日 撮影 田代山登り口
クサアジサイ(草紫陽花)の特徴
クサアジサイ(草紫陽花) 2011年8月4日 撮影 低山帯の山
クサアジサイ(草紫陽花)花後 2004年8月22日 撮影 日光植物園
和名 | クサアジサイ(草紫陽花) |
学名 | Cardiandra alternifolia |
科名・属名 | ユキノシタ科 クサアジサイ属 |
分布 | 本州(宮城県、福島県以南)、四国、九州 |
花期 | 7月~9月 |
特徴 | 湿った林内に生える高さ20~70㎝の多年草。 葉は互生し、広披針形で長さ8~20㎝、先は尾状に尖り鋸歯があり、両面に毛があります。 茎頂に両性化と装飾花をつけます。 和名の由来はアジサイのような花が咲く草本であることから。アジサイの花が終わった夏の薄暗い林内で咲きます。 |