サルトリイバラ(猿捕茨)は、サルトリイバラ科・シオデ属で、日本各地の山野に生えて木質の蔓でよじ登る雌雄異株の低木です。
山帰来(さんきらい)といい生薬として使われるようですが、幼い頃にお餅を包んでいたのを覚えています。
上のサルトリイバラ(猿捕りイバラ)の赤く色づく前の果実は、2005年10月12日に名草巨石群近辺で撮影したものです。
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サルトリイバラ(猿捕茨)の特徴
和名 | サルトリイバラ(猿捕茨) |
別名 | ガンタチイバラ、カカラ |
学名 | Smilax china |
科名・属名 | サルトリイバラ科 シオデ属 |
分布 | 日本各地、台湾、朝鮮半島、中国 |
花期 | 春~初夏 |
特徴 | 山野に生えて木質の蔓でよじ登る雌雄異株の低木。まばらに刺があります。 葉は丈夫な革質で光沢があります。 花後径7~9㎝の赤色の果実を結びます。この写真は色付く前の果実ます。 和名猿捕りイバラは刺があり猿が引っかかる意味。 秋に根茎を掘り取って水洗いして、乾燥しやすくするために、細かく切ってから天日で乾燥させたものを、生薬(しょうやく)で、和の山帰来(さんきらい)といい、中国産の土茯苓(どぶくりょう)の代用とします。 生の柔らかい稚葉を必要な時に採取して、てんぷらにするようです。 私は生薬(しょうやく)としての使い方は知りませんでしたが、お盆の時期にお餅を包んでいたのを覚えています。 |