アオヤギソウ(青柳草)は、シュロソウ科・シュロソウ属で、北海道、本州(中部地方以北)の山地の林内や湿った草原に生える多年草です。和名は緑色花と柳に似た葉の様子からついたようです。以前はユリ科に分類されていました。
タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)はアオヤギソウの高山型の品種で、草丈が低く苞が花序より突出するものを区別するようですが、中間型もあり区別が難しいものもあるようです。
上のアオヤギソウ(青柳草)は、2004年7月18日に池の平湿原で撮影したものです。
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アオヤギソウ(青柳草)の特徴
アオヤギソウ(青柳草) 2006年8月3日 撮影 月山
アオヤギソウ(青柳草) 2004年8月22日 撮影 日光植物園
和名 | アオヤギソウ(青柳草) |
学名 | Veratrum maackii var. parviflorum |
科名・属名 | シュロソウ科 シュロソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北) |
花期 | 6月~8月 |
特徴 | 山地の林内や湿った草原に生える多年草。 茎の基部にシュロ毛状の枯れ葉の繊維が残ります。 茎は高さ0.5~1m。 葉は茎の下部に集まり長楕円形で長さ20~30㎝、基部は鞘になって茎を抱きます。 茎頂の円錐花序に、直径約1cmの花を多数つけ、雄花と両性花がつきます。 和名は緑色花と柳に似た葉の様子から来たもの。 |
タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草)の特徴
タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草) 2005年8月4日 撮影 八方尾根
タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草) 2005年8月11日 撮影 尾瀬
和名 | タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草) |
学名 | Veratrum maackii var. parviflorum f. alpinum |
科名・属名 | シュロソウ科 シュロソウ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北) |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | アオヤギソウの高山型で、亜高山~高山のやや乾いた草地や礫地に生え、高さ20~40cmになります。 草丈が低く苞が花序より突出するものが、タカネアオヤギソウとされます。 茎頂の円錐花序に、直径約1cmの花を多数つける。雄花と両性花がつきます。 葉は線状披針形。花茎の上部に6弁花をややまばらにつけます。 茎の基部にシュロ毛状の枯れ葉の繊維が残ります。 |