テガタチドリ(手形千鳥)は、ラン科・テガタチドリ属で北海道、本州(中部地方以北)の亜高山帯~高山帯の草地に生える高さ30~60cmの多年草で塊根は掌状に分裂して「手形」になります。
ノビネチドリ(延根千鳥)は、ラン科・ノビネチドリ属で、北海道、本州(中部地方以北)、四国、九州。東北アジアの亜高山帯の草地に生える高さ30~60cmの多年草です。長楕円形で長さ7~15㎝の葉の縁が著しく波打つのが特徴です。
ノビネチドリは、根は掌状にならず、伸びるため「延根」といいます。以前はテガタチドリ属に分類されていたが、ノビネチドリ属になっています。
テガタチドリ属だったものにミヤマモジズリがあり、現在はミヤマモジズリ属になっています。
上のテガタチドリ(手形千鳥)は、2004年7月2日に霧が峰高原で撮影したものです。
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テガタチドリ(手形千鳥)の特徴
テガタチドリ(手形千鳥) 2004年7月18日 撮影 池の平湿原
テガタチドリ(手形千鳥) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
和名 | テガタチドリ(手形千鳥) |
別名 | チドリソウ |
学名 | Gymnadenia conopsea |
科名・属名 | ラン科 テガタチドリ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)。ユーラシア北部 |
花期 | 7月~8月 |
特徴 | 亜高山帯~高山帯の草地に生えます。 高さ30~60cm。 葉は長さ8~16cm、6~10個が互生、線形から楕円形で、茎の下部または基部につきます。 紅紫色のの花が総状に5~40個がつく。唇弁は3裂し、距があります。 萼弁と側花弁は長さ4~6㎜。 塊根は掌状に分裂します。 |
蕾のために名前の特定できないラン
テガタチドリもしくはノビネチドリ? 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
ノビネチドリ(延根千鳥)の特徴
ノビネチドリ(延根千鳥) 2006年8月4日 撮影 月山
ノビネチドリ(延根千鳥) 2006年8月4日 撮影 月山
和名 | ノビネチドリ(延根千鳥) |
学名 | Neolindleya camtschatica |
科名・属名 | ラン科 ノビネチドリ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)、四国、九州。東北アジア |
花期 | 5月~7月 |
特徴 | 低山帯~亜高山帯の草地や明るい林に生えます。 高さ30~60cm。 葉は5~10個、長楕円形で長さ7~15㎝。縁は著しく波打ちます。 萼片は長さ約5㎜。 唇弁の距は3~4㎜。 |