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広告 春の花・山野草の育て方

トガクシショウマの育て方

トガクシショウマ

本州中部以北の亜高山帯のブナ林に自生するというトガクシショウマは、1属1種の多年草で日本特産ということです。

かなり貴重と思われる植物ですが、愛好家が大切に育てていた苗を購入できることになり、種ができて播いたところたくさん発芽したことから、市場に出回っていることが納得できました。

高山帯の一部にしか自生していないようで、私は見たことがありませんでしたし、この苗を見たのが初めての出会いでした。

植え替え時に、株を分けすぎたために花が咲きませんでしたが、やっと株も充実してきたので、花が咲くのを楽しみにしています。

上のトガクシショウマは、自宅で2013年5月17日に撮影したものです。

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トガクシショウマの育て方

トガクシショウマ

トガクシショウマ  2013年5月17日 撮影 栽培品


和名トガクシショウマ
学名Ranzania japonica
科名・属名メギ科  トガクシショウマ属
分布本州中部以北の亜高山帯のブナ林に自生する
花期5月~6月 栽培品は4月~5月
特徴

1属1種の多年草で日本特産。

草丈は30㎝~50㎝で、単独で直立し上部に二葉をつけ、葉は3裂します。

自生地では晩春に茎の中間から花茎をだし、淡紫色の6弁の花を数個下向きにつけ、萼も花弁状に変化しています。

育て方

鉢は上が広く下がやや狭くなったものを用い、鉢底には3分の1くらいごろ石を入れ微塵を抜いた2~3㎜の山砂6に腐葉土4の割合で混ぜた用土に植え込み、早春から梅雨までは水をたっぷりやり、良く日に当てて育て、液肥と草木灰を月4回くらい交互に施すとよい。

梅雨明け近くなったら木の下や寒冷紗2枚くらいの日除けの下に入れ鉢のふちに苦土石灰をあたえます。

葉が枯れ始めたころ株分けをかねて植え替え、実生は山砂8にミズゴケ粉2の混合用土か親株の根元に採り播きします。

発芽率は良いので、基本的には種から育てるのが良いと思う。


形見となったトガクシショウマ

山野草を育て始めたころは、まだパソコンも普及していなかったのでカタログを取り寄せては楽しんでいました。

育てられそうなものを、毎年数本購入していましたがいつも気になっていながら、育たないのではないかと写真だけを眺めていて気になっていたのがトガクシショウマでした。

それから数十年、自生地でも見たことがありませんでしたし、写真以外の花は見たことが無いままでした。

この花を購入するまでもネットで見ては何度も購入しようと思いながらそのままになっていた花です。

私が入会している山野草会では、殖えたものを持ち寄って販売して、その一部を会の運営費に充てることになっています。

その山野草会に販売品として大切に育てていただろうトガクシショウマが販売されていました。

ずっと気になっていたトガクシショウマの花を見たのもその時が初めてでした。

このように花が咲いていましたので、種が出来、播きましたら沢山発芽しました。

その2年後くらいに、トガクシショウマを出していた方が亡くなりました。

その時はとても元気そうでしたが、後で知ったことによると患っていたようで手放したのではないかと思いました。

形見となったこの株は少し小さく分けすぎたようで、その後花が咲きませんが、実生苗もたくさんあるので大切に育てていこうと思っています。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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