リリウム・ランコンゲンセ(Lilium lankongense)は、中国の雲南省北西部、チベット南東部の標高1800~3200mの高山帯の草地に生え、高さは50~150cmになります。
高山性のユリなので、涼しく育てる必要がありそうですが、この花は種を播いて始めて見た花のため、どのくらい我が家で咲き続けてくれるか未知数です。
上のリリウム・ランコンゲンセ(Lilium lankongense)は、自宅で2017年7月10日に撮影した播種の苗からの花です。
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リリウム・ランコンゲンセ(Lilium lankongense)の特徴と育て方
リリウム・ランコンゲンセ(Lilium lankongense) 2017年7月10日 撮影 栽培品
和名 | リリウム・ランコンゲンセ |
学名 | Lilium lankongense |
科名・属名 | ユリ科 ユリ属 |
分布 | 中国の雲南省北西部、チベット南東部 |
花期 | 6月~7月 |
特徴 | 標高1800~3200mの高山帯の草地に生え、高さは50~150cmになります。 花はピンク色で濃い赤色の斑があり、非常に開いた総状花序につく長い柄の上について、下向きます。 咲き始めは淡い桃藤色で、咲き進むと色が濃くなります。 また花披片はよく反り返り、芳香があり、1茎に6~12個がつきます |
育て方 | 高山のユリなので、地植えは、地中の温度が高くならないような場所で、風通しが良く、地面に直射日光の当たらない場所に植えます。 この花は、種からの初花なので、鉢植えでササユリ、コオニユリ、ヒメサユリなどと同じように育てています。 大き目の深鉢に(8号から10号くらいの鉢に球根は2~3球)ゴロ石を入れて軽石、桐生砂などに赤玉土、硬質鹿沼土の混合用土を微塵を除いてよく洗って使用しています。 しかし土壌は特に選ばないので、水はけと通気性が良く、また保水性もある土であればよいと思います。 植え付け時には、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れて、球根の高さの2倍程度の深さに球根を植え付けます。 植え替えは2~3年に1度、10~11月頃の休眠期に行います。 真夏と冬を除いて1ヶ月に2~3回液肥を水代わりにやり、定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。 水は表面が乾いたらやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。 日当たりを好みますが、高温多湿には弱いので、夏はできるだけ風通しの良い場所で、朝日が当たり午後からは日陰になるような場所で管理します。 |
リリウム・ランコンゲンセ(Lilium lankongense)まとめ
高山性のユリなので、風通し良く夏の暑さを避けて栽培する必要があります。
ユリは連作を嫌うので、鉢植えは新しい用土で、庭植は場所を変えるか、用土を入れ換える必要があります。