センニンソウ 2021年8月11日 撮影
センニンソウは、キンポウゲ科 センニンソウ属で、日本全土の道ばたや林縁など、日当たりのよいところに生える蔓性の半低木です。
花は直径2㎝~3cmで、上向きに咲きます。白い花のように見えるのは萼弁で4個あり、十字形に開きます。
茎や葉に皮膚にかぶれを起こす有毒物質を含むが、漢方では根を威霊仙(いれいせん)と呼び、利尿、鎮痛などに用います。
スポンサーリンクセンニンソウ(仙人草)の特徴
センニンソウ 2019年9月12日 撮影
和名 | センニンソウ(仙人草) |
学名 | Clematis terniflora |
科名・属名 | キンポウゲ科 センニンソウ属 |
分布 | 日本全土 |
花期 | 8~9月 |
特徴 | 道ばたや林縁など、日当たりのよいところに生える蔓性の半低木。 茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄でほかの木や草に絡みつきます。 葉は対生し、3~7個の小葉からなる羽状複葉。小葉は厚くてやや光沢があり、長さ3~7cmの卵形または卵円形で、先端は小さく突出します。 葉腋から円錐花序をだし、白い花を多数つける。花は直径2~3cmで、上向きに咲く。白い花のように見えるのは萼弁で4個あり、十字形に開く。 花が終わると花柱 がのび、白くて長い毛が密生する。このそう果の先の花柱 を仙人の髭にたとえたとか、白髪にたとえたとか言われます。 茎や葉に皮膚にかぶれを起こす有毒物質を含むが、漢方では根を威霊仙(いれいせん)と呼び、利尿、鎮痛などに用います。 |
育て方 | 基本的には日当たりが良いようで、夏は半日陰になるような場所に地植えにしているが、西日は避けたほうが良いようです。 丈夫な植物なので、それほど気を使わなくてもよいようですが、鉢植えは乾燥させないようにすることが大切です。 有機質に富み、なおかつ水もちのよい土が理想的なので、庭植であっても用土の工夫をすることが大切です。 鉢植えの場合は、夏場を除き、緩効性肥料を定期的に与えます。庭植えの場合は、冬に寒肥を株の周りに与えます。 センニンソウは、その年に伸びる枝に花芽が着きますので、剪定は休眠期に行います。 蔓性ですがかなり丈夫で伸び広がるので、選定をするか場所を確保したほうが良いようです。 我が家は種から育てました。鉢植えにしているのでそれほど育ちませんが、庭植にするとかなり育つようです。 挿し木で殖やせますが、枝ではなくつるを利用します。水やりに十分気をつけると2か月ぐらいで根が出てきます。 |
日光植物園のセンニンソウ(仙人草)
センニンソウ(仙人草) 2003年9月14日 撮影 日光植物園