オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草) 2021年7月10日撮影 林内
オオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)はラン科・ツレサギソウ属で、丘陵や浅い山のの林内に生える多年草です。
ホソバノキソチドリ、コバノトンボソウ、キソチドリなど、亜高山帯の草地に生えるツレサギソウ属の花は何度も目にしていたのですが、浅い山林に生えるオオバのトンボソウには初めて出会いました。
浅い野山で、ツレサギソウ属の花を見つけたときは驚きました。
林内に入ってみるとほとんど終わりに近い苗が飛び飛びに群生していました。
それまで良く行くところだったのですが、いつもは草が生茂っている場所なのですが、今年の春に草を刈ったために、見つけることができたようです。
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)の特徴
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草) 2021年7月10日撮影 林内
和名: オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)
別名: ノヤマノトンボソウ
学名: Platanthera minor
科名・属名: ラン科 ツレサギソウ属
分布: 本州、四国、九州
花期: 6~7月
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)の特徴
丘陵リンナイに林内に生える多年草。
根は方錐状に肥厚し、茎は高さ30~60㎝になり、翼状の稜があります。
葉は互生し、下方の2~3個は大きく、上のものほど小さくなります。
最下の葉は長さ7~12㎝、幅2.5~3.5㎝の長楕円形または狭長楕円形で基部は茎を抱き、裏面の主脈の下半分は翼状に張り出して茎の翼に続きます。
花は黄緑色で、背萼片と測花弁はかぶと状に重なります。
距は長さ1.2~1.5㎝で子房より長い。
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草) 2021年7月10日撮影 林内