アシズリノジギク 2013年11月13日撮影
私はノギクが大好きです。
もしかしたら子供のころ泣きながら読んだ「野菊の墓」に繋がっているのかもしれません。
何度も本を読み、映画を見て、テレビでも見ていつも泣いていたように思います。
「野菊の墓」は詩人伊藤左千夫の代表作で伊藤左千夫は千葉県出身なので、その野菊はシオン属のノコンギクのことかと思ったりしています。
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アシズリノジギクは海岸に分布する
園芸品種のキクはさほどこだわりを持っていませんが野生種のノギクはとても好きな花で、いろいろ育てています。
アシズリノジギクは高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布するということです。
秋の野山で関東地方に咲くノギクの花は、ほとんどはヨメナ属かシオン属で写して歩きましたが、関西地方のノギクは出会ったことがありませんでした。
アシズリノジギクとの出会いは、かなり前の晩秋の園芸店に素敵な鉢に植えられて、かなり高価な値段が付いていたのをうっとりと眺めたのが初めての出会いでした。
盆栽のように植えられたアシズリノジギクは花も高貴で、葉は白く縁どられてなんとも言えない気品をもっていました。
その後しばらくは見ることがなかったのですが、ネットで知り合いになった方が送ってくれたのです。
そんな思い出のある花なので、とても愛着があります。
ノジギクは栽培種と深い関連があるようですが(詳しいことはわからない)、原種に近いものの清楚な美しさにひきつけられています。
私も素敵な鉢に盆栽のように仕立ててみたたいと思いながらまだできていません。