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広告 種まき

青花玉咲きサクラソウの播種から開花までの記録

プリムラ・デンティキュラータ

学名: Primuia denticulata Blue

分布: Sinohimalayaの隅から隅まで3000キロにわたって通常のヒマラヤンプリムラのように開けた湿った場所、1500-4500メートルに自生する。

播種から開花までの記録を写真とともに載せています。

ヒマラヤに自生するようなプリムラの仲間は、高温多湿には弱いために、梅雨から真夏にかけての管理は気を付けることが多くあります。

10年近くは花を咲かけることが出来ましたが、猛暑の夏に枯れてしまいました。詳しい育て方は、「プリムラ・デンティキュラータ(玉咲きサクラソウ)の育て方」に書いてあります。

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青花玉咲きサクラソウの播種から開花まで

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2004年5月8日撮影

2004年3月10日、日光砂、山砂、蝦夷砂、富士砂、桐生砂などを混ぜた用土を水洗いして播く。

霜よけと風除けをした場所で乾燥しないように注意して管理した。

2004年4月6日に発芽を確認、風、霜を除けた軒下の日当たりで管理する。

2004年5月22日に植え替えをする。

植え替えの際は用土を少し変えて日光砂、蝦夷砂、軽石などにしてみた。

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2004年7月12日撮影

少し葉やけはしているものの今のところは健在。

他の Primuiaと同じような遮光下に置く。

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2004年10月7日撮影

葉がダニにやられてしまい、随分育った葉も表面が枯れてしまった。

しかし5月に何本か一緒に植えた葉も込み合ってきてしまったので、来年まで待とうかと思ったが、9月18日に間を空けて植え替える。

高山帯のプリムラということで、軽石、蝦夷砂、日向土、桐生砂などを主体に日光砂を少し混ぜてみた。

明るい屋根下に少し遮光して管理。

葉の傷みは日光のためか葉ダニのためか分からないので、取りあえずは弱い遮光下で管理。

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2005年3月31日撮影

冬枯れしていた葉も新しい葉に入れ替わり、元気に育ち始めている。

今年は花は無理のようなので、早春に植え替えればよかったが、肥料も少し足らないようなので、近いうちに植え替えようと思っている。

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2005年7月31日撮影

春を過ぎてから葉が随分大きくなった。

来春は花を見せてくれるだろうと思っていたが、今年は気温の差が大きかったせいか真夏に初花を見せてくれた。

青花ということだったが咲いた花はピンクの花だった。

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2006年3月25日撮影

同じ種からの花だが微妙に色の違う花が咲き、タマザキサクラソウ、アオバナタマザキサクラソウの種を播いたがどちらもあまり違わないような感じだった。

2010年現在

播種苗からはいろいろな色の花が咲いたが、毎年株わけができるほど丈夫な花で現在も毎年きれいな花を見せてくれている。

高山性のプリムラなので雨に当てないこと、夏は日陰で管理することなどには気を配り、毎年の植え替えは行っている。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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