東洋蘭 大豊(素心のシュンランと着生種シンビジウムの交配) Cymbidium spp. 2014年12月8日 撮影
30年くらい前に亡き叔父から頂いたもので、東洋蘭としては丈夫だし、少し葉が垂れるので純粋な東洋蘭ではないのではないかと思い、ホームページに載せておいたところ貴重なルーツを書いたメールをいただき詳細が分かりました。
詳しいことは、東洋蘭(大豊)の育て方に書いてあります。
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東洋蘭 大豊(素心のシュンランと着生種シンビジウムの交配)ルーツ
東洋蘭 大豊は早い時は12月に咲きますが、2~3月に咲くこともあり、自然環境下ではその年の気候に左右されやすい花です。
通常見かける東洋蘭に比べて、葉が少し柔らかく、花も少し大きいことから、野生種ではないとは思っていましたが、素心のシュンランと着生種シンビジウムの交配と分かったときは納得できました。
素心のシュンランと着生種シンビジウムの交配でできた中で、気に入ったものには名前をつけていたということですから、これらはお気に入りのものであったのだろうと思われます。
もしかしたら、これと兄弟のような花たちもどこかで栽培されているのではないかと想像をふくらませています。
30年近く前になると思いますが、通信販売のカタログに「大豊」が載っていた記憶がありますが、その時もそれ以上のことはわかりませんでした。
その頃に、叔父が購入して殖やしたものを分けてくれたのではないかと思いますので、その当時は出回っていたようです。
山野草のお店などを見て歩いていると、山野草のお店の方が、「栽培業者は毎年違ったものを栽培しているので、長年栽培しているものは大切に育てたほうが良いですよ。」と言っていました。
現在は山から採取して売っている方はいませんし、栽培業者から仕入れてくる種からの栽培品がほとんどのようなので、毎年違ったものの栽培をすることが多くなっているようです。
そのような波に乗って消えていくのは、山野草の交配種などが多いことと思われます。
大文字草や雪割草、ウチョウランのように年々華やかな新花が作出されて人気を得ているものがあります。
海外のものではクリスマスローズなどがあり、展示会等にたくさんの人が集まっているようです。
私もそのような新しい交配種にも興味がありますが、長年育んできた花を毎年楽しむということにより多くの喜びを感じています。