ハーデンベルギア(コマチフジ)とフジ(藤)
ハーデンベルギア(コマチフジ)は、マメ科・マメ属で本州、四国、九州の草地に生えるつる性の1年草で、よく見られる植物です。牧野富太郎によれば、同じハギ属のイヌハギ(犬萩)に対してつけられたもので、全体に黄褐色の毛が多いことによるという。 仲間のハーデンベルギア(コマチフジ)は、ニシキハギの栽培品とする考え方と、ニシキハギをミヤギノハギを同種の品種とする考え方があり、ミヤギノハギの変種としている場合もあります。 上のハーデンベルギア(コマチフジ)は、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。 ハ ...
ネコハギ(猫萩)とシラハギ(白萩)
ネコハギ(猫萩)は、マメ科・マメ属、本州、四国、九州の草地に生えるつる性の1年草で、よく見られる植物です。牧野富太郎によれば、同じハギ属のイヌハギ(犬萩)に対してつけられたもので、全体に黄褐色の毛が多いことによるという。 仲間のシラハギ(白萩)は、ニシキハギの栽培品とする考え方と、ニシキハギをミヤギノハギを同種の品種とする考え方があり、ミヤギノハギの変種としている場合もあります。 上のネコハギ(猫萩)は、2005年9月13日に仙人ヶ岳で撮影したものです。 ネコハギ(猫萩)の特徴 和名 ネコハギ(猫萩) ...
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)は、マメ科・ササゲ属で本州、四国、九州の草地に生えるつる性の1年草で、よく見られる植物です。 アズキはヤブツルアズキを改良したものと言われ、日本、朝鮮南部、中国では古代から栽培されています。 上のヤブツルアズキ(藪蔓小豆)は、2005年9月13日に仙人ヶ岳で撮影したものです。 ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)の特徴 ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳 ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) 2005年9月13日 撮影 仙人ヶ岳 和名 ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) 学 ...
ヤマハギ(山萩)とマルバハギ(丸葉萩)の比較
ヤマハギ(山萩)は、マメ科・ハギ属で日本全土の山野の草地に生える落葉低木。高さ2m位、多数分枝します。 仲間のはマルバハギ(丸葉萩)は北本州から九州。朝鮮半島、中国の暖帯の、日当たりのよい山野に生える半低木で、花柄が短く、花が葉の間に咲いているように見えることで区別できます。 上のヤマハギ(山萩)は、2004年9月10日に上三依水生植物園で撮影したものです。 ヤマハギ(山萩)の特徴 ヤマハギ(山萩) 2007年8月5日 撮影 裏磐梯 ヤマハギ(山萩) 2006年8月25日 撮影 八千穂高原自然園 和名 ヤ ...
ヌスビトハギ(盗人萩)とアレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)
ヌスビトハギ(盗人萩)は、マメ科・ヌスビトハギ属で日本全土の平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生える、高さ0.6~1.2mの多年草です。マメ科植物特有のあまり目立たない花を咲かせます。 仲間のはアレチヌスビトハギ(荒れ地盗人萩)は北アメリカ原産の帰化植物で、比較的近年入ってきた帰化植物で、西の地方に多いが東京湾の埋立地などにも見られます。花はヌスビトハギより大きくきれいな花であることで区別できます。 上のヌスビトハギ(盗人萩)は、2005年9月13日に仙人ヶ岳で撮影したものです。 ヌスビトハギ(盗人萩 ...
タヌキマメ(狸豆)とトキリマメ(吐切豆)
タヌキマメ(狸豆)は、マメ科・タヌキマメ属で本州、四国、九州の日当たりのよいやや湿ったところに生える、高さ20~60cmの1年草です。花はきれいな青紫ですが、狸に似た形がユーモアです。 トキリマメ(吐切豆)はマメ科・タンキリマメ属で、本州(関東地方以西)、四国、九州の山野に生えるつる性の多年草で、仲間のタンキリマメによく似ていますが、タンキリマメの方が毛深いようです。 上のタヌキマメ(狸豆)は、2004年9月18日に花之江の郷で撮影したものです。 タヌキマメ(狸豆)の特徴 和名 タヌキマメ(狸豆) 学 ...
ヤブマメ(藪豆)とツルマメ(蔓豆)
ヤブマメ(藪豆)は、マメ科・ヤブマメ属で日本全土の林のふちなどに多いつる性の1年草で、で葉は3小葉からなり、両面とも伏毛がある。小葉は長さ3~6cmの広卵形で見かけることが多い植物です。 ツルマメ(蔓豆)はマメ科・ダイズ属で、豆果は長さ2~3㎝で淡褐色の毛が密生し、大豆の原種とされています。 上のヤブマメ(藪豆)は、2004年9月18日に花之江の郷で撮影したものです。 ヤブマメ(藪豆)の特徴 ヤブマメ(藪豆) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間 ヤブマメ(藪豆) 2003年9月27日 撮影 鹿沼の山間 ...
ハマエンドウ(浜豌豆)とカラスノエンドウ(烏野豌豆)
ハマエンドウ(浜豌豆)は、マメ科・レンリソウ属で日本全土の海岸の砂地に生える多年草ですが、まれに湖岸や川岸などにも見られます。 カラスノエンドウ(烏野豌豆)はマメ科・ソラマメ属で、本州、四国、九州、沖縄の道ばたや畑、野原など、日当たりの良いところに普通に見られる蔓性の2年草で、関東地方の我が家の近辺では空き地などに普通に見られます。 花の色合いとマメ科の花形はよく似ていますが、ハマエンドウは海辺の環境に耐えることのできるような葉を持っているのに比べて、カラスノエンドウの葉は柔らかく、薄い葉を持っています。 ...
ナンテンハギ(南天萩)とシロバナナンテンハギ(白花南天萩)
ナンテンハギ(南天萩)は、マメ科・ソラマメ属で全国の山野に生える高さ30~60cmの多年草で、茎は直立し、稜があり、小葉は2個しかないので、属の特徴である偶数羽状複葉には見えずまた巻きひげもほとんどないことで区別できます。 シロバナナンテンハギ(白花南天萩)はナンテンハギの白花の品種です。 上のナンテンハギ(南天萩)は、2003年7月27日に戦場ヶ原で撮影したものです。 ナンテンハギ(南天萩)の特徴 ナンテンハギ(南天萩) 2004年7月24日 撮影 霧が峰高原 ナンテンハギ(南天萩) 2004年7月2日 ...
ヒロハクサフジ(広葉草藤)とクサフジ(草藤)の比較
ヒロハクサフジ(広葉草藤)は、マメ科・ソラマメ属で北海道、本州の海岸の近くに生える蔓性の多年草です。クサフジに似ているが小葉は10~16個で幅が広いことなどが特徴です。 仲間のクサフジ(草藤)は北海道、本州、九州の山野の日当たりの良い草地や林縁などに生えるつる性の多年草で、小葉は18~24個と多く、花穂も長いようです。 上のヒロハクサフジ(広葉草藤)は、2005年7月15日にワッカ原生花園で撮影したものです。 ヒロハクサフジ(広葉草藤)の特徴 ヒロハクサフジ(広葉草藤) 2006年7月4日 撮影 礼文島 ...
センダイハギ(先代萩)の育て方|ゲンゲ(レンゲソウ)
センダイハギ(先代萩)は、マメ科・センダイハギ属で北海道~本州、樺太、朝鮮、東シベリア、北アメリカなど北方の海岸に自生する高さ40~80cmの多年草で、黄色のマメ科らしい花が目を引きます。 わが家も現在種から育てていてかなり育っていますが、間もなく花を見ることが出来るのではないかと思っています。 北海道などの寒冷地で花を写していますが、日当たりさえよければ関東地方では問題なく育つようです。 田植え前の田をピンクに染めるレンゲソウは、春の田園の風物詩だっが、化学肥料の全盛であまり見かけなくなっている、マメ科 ...
クズ(葛)、コマツナギ(駒繋ぎ)
クズ(葛)は、マメ科・クズ属で日本全土の山野に普通に見られる蔓性の多年草です。 昔はいたるところで見られましたが、現在は身近なところは整備されているのであまり出会うことがありませんが、山間に行くと出会うことがあります。 和名は、根からとった澱粉が葛粉で、大和の国栖(くず)が葛粉の山地であったことによるといいますが現在もくずは様々な食品として利用されています。 コマツナギ(駒繋ぎ)は、マメ科・コマツナギ属で草地や川の土手、道ばたなどの日当たりが良く、やや乾いたところに群生します。クズを小さくしたような花が咲 ...
カワラケツメイ(河原決明)とカッシア・ディディモボトリア(コヤシセンナ)の特徴
カワラケツメイ(河原決明)は、本州、四国、九州の河原や道ばたなどに生える高さ30~60cmの多年草で、マメ科 カッシア(カワラケツメイ)属の植物です。 私は袋田の林床で咲いていいる花を始めて見ましたが、優しそうな花でした。 エチオピアに自生しているというマメ科 カッシア(カワラケツメイ)属のカッシア・ディディモボトリア(コヤシセンナ)をとちぎ花センターで写しましたが、よく似ていましたが、日本に自生する花はたなぜかおやかに感じました。 上のカワラケツメイ(河原決明)は、2003年9月30日に袋田で撮影したも ...
エニシダ(金雀枝)の育て方|セイヨウミヤコグサ(西洋都草)
エニシダ(金雀枝)は、マメ科・エニシダ属でヨーロッパ、北アフリカ、カナリア諸島、アジア原産で江戸時代の延宝年間に渡来し、寒さや潮風にも強いので海岸地方や路傍にも広く植えられています。 現在は栽培していませんが、以前に植えていた時は5月の庭が黄金色に輝いていました。 下に、マメ科・ミヤコグサ属のセイヨウミヤコグサ(西洋都草)を載せています。 上のエニシダ(金雀枝)は、自宅で2005年6月18日に裏磐梯付近で撮影した花です。 エニシダ(金雀枝)の特徴と育て方 和名 エニシダ(金雀枝) 学名 ...
アカバナマツムシソウ(クナウティア・マケドニカ)とクナウティア・アルベンシス
アカバナマツムシソウ(クナウティア・マケドニカ)は、スイカズラ科・クナウティア属でスカビオサ属(マツムシソウ属)によく似ていて区別が難しいですが、花序の中に小苞がない事でクナウティアに入るようです。マツムシソウ科はスイカズラ科に移動しました。 下のはクナウティア・アルベンシスは日光植物園で写したものです。 上のアカバナマツムシソウ(赤花松虫草)は、2004年12月17日に井頭公園(高山植物館)撮影した花です。 アカバナマツムシソウ(赤花松虫草)の特徴と育て方 和名 アカバナマツムシソウ(赤花松虫草) 別名 ...
キリンソウ(黄輪草)とホソバノキリンソウ(細葉の黄輪草)の比較
キリンソウ(黄輪草)はベンケイソウ科・キリンソウ属で、北海道、本州、四国、九州の高山帯の海岸の岩上や山地草原、林縁に生える多年草です。 ホソバノキリンソウ(細葉の黄輪草)はベンケイソウ科・キリンソウ属で、北海道、本州(中部地方以北)の山地草原や林内に生える多年草です。 ホソバノキリンソウは、キリンソウに似るが、葉は細く、長さ3~6cmの披針形~倒卵状披針形で、鋸歯が基部まであり、花が密につくことで区別できます。 上のキリンソウ(黄輪草)は、2006年8月25日に麦草峠で撮影したものです。 キリンソウ(黄輪 ...
イワベンケイ(岩弁慶)とホソバイワベンケイ(細葉岩弁慶)の比較
イワベンケイ(岩弁慶)、ホソバイワベンケイ(細葉岩弁慶)はベンケイソウ科・イワベンケイ属で、イワベンケイは北海道、本州(中部地方北部)、北半球の寒冷地の高山帯の風当たりの強い岩場や乾いた草地に生える多年草で、ホソバイワベンケイは北海道、本州(東北地方~関東地方北部)の高山帯の風当たりの強い礫地や岩場に生える多年草で日本固有種です。 花の色や形などいているところが多いですが、ホソバイワベンケイは葉がかなり細く、葉の形で区別することが出来ます。 上のイワベンケイ(岩弁慶)は、2006年6月4日に礼文島で撮影し ...
ノブドウ(野葡萄)の育て方|ヤマブドウ(山葡萄)、ヤブガラシ(藪枯らし)
ノブドウ(野葡萄)はブドウ科・ノブドウ属で、全国の山地に生えるつる性の落葉低木です。葉は互生。葉身は長さ8~11cm、幅5〜9cmのほぼ円形で、3~5裂しますが、葉の形は個体差がかなりあるようです。 私は盆栽用の苗をいただいたので、草物盆栽にしていますが、まばらにしか実をつけることがありません。 ヤマブドウ(山葡萄)は、ブドウ科・ブドウ属で、北海道、本州、四国、南千島、サハリンの山地に生えるつる性の落葉低木で、雌雄異株です。 ヤマブドウは日本固有のブドウで、最近はワインやジュースの原料として注目されていま ...