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kako

    アセビ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/24

    アセビ(馬酔木)、ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の特徴

    アセビ(馬酔木)はツツジ科・アセビ属で、山形、宮城以南の本州、四国、屋久島までの九州の山地の日当たりの良いところに生育する、高さ1~8m、直径5~10cmになる常緑低木~小高木です。 枝先の葉腋から円錐花序をだし、白色の長さ6~8㎜の細い壷形の花が垂れ下がって咲きます。とてもきれいな花ですが、枝葉には有毒な成分があります。 ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)は、ツツジ科・エリカ属で、南アフリカ原産の花径は5㎜位の可憐な花が咲き、放置すると高さ2m位になる常緑小低木で、耐暑性、耐寒性がありますが、北風の当たらな ...

    ハンカチノキ

    自然の中の花科名ーナ行

    2021/1/19

    ハンカチノキ(Davidia involucrata)の特徴

    ハンカチノキ(Davidia involucrata)はヌマミズキ科・ダビディア属の植物で、落葉高木で高さ20mにもなり、ヨーロッパでは植物園や公園でよく利用されているようです。 5~6月ごろに白い大きな苞のついた花をつけ、これが純白のハンカチを2枚つるしたように見えるので、「ハンカチノキ」とか「ハトノキ」と言われていて、以前はハンカチノキ科としていて1科1属1種でしたが、新しいAPG植物分類体系ではヌマミズキ科に入っています。 上のハンカチノキ(Davidia involucrata)は、2005年5月 ...

    ムシトリスミレ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/20

    ムシトリスミレ(虫取菫)の特徴

    ムシトリスミレ(虫取菫)はタヌキモ科・ムシトリスミレ属の植物で、北海道、本州(中部地方以北)、四国(石立山)の低山帯~高山帯の湿った草地や岩場に生える食虫植物です。 葉は根生し、表面に繊毛が密生し、長さ2~7cmの柄の葉の間から花茎をのばして紫色のスミレにいた可憐な花を咲かせます。 小さな毛の密生した葉の表面から粘液を出し、虫を捕えて消化しますが、粘液がこぼれないように、下の写真のように葉の縁が反り返っています。 上のムシトリスミレ(虫取菫)は、2003年8月23日に八方尾根で撮影したものです。 ムシトリ ...

    タニソバ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/16

    タニソバ(谷蕎麦)とソバ(蕎麦)

    タニソバ(谷蕎麦)はタデ科・イヌタデ属の植物で、全国の田のあぜや山地の湿ったところに生える高さは10~40㎝の1年草で、茎は分枝して横に広がります。 また、種を収穫してなじみの深いソバ(蕎麦)は、タデ科・ソバ属で中国雲南地方、東南アジア原産です。 やせ地で、夏に種を播けば秋に収穫できることから、ソバを栽培している地方が多くあります。 上のタニソバ(谷蕎麦)は、2006年8月25日に八千穂高原自然園で撮影したものです。 タニソバ(谷蕎麦)の特徴 タニソバ(谷蕎麦) 2005年9月12日 撮影 三国山 タニソ ...

    アキノウナギツカミ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/6

    アキノウナギツカミ、ヤノネグサ、ママコノシリヌグイの比較

    アキノウナギツカミ(秋の鰻攫)、ヤノネグサ(矢の根草)、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)はタデ科・イヌタデ属の植物です。 アキノウナギツカミは、水辺などに生える高さ0.6~1mの1年草で、葉は互生し長さ5~10㎝の卵状披針形~長披針形で、基部は矢じり形で、茎を抱くようにはりだしているのが特徴で、茎に短い刺があり、「鰻でもつかめる」という意味からつけられました。 ヤノネグサは、水辺や湿地に生える高さ約50cmの多年草で、葉の形が矢じり形をしているところから名がついていて、葉柄がはっきりしているのも特徴にな ...

    ミゾソバ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/15

    ミゾソバ(溝蕎麦)とシロバナミゾソバ(白花溝蕎麦)

    ミゾソバ(溝蕎麦)はタデ科・イヌタデ属で、田の畦や水辺など、やや湿ったところに群生する高さ0.3~1mの1年草で、茎には下向きの刺があり下部は地を這います。 シロバナミゾソバ(白花溝蕎麦)は、ミゾソバの品種で純白の花を咲かせます。似ている花にヤマミゾソバもあり、確定するには種を見る必要があるようです。 上のボントクタデ(凡篤蓼)は、2004年10月24日に花之江の郷で撮影したものです。 ミゾソバ(溝蕎麦)の特徴 ミゾソバ(溝蕎麦) 2003年9月30日 撮影 袋田 ミゾソバ(溝蕎麦) 2003年9月27日 ...

    ボントクタデ

    自然の中の花科名ータ行

    2022/1/11

    ボントクタデ(凡篤蓼)とサクラタデ(桜蓼)の比較

    ボントクタデ(凡篤蓼)とサクラタデ(桜蓼)はタデ科・イヌタデ属で、本州、四国、九州、沖縄の水辺や湿地に生えるの植物ですが、ボントクタデは0.7~1mの1年草、サクラタデは、高さ0.5~1mの多年草で、地下茎を横にのばして増えます。 ボントクタデの花被は長さ約3㎜で小さく、サクラタデの花は直径約8mm、花被は長さ約6mmと大きく華やかな感じのある花です。 上のボントクタデ(凡篤蓼)は、2004年9月18日に花之江の郷で撮影したものです。 ボントクタデ(凡篤蓼)の特徴 ボントクタデ(凡篤蓼) 2004年9月1 ...

    オンタデ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/10

    オンタデ(御蓼)、ウラジロタデ(裏白蓼)、オヤマソバ(御山蕎麦)の比較

    オンタデ(御蓼)とウラジロタデ(裏白蓼)はタデ科・オンタデ属で、高山帯の砂礫地や崩壊地に生える高さ30~100cmの大型の多年草で、オンタデはウラジロタデの変種です。 オンタデもウラジロタデも葉は大きく、葉身は幅10~15cm、ですが、オンタデは葉の裏面に毛があるが、緑色で、ウラジロタデは裏面は綿毛が密生して白いことなどから区別ができます。 生育地や全体の姿はオンタデもウラジロタデと同じだが、分布域は異なるようで、北アルプスの立山や針の木岳には両方ともあるが白馬岳にはウラジロタデだけ、槍ガ岳、穂高岳、乗鞍 ...

    ハナタデ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/10

    ハナタデ(花蓼)、イヌタデ(犬蓼)、オオイヌタデ(大犬蓼)の比較

    ハナタデ(花蓼)、イヌタデ(犬蓼)、オオイヌタデ(大犬蓼)はタデ科・タデ属で、日本全土の道ばたや畑、荒地などにごく普通に生える植物です。 イヌタデ(犬蓼)は子供のころにアカマンマと呼びままごとなどに使った花で、より身近にな花ですが、ハナタデは草丈はイヌタデより高いものの花が小さく目立たないために名前のわりには知られていません。 オオイヌタデは、高さ0.8~2mの1年草で、茎はよく分枝して節が膨らみ、大きくなるので目立ちます。 上のハナタデ(花蓼)は、2004年9月10日に上三依水生植物園で撮影した花です。 ...

    オノエイタドリ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/10

    オノエイタドリ(フジイタドリ)、ベニイタドリ(メイゲツソウ)とイタドリの特徴

    オノエイタドリ(フジイタドリ)は、本州の中部地方以北の亜高山帯~高山帯の砂礫地に生える高さ30~50㎝多年草で、イタドリの変種になっています。 ベニイタドリ(メイゲツイタドリ)は全国の山野のいたるところに生える高さ0.5~1.5mの多年草で、イタドリの品種になっています。 イタドリも同じようなところに生えますが、変化が多く上の写真のように花や果実が赤いものをベニイタドリ(メイゲツイタドリ)といいます。 上のベニイタドリ(メイゲツイタドリ)は、2004年7月18日に池の平湿原で撮影した花です。 オノエイタド ...

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/16

    タカネスイバ(高嶺酸葉)、ヒメスイバ(姫酸葉)、スイバ(酸葉)の比較

    タカネスイバ(高嶺酸葉)は、タデ科・ギシギシ属で、北海道、本州(月山、飯豊山、谷川岳、尾瀬、湯ノ丸山、北・中央・南アルプス、八ヶ岳、白山)、ユーラシア北部の亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草で、高さ30~100cmになります。 ヒメスイバ(姫酸葉)は、同じくタデ科・ギシギシ属で、ユーラシア原産。北海道~九州の各地に広がる帰化植物で道ばたや荒地に多い無毛の1年草又は多年草です。 自生場所が異なることから自生地で分かることもありますが、ヒメスイバは、と、葉は細い矛形、長さ2~7㎝、先は鋭形か鈍形と、タカネス ...

    センリョウ(千両)

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/4/5

    センリョウ(千両)の育て方

    センリョウ(千両)は、センリョウ科・センリョウ属で、中部地方以西から琉球半島、朝鮮半島南部、台湾、中国、インド、マレー半島に自生する常緑小低木で、正月の縁起物として人気の高い植物です。です。 冬に生け花などに使った実を播くと翌年には発芽します。私も種を播いたことがありますが、発芽率は良い方でした。 よく似ている、マンリョウ(万両)や、カラタチバナはサクラソウ科ですが、ヒトリシズカ、フタリシズカがセンリョウ科です。  上のセンリョウ(千両)は、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影した花です。 センリョ ...

    ヤシャゼンマイ

    春の花・山野草の育て方

    2021/1/16

    ヤシャゼンマイ(夜叉薇)の育て方|仲間のゼンマイ(薇)

    ヤシャゼンマイ(夜叉薇)は、ゼンマイ科・ゼンマイ属で、本州、四国、九州の渓流の増水時に水をかぶるような場所の岩場に生えます。 ゼンマイが渓流の流れにも耐えれるように進化した種で、葉の小羽片が水の抵抗を受けにくいような細い楕円形になっています。 持ち越した株が鑑賞価値に優れることから、山野草愛好家に好んで育てられているようで、私も数本の株を育てています。 水を切らすと葉が傷んでしまいますが、そのほかはとても丈夫で育てやすく、草もの盆栽にすると植え替えをしないで数十年は見ることが出来そうです。 下にゼンマイの ...

    マルバトウキ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/19

    マルバトウキ(丸葉当帰)とハマボウフウ(浜防風)の特徴

    マルバトウキ(丸葉当帰)は、セリ科・マルバトウキ属で、北海道、本州北部から樺太、千島、カムチャッカ、アラスカの海岸に生える多年草で、全草無毛です。 ハマボウフウ(浜防風)は、セリ科・ハマボウフウ属で、日本全土の海岸の砂地に生える高さ5~30㎝の多年草で、茎の上部や花序には白い軟毛が密生します。 どちらも海岸に生える多年草ですが、一目見ただけで違いが分かるように、マルバトウキは葉にもつやがあり全草無毛で、ハマボウフウ、は茎の上部や花序には白い軟毛が密生するので、白ぽく見えます。  上のマルバトウキ(丸葉当帰 ...

    オオチドメ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/10

    オオチドメ(大血止)の特徴

    オオチドメ(大血止)は、セリ科・チドメグサ属で、全国の山野にごく普通に生える多年草です。 チドメグサの葉が、直径1~1.5cmであるのに比べ、直径2~2.5㎝の腎円形で、切れ込みは浅く、基部は深い心形。ふちには鈍い鋸歯があります。 球状の花序は葉腋からのびた1個の長い柄に付き、葉より高くなります。緑白色の花は小さく1花序に20数個が集まって付きます。花弁5個は平開し、雄蕊は5個雌蕊は1個。  チドメグサ属にはオオチドメの他、チドメグサ、ヒメチドメ、ノチドメ、オオバチドメがあります。 上のオオチドメ(大血止 ...

    ハクサンサイコ

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/18

    ハクサンサイコ(白山柴胡)

    ハクサンサイコ(白山柴胡)は、セリ科・ミシマサイコ属で、本州(中部地方以北)の亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草です。 八方尾根で見ることが出来ましたが、独特の花姿で、花時に出会うことが出来可憐な淡い黄色の花と果実を見ることが出来ました。  ミシマサイコ属は、日本に6種あるようですが、ホソバのコガネサイコは北海道の夕張山地と日高山地、オオハクサンサイコは北岳、レブンサイコは北海道と比較的高山帯に自生し、ミシマサイコは本州から四国・九州の日当たりの良い山野に自生し、コガネサイコはホタルサイコの変種で ...

    シャク

    自然の中の花科名ーサ行

    2018/2/25

    シャク(杓)、コリアンダーの特徴

    シャク(杓)は、セリ科・シャク属で、全国の山野の湿り気のある草地に生える高さ0.7~1.4mの多年草です。葉は2回3出複葉で小葉は細かく切れ込みます。 ニンジンやパセリの仲間で葉の形がよく似ています。ヤマニンジンとも呼ばれて、サラダやてんぷらとして食べることが出来ます。  コリアンダーは、セリ科・コリアンドルム属で西アジア、北アフリカ原産ですが、葉をハーブあるいは葉菜として、果実をスパイスとして用いられます。 上のシャク(杓)は、2008年6月24日に北海道 小清水原生花園で撮影した花です。 シャク(杓) ...

    ヤブニンジン

    自然の中の花科名ーサ行

    2021/1/16

    ヤブニンジン(藪人参)、ヤブジラミ(藪虱)、セントウソウ(仙洞草)の比較

    ヤブニンジン(藪人参)は、セリ科・ヤブジラミ属で、全国の林のふち、竹やぶなどの日陰に生える高さ30~70cmの多年草です。ヤブジラミ(藪虱)はセリ科・ヤブジラミ属で、野原や道端に普通に生える高さ30~70㎝の2年草で、花の時期には葉の形を見て区別します。 ヤブニンジン(藪人参)の葉は、長さ7~30cmの2回3出羽状複葉で、薄くて柔らかく裏面は白っぽいのに比べ、ヤブジラミはの小葉は羽状披針形で、細かく切れ込みます。ヤブニンジンの果実は約2cmのこん棒状なのに比べて、ヤブジラミの果実は卵状長楕円形でかぎ状に曲 ...