クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)とカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)の特徴
クロバナヒキオコシ(黒花引起こし)とカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)は、シソ科・ヤマハッカ属の山地に生える多年草ですが、クロバナヒキオコシはその名のごとく花冠は暗紫色で長さ5~6㎜小さな花が咲きます。 カメバヒキオコシは葉の形が卵円形で先端が3裂し、中央の裂片は尾状に長くのびる形から名前が付いたように葉を見れば区別ができます。 見分けるのが難しいしそ科の植物の中で比較的見分けることが可能なのが、クロバナヒキオコシとカメバヒキオコシかもしれません。 しそ科の植物は見分けるのが難しく、図鑑と睨めっこをすること ...
セキヤノアキチョウジとタカクマヒキオコシの比較
セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)とタカクマヒキオコシ(高隈引起こし)は、シソ科・ヤマハッカ属の山地の木陰に生える多年草ですが、セキヤノアキチョウジは関東地方と中部地方に分布し、セキヤノアキチョウジは関東地方以西の太平洋側と四国、九州に分布します。 セキヤノアキチョウジは関東地方では見ることの多い植物ですが、タカクマヒキオコシは、日光植物園で見ただけで、分布は見ることが出来ませんでした。 セキヤノアキチョウジの細長い花柄の先にやや総状に青紫色細長いの唇形花を付ける様子は何度も見ているうちにわかるようにな ...
プレクトランサス‘ケープエンジェル’
プレクトランサス‘ケープエンジェル’は、シソ科・ハッカ属の日本全土の日当たりが良くてやや湿り気のある所に自生する多年草です。 目が疲れたとき、葉をもんで目をこすり、目薬のかわりに用いたので目草とも言います。古くは目貼リ草、目ざめ草とも呼んだようです。 葉っぱを軽くこするとただよう清涼感のある香りが特長で、ハーブとして有名な植物です。 仲間のミントは北半球の温帯やアフリカに25種が分布しているようですが、日本にはハッカの他、稀にヒメハッカが見られるようです。 上のプレクトランサス‘ケープエンジェル’は200 ...
ハッカ(薄荷)の特徴ーシソ科・ハッカ属
ハッカ(薄荷)は、シソ科・ハッカ属の日本全土の日当たりが良くてやや湿り気のある所に自生する多年草です。 目が疲れたとき、葉をもんで目をこすり、目薬のかわりに用いたので目草とも言います。古くは目貼リ草、目ざめ草とも呼んだようです。 葉っぱを軽くこするとただよう清涼感のある香りが特長で、ハーブとして有名な植物です。 仲間のミントは北半球の温帯やアフリカに25種が分布しているようですが、日本にはハッカの他、稀にヒメハッカが見られるようです。 上のハッカ(薄荷)は2004年9月18日に花之江の郷で撮影したものです ...
トウバナ属のクルマバナ、ミヤマトウバナ、イヌトウバナの比較
クルマバナ(車花)、ミヤマトウバナ(深山塔花)、イヌトウバナ(犬塔花)は、のトウバナ属の多年草ですが、車花はその名のように、唇弁花を数段輪生することから区別が出来そうですが、ミヤマトウバナ(深山塔花)、イヌトウバナ(犬塔花)はとてもよく似ています。 ミヤマトウバナ(深山塔花)は20~80cmと少し大きく、自生地が北海道と本州の近畿地方以北となっているのに対して、イヌトウバナ(犬塔花)は、全国に分布していて、20~50㎝少し小さく、葉の裏面に腺点があることで区別するようです。 上のクルマバナ(車花)は、20 ...
テンニンソウ(天人草)の特徴
テンニンソウ(天人草)はシソ科・テンニンソウ属の日本全土の山地の木陰に生える多年草で、落葉樹林内または山地の木陰に大群落をつくるということです。 私は自生の花を見たことがなく、日光植物園で出会いましたが、かなりの群生だったことから、想像がつきます。 群生をしている花に出会うことができ、その生態を見ることが出来たら嬉しいだろうと思っています。 上のテンニンソウ(天人草)は、2004年8月22日に、日光植物園で写したものです。 テンニンソウ(天人草)の特徴 テンニンソウ(天人草) 2003年9月14日 撮影 ...
ヒメシロネ(姫白根)とエゾシロネ(蝦夷白根)の比較
ヒメシロネ(姫白根)とエゾシロネ(蝦夷白根)は共に、シソ科・シロネ属の花ですがどちらも写してみて比べて見ましたがとても似ています。 自生地は同じようなところのようですが、エゾシロネに比べて、ヒメシロネの方が花も草丈も葉も全体的に大きいこと、鋸歯がヒメシロネの方が鋭いことなどから区別が出来そうです。 エゾシロネの花はかなり小さく、技術不足の私ははっきりと写すことが出来ないくらい小さく2㎜くらい、エゾシロネは5㎜くらいありました。 上のヒメシロネ(姫白根)は、2005年8月11日に、尾瀬で写したものです。 ヒ ...
ジャコウソウ(麝香草)とアシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草)の比較
ジャコウソウ(麝香草)とアシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草)は、シソ科・ジャコウソウ属の花でとてもよく似ています。 ジャコウソウ(麝香草)が、全国の山地の谷間の湿り気のあるところに生える、高さ0.6~1mの多年草であるのに対して、アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草)は静岡、山梨両県の山地に生える多年草だということです。 自生地だけでなく、アシタカジャコウソウは、ジャコウソウに比べて全体に小さく、茎、葉柄、葉、萼などに多数の立った毛が生えていますが、写真からも確認できると思います。 限られた場所に咲くアシタカジ ...
サルビア・コッキネア 'コーラルニンフ' とサルビア・アズレア
サルビア・コッキネア 'コーラルニンフ' とサルビア・アズレアは、とても素敵な色の対照的な花を咲かせるサルビアの仲間です。 サルビア・コッキネア 'コーラルニンフ'は、緑化祭跡地で写しましたが、あまり栽培されていないのか、長いこと名前が分かりませんでしたが、やっと名前や詳細を知ることが出来ました。 サルビア・アズレアは、北アメリカの比較的標高の高い地方に分布しているようなので、寒さには強いようですが、夏の高温多湿には弱いようです。 しかし、秋咲きなので、7月頃に短くカットすると、普通は1mにもなりますが、 ...
サルビア・レウカンサ、ラベンダーセージ
サルビア・レウカンサ、ラベンダーセージはどちらも草丈が1m以上になる大型のサルビアの仲間で、紫や青の鮮やかな花を咲かせます。 少し寒さには弱いようですが、寒冷地ではない限り、株は枯れても根は残って翌年も花を咲かせるので、株を藁などで保護して置くとよいようです。 また少し丈低く咲かせるのは、7月に低く剪定すると良いようですが、遅くなると花が付かないことがあるので遅くならないようにします。 上のサルビア・レウカンサは、2003年11月23日に、三毳ハーブガーデンで写したものです。 サルビア・レウカンサの特徴と ...
オドリコソウ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザの比較
オドリコソウ(踊り子草)、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)、ホトケノザ(仏座)はシソ科・オドリコソウ属同じ仲間で、花は似ていますが、それぞれ特徴があり、見比べれば間違うことはありません。 ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)、ホトケノザ(仏座)は住宅地の中の植込みや空き地でも見かけますが、オドリコソウ(踊り子草)は山に行かなければ、自然に生えているものには出会えないと思います。 私が出会ったのは霧が峰高原で、形は帰化植物のヒメオドリコソウに似ていますが、花の大きさがかなり違います。 上のオドリコソウ(踊り子草)は ...
イボザ属のフブキバナ(吹雪花)とトウバナ属のカラミンサ・ネペタ
フブキバナ(吹雪花)は、シソ科・イボザ属の南アフリカのナタール州やトランスバール州原産の非耐寒性の低木状の多年草で、花盛りのときは白くて小さな花が吹雪が舞っているようなのでこの名があります。 カラミンサ・ネペタは、シソ科・トウバナ属の南ヨーロッパや地中海沿岸地域原産の草丈40cmあまりの多年草で夏から秋まで花期が長いのが嬉しい花です。 かなり違った性格のシソ科の花ですが、一緒に紹介させていただきました。 上のフブキバナ(吹雪花)は、2004年1月9日に、とちぎ花センターで写したものです。 フブキバナ(吹雪 ...
シソ科のヒメジソ(姫紫蘇)、イヌゴマ(犬胡麻)、シソ(紫蘇)の比較
ヒメジソ(姫紫蘇)は、シソ科・イヌコウジュ属の日本全土の山野の林のふちや道ばたに生える高さ20~60cmの1年草で、しそ科特有の可憐で小さな唇形花を付けます。 このような小さな花は見るよりはマクロ写真で写すととっても魅力的な花であることを感じます。 イヌゴマ(犬胡麻)は、シソ科 イヌゴマ属で日本全土の湿地に生える高さ40~70cmの多年草です。 シソは、の中国中南部、ヒマラヤ、ビルマ原産の1年草で、香りが良く食用に利用されます。わが家は零れ種で毎年芽生えますので、新鮮な葉を取って便利に利用しています。 何 ...
ミヤママタタビ(深山木天蓼)の特徴
ミヤママタタビ(深山木天蓼)は、サルナシ科・マタタビ属の深山に生える落葉のつる植物で、葉は互生。こずえの葉は特に白色、花後に赤色を帯びます。 マタタビの木をまだ知らなかったころ、山道を車で歩くと新芽が白い葉をたくさん見かけ、何だろうと思っていましたがマタタビの気であることが分かり謎が解けたようでとても嬉しく思いました。 得に目立つ季節があったので、その時はマタタビの花が咲いていることを教えてくれていたようです。 場所によってはかなりたくさん見たので、かなり多く自生してたようです。 上のミヤママタタビ(深山 ...
サラセニア科のムラサキヘイシソウ(紫瓶子草)とヘリアンフォラの特徴
ムラサキヘイシソウ(紫瓶子草)は、サラセニア科・サラセニア属の沼地の多い泥炭地域に広く生育している多年草の食虫植物で、北アメリカの東岸、カナダからアメリカのフロリダ州、ミシシッピー州に分布しています。 ヘリアンフォラは植物園で花が咲いている時に見ることが出来ましたが、ギアナ高地固有の食虫植物で、ベネズエラの霧深い場所に自生していて、栽培には高湿度を維持する必要があるようですが、育てている方がかなりいることに驚きました。 上のムラサキヘイシソウ(紫瓶子草)は、2005年5月31日に日光植物園で撮影したもので ...
アオマムシグサ(青蝮草)とマムシグサ(蝮草)の比較
アオマムシグサ(青蝮草)は、山地や原野の湿った林床に生え、仏炎苞が緑色になるものをアオマムシグサというようです。 しかし、マグシグサは、変異が著しく中間的な形態を示すものも多く、植物学者でも分類が異なるため、分類が難しいようですが一般的に、アオマムシグサ、マグシグサと思われるものを載せています。 マムシグサは、テンナンショウ属の中でもあまり好かれない植物なのはマムシを思い起こさせる植物だからのようです。 わが家は近くに山はありませんが、何かの種についてきたのか、1昨年あたりから咲き始めたので抜きましたが、 ...
斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)、ウラシマソウ(浦島草)の育て方|仲間のムサシアブミ(武蔵鐙)
斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は、サトイモ科・テンナンショウ属の球根植物で、九州の山地を中心に分布するテンナンショウの仲間です。 テンナンショウ属にはいろいろな植物があり、あまり好まない方もいるようですが、我が家は、銀葉ヒメウラシマソウ(銀葉姫浦島草)とユキモチソウを育てています。 斑入りヒメウラシマソウ(斑入り姫浦島草)は分球して殖えますが、ユキモチソウは分球しないので、種を播くことになりますが、結実すればたくさんの種が採れて、早くて3年で花が咲きます。 斑入りヒメウラシマソウ(銀葉姫浦島草) ...
セキショウ、の育て方|仲間のショウブの特徴
セキショウ (石菖)は、水辺に群生する常緑の多年草で、葉が美しいことから良く栽培され、現在は斑入りや小型種などの園芸品種が出回っています。 私は草物盆栽を作るので、下草としてよく利用するので、斑入り種や黄金種などを栽培しています。 ショウブ(菖蒲)は、水辺に群生する常緑の多年草で、葉は長さ0.5~1m、幅1~2cmになり、全体に芳香があります。端午の節句に使う菖蒲湯にはこのショウブを使います。 以前はサトイモ科に分類されていましたが、現在はショウブ科になっています。 上の斑入りセキショウ (正宗)は、20 ...