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kako

    アズマヤマアザミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/7

    アズマヤマアザミ(東山薊)

    アズマヤマアザミ(東山薊)は、関東地方、中部地方の山林内や林縁に生えて高さ1.5~2mになる多年草です。 総苞は細い円筒形で、クモ毛があり、やや粘着します。 関東地方の内陸部の山間では、秋にはかなり見かけます。小さな頭花が穂状にびっしりつくことで見分けられますが、交雑種も多いようなので、アザミ見分けるのは 多くの個体を観察することが必要のようです。 上のアズマヤマアザミ(東山薊)は、2005年10月12日に名草巨石群近辺で写した花です。 アズマヤマアザミ(東山薊)の特徴 アズマヤマアザミ(東山薊) 200 ...

    ノハラアザミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2018/10/12

    ノハラアザミ(野原薊)とノアザミ(野薊)の比較

    子供のころからなじんでいたアザミはノハラアザミとノアザミでした。どちらも山野に普通に生える高さ0.5~1mの多年草です。 他のアザミのような一目でわかるような特徴は、子供の時は感じることが出来ませんでしたが、ノアザミは花の総苞が、僅かに凹凸はありますがほぼ平滑で、粘液を出して粘着することと春に咲くことで区別ができます。 ノハラアザミは初夏から秋まで咲いていることから出会うことが多く、ノハラアザミの花の総苞は粘らず、総苞片は棘のように尖って斜上します。 アザミというとノアザミかノハラアザミを思いますが、ノア ...

    オゼヌマアザミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/10

    限られた地域のオゼヌマアザミ、ヤツタカネアザミ、ジョウシュウオニアザミ、オニアザミ

    ここには、限られた地域でで見られる、オゼヌマアザミ(尾瀬沼薊)、ヤツタカネアザミ(八高嶺薊)、ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)を載せていますが、それぞれ個性があるアザミですが、ほかい似た品種もあるので、自生地で見分けると見分けやすくなりそうです。 オゼヌマアザミ(尾瀬沼薊)は、尾瀬の特産で、湿地に稀れに生える高さ50~120cmの多年草ということですが、偶然に花時に行くことが出来てたくさんの花を見ることが出来ましたが、特徴のあるアザミでした。 ヤツタカネアザミ(八高嶺薊)は、八ヶ岳周辺の山地~高山帯の草 ...

    ナンブタカネアザミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/10

    ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊)、ウゴアザミ(羽後薊)、ダイニチアザミ(大日薊)―高山帯付近に自生

    ここには、高山帯近辺で見られる、ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊)、ウゴアザミ(羽後薊)、ダイニチアザミ(大日薊)を載せていますが、いずれも日本固有種です。 ナンブタカネアザミ(南部高嶺薊)は、本州の八幡平、秋田駒ケ岳、鳥海山、月山、朝日岳などの東北地方で見られる多年草ですが、私は月山で写しました。 ウゴアザミ(羽後薊)も、本州の八幡平、秋田駒ケ岳、鳥海山、月山、朝日岳などの東北地方に見られますが、月山の頂上付近に群生をしていました。 ダイニチアザミ(大日薊)は、本州の頸城山地、天狗原山、白馬山系の長野県か ...

    ナンブアザミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/10

    ナンブアザミ(南部薊)と変種のタイアザミ(トネアザミ)、イガアザミ(毬薊)

    ナンブアザミ(南部薊)は、キク科・アザミ属の中部地方以北に分布しますが、東北地方で普通にみられ、分布範囲が広く、変異が多い多年草です。 アザミを見分けるのは難しいのですが、日光植物園で名札の付いた、ナンブアザミを写すことが出来たことから見分けることが出来るようになりました。 変種の、タイアザミ(トネアザミ)、イガアザミ(毬薊)の変種の写真を写しているので、一緒に載せています。 上のナンブアザミ(南部薊)は、2005年9月20日に三国山で写した花です。 ナンブアザミ(南部薊)の特徴 ナンブアザミ(南部薊)  ...

    ノゲシ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/6

    ノゲシ(野罌栗)、アキノノゲシ(秋の野芥子)、ブタナ(豚菜)

    ノゲシ(野罌栗)は、キク科・ノゲシ属の日本全土の道ばたや畑の縁などに生える、高さ0.5~1mの2年草ですが、踏まれたりおられたりするためかそれほど大きくなっているのは見かけませんでしたが、雑草で綿毛が飛んで殖えます。 アキノノゲシ(秋の野芥子)は、キク科・アキノノゲシ属で、仲間ではありませんが、日当たりの良い荒地や草地などに生えることから、大きく育った姿を見かけます。 花は淡い黄色で綺麗な花ですが、繁殖力が強いために庭植には向きません。 葉が披針形で深裂しない、ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野罌粟)も見かけ ...

    ツルニンジン

    自然野中の花科名ーカ行

    2023/1/10

    ツルニンジン(ジイソブ)とバアソブ(婆ソブ)の比較

    ツルニンジン(ジイソブ)は、キキョウ科・ツルニンジン属の日本全土の山麓や平地の林内に生える蔓性の多年草で、花冠は長さ2.5~3.5cmの広鐘形の花を咲かせます。 独特の花形から、見つけるのは難しくはありませんが、とてもよく似た、バアソブ(婆ソブ)という花があります。 花が少し小さく、全体に白い毛が散生しますが、花冠の内側の上部は紫色で下半部に濃紫色の斑点で、区別できます。 まだ、どこでも出会ったことがない花ですが、いつか出会うことが出来ればうれしいと思っています。ソブは長野県木曽地方の方言でそばかすのこと ...

    シデシャジン

    自然野中の花科名ーカ行

    2018/2/26

    シデシャジン(四手沙参)

    シデシャジン(四手沙参)は、日光植物園で写したので、名前がついていましたが、この花を調べるとなったらかなり苦労しそうな気がしました。 ヨーロッパアルプス、アペニン山脈原産のキキョウ科・フィテウマ属に、タマシャジンという変わった花の形のキキョウ科の花があり、私も育てていますが、最初から名前が分かっていても、キキョウ科ということには違和感を感じましたが、シデシャジン(四手沙参)もそれと同じくらいキキョウ科とは思えませんでした。 日光植物園で、花名と学名を見た時には、海外の花かと思いましたが、北海道、本州、四国 ...

    タニギキョウ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/16

    タニギキョウ(谷桔梗)は薄暗い林の中に咲いていた

    タニギキョウ(谷桔梗)を始めて見た時に、キキョウ科の植物だとすぐに分かりましたが、見たのは初めてだったのでとても興奮しました。 野草園や野山で花を見て歩くのが大好きなので、初めての花を見ても、近い仲間の花を思い浮かべることが常になっていて、キキョウ科ではないかと思いました。 家に帰り、図鑑を調べるとキキョウ科・タニギキョウ属のタニギキョウであることはすぐに分かりました。 その花に出会た時は午後で大きな葉が茂った場所に生えていたことから、薄暗く小さな花だったために、写真を写すのに苦労しました。家からあまり近 ...

    タカネクロスゲ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/8

    タカネクロスゲ、ミヤマホタルイ、アブラガヤーホタルイ属

    タカネクロスゲ(高嶺黒菅)は、カヤツリグサ科・ホタルイ属の植物で、北海道、本州の中部地方以北のハイマツ帯以上のやや湿った草原に生える多年草です。 八方尾根には時期が少しずれましたが、2年続けて行き、同じ場所で出会うことが出来ました。 仲間の湿地に生える、ミヤマホタルイ(深山蛍藺)とアブラガヤ(油茅)は尾瀬で出会いました。 それぞれの特徴と写真を下に載せています。 上のタカネクロスゲ(高嶺黒菅)は、2005年8月4日に八方尾根で写した花です。 タカネクロスゲ(高嶺黒菅)の特徴 タカネクロスゲ(高嶺黒菅) 2 ...

    ワタスゲ

    自然野中の花科名ーカ行

    2018/2/19

    カヤツリクサ科のワタスゲ、オオヌマハリイ、シマフトイ

    ワタスゲ(綿菅)は、カヤツリグサ科・ワタスゲ属の植物で、北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯~高山帯の湿原に生える多年草です。 大きな群生が各地の高層湿原にあり、観光客を楽しませてくれます。登山をしないとみられないところもありますが、湿原の近くまで車で行けるところもあるので、身近にみられる高山植物です。 ヒメワタスゲなども出回っていて、高山植物と同じように育てることで、家でも楽しむことが出来ます。 日光が当たる場所で、水を切らさないで育てるのがコツですが、枯れた枝や葉を切ったり、大きくなりすぎたら、根元か ...

    パピルス

    自然野中の花科名ーカ行

    2018/2/27

    カヤツリグサ属のパピルス、シュロガヤツリ、ヒメクグ(姫莎草)

    br /> パピルスは、カヤツリグサ科・カヤツリグサ属の植物で、北~中部アフリカに分布していて、古代エジプトで、紙の原料にされたことはよく知られています。 シュロガヤツリも同じ仲間で、日本にも数種がありますが、ヒメクグ(姫莎草)も同じ仲間です。 なかでも育てるのが楽な、パピルスは大型の観葉植物として栽培されているようです。 日光が当たる場所で、水を切らさないで育てるのがコツですが、枯れた枝や葉を切ったり、大きくなりすぎたら、根元から切って芽を出させることもできるので置き場所によっては利用価値の高い鉢物にな ...

    コミヤマカタバミ

    自然野中の花科名ーカ行

    2021/1/6

    コミヤマカタバミ、カントウミヤマカタバミ、カタバミ、アカカタバミの特徴

    コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科・カタバミ属の北海道、本州、四国、九州の深山の針葉樹林内に群生する多年草です。 コミヤマカタバミ(小深山傍食)の花は、基部に黄色の斑が入り、時に脈が淡紅色を帯びることが特徴です。写真のコミヤマカタバミは針葉樹林帯に生えており、基部が黄色であること、脈が淡紅色を帯びていることからコミヤマカタバミとしました。 カントウミヤマカタバミ(関東深山傍食)は、小葉の先端は切形で中央がへこみ、かどはは鈍端だったことによります。 下に、カタバミ(傍食)と葉が小さく、暗紫色のアカ ...

    オキザリス・バーシカラー

    自然野中の花科名ーカ行

    2018/2/16

    オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)|仲間の帰化植物のイモカタバミ、ムラサキカタバミ

    オキザリス・バーシカラー(Oxalis versicolor)は、カタバミ科・カタバミ属で南アフリカ原産の冬生育型のオキザリスで、花期は11月~2月の夏植球根です。 耐寒性なく半耐寒性ですので、窓辺などの日の当たる場所で管理することになります。日差しがあると花付も良くなるので、暖かな日はベランダなどの戸外に出してあげると良く育ちます。 赤い覆輪が尾ても可憐な花で、育てている方も多いようです。 イモカタバミ(芋傍食)、ムラサキカタバミ(紫傍食)は、カタバミ科・カタバミ属で同じ仲間ですが、繁殖力が強く関東地方 ...

    イケマ

    自然野中の花科名ーカ行

    2019/3/19

    カモメヅル属のイケマ、ツルガシワ|ガガイモ属のガガイモ

    イケマは、キョウチクトウ科・カモメヅル属で、北海道、本州、四国、九州の山地に生える蔓性の多年草で、山道の草むらなどで見かけることがあります。ガガイモ科は現在はキョウチクトウ科に分類されています。 ツルガシワは同じ仲間のキョウチクトウ科・カモメヅル属ですが、本州の中国地方、四国、九州の自生になっているので、関東地方在住のため、日光植物園で見ることが出来写真に写しました。 ガガイモ(蘿藦)は、キョウチクトウ科・ガガイモ属で、日当たりのよいやや乾いた原野に生える蔓性の多年草ということですが、造成地の調整池の土手 ...

    アスクレピアス

    自然野中の花科名ーカ行

    2022/7/2

    アスクレピアス(トウワタ)の種類と特徴

    アスクレピアス(トウワタ)は、オレンジと黄色のツートンカラーのクラサヴィカ種(Asclepias curassavica)とオレンジや黄色の花のツベロサ種(Asclepias tuberosa)があります。 クラサヴィカ種は寒さに弱く一年草扱いされますが、ツベロサ種は寒さに強く関東以西では冬越しができます。クラサヴィカ種は寒さに弱く1年草扱いですが、四季咲き性が強いことから、栽培されることが多くなっているようです。 植物園では冬も花が見られますが、公園などでも初夏から秋までを彩っています。 上のアスクレピ ...

    ビヨウヤナギ

    自然の中の花科名ーア行

    2023/1/10

    ビヨウヤナギ(未央柳)、タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)の特徴

    ビヨウヤナギ(未央柳)は、オトギリソウ科 オトギリソウ属の中国原産の花木で、庭や公園、道路の縁などに植えられている常緑小低木よく見かけます。 オトギリソウの仲間であることから、葉は薄く、明るい油点があり、柄はなく長さ4~7cmのオトギリソウに似た花を咲かせます。 タイリンキンシバイ(大輪金糸梅)も同じ仲間で、花も葉も良く似ていますが蕊の形が違っています。 上のビヨウヤナギ(未央柳)は、2003年6月16日に散歩道で撮影したものです。 ビヨウヤナギ(未央柳)の特徴と育て方 和名 ビヨウヤナギ(未央柳) 学名 ...

    ブーゲンビレア

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/19

    ブーゲンビレアの特徴

    ブーゲンビレアは、オシロイバナ科・ブーゲンビレア属で、つる性、熱帯花木の代表的なもので、鑑賞温室などに地植えになっています。 熱帯植物園に行くと必ずと言って良いくらいに目にする花木で、萼の色が豊富でとても華やかな感じがします。 熱帯植物のわりには、寒さにも強く、丈夫な植物で、霜の降りない暖地では庭植でも育てられるようです。水と肥料が多いと葉ばかり茂るので、葉と肥料の加減が必要なようです。 上のブーゲンビレアは、2004年12月17日に井頭公園(熱帯生態館)で撮影したものです。 ブーゲンビレアの特徴と育て方 ...