スポンサーリンク

kako

    ヘラオオバコ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/10

    ヘラオオバコ(箆大葉子)、オオバコ(大葉子)の特徴

    オオバコ(大葉子)は、オオバコ科・オオバコ属で、日本各地の日当たりの良い道端や荒地などに普通に見られる多年草です。 花期の全草を天日で乾燥したものを車前草(しゃぜんそう)といい日本薬局方に収録された生薬で、人気の健康茶としても利用されているようです。 ヘラオオバコ(箆大葉子)は、オオバコ科・オオバコ属で、ヨーロッパ原産の帰化植物ですが、現在の健康ブームでハーブとして利用する方もいるようです。 上のヘラオオバコ(箆大葉子)は、2006年7月14日に礼文島で撮影したものです。 ヘラオオバコ(箆大葉子)の特徴 ...

    ツタウルシ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/16

    ツタウルシ(蔦漆)の特徴

    ツタウルシ(蔦漆)は、ウルシ科・ウルシ属で、日本各地の山林中に生える落葉木本つる植物です。 紅葉が美しく、山に行くと何処からも見えるように大きな幹に絡まって美しい紅葉を見せてくれるのが特徴で、その時期は特に目につきます。 花も実もそれほど目立たず、他の木に紛れている蔓性の落葉樹です。人によってはかぶれるので、注意が必要です。 上のツタウルシ(蔦漆)は、2007年8月5日に裏磐梯で撮影したものです。 ツタウルシ(蔦漆)の特徴 ツタウルシ(蔦漆)雄株 2005年6月18日 撮影 裏磐梯五色沼付近 ツタウルシ( ...

    ユウガオ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/17

    ユウガオ(カンピョウ)、ツルレイシ、アレチウリの特徴

    ユウガオは、ウリ科・ヒョウタン属で、花茎7~10cmのウリ科の植物で、蔓性一年草です。 中国では2000年前から栽培されていたと言われ、日本では、源氏物語、徒然草に、果皮利用の容器を作るのを目的に栽培されていたことが記されています。現在はかんぴょうとしての栽培が主になっています。 ツルレイシは、ウリ科・ニガウリ属の花径約3cmのウリ科の植物で、沖縄を代表する野菜でゴーヤ-の呼び名で親しまれています。 一方、アレチウリは、ウリ科の大型のツル植物で1年草で、生育速度が非常に速く、特定外来生物に指定されています ...

    アリストロキア(パイプカズラ)

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/21

    アリストロキア・エレガンス(パイプカズラ)

    アリストロキア・エレガンス(パイプカズラ)は、ウマノスズクサ科・ウマノスズクサ属で、ブラジル原産の高さ数メートルも昇る大型つる性植物です。 日本には明治時代に入ってきたとされ、花の筒状の部分は基部がぷっくりふくらんでおり、パイプのようにも見えるのでパイプカズラの別名があります。 植物園ではよく見られるようですが、非耐寒性植物で、大型になるので、冬に温度管理が出来れば栽培が出来そうです。 上のアリストロキア・エレガンス(パイプカズラ)は、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。 アリストロキ ...

    ハリブキ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/10

    ウド(独活)とハリブキ(針蕗)の特徴ーウコギ科

    ウド(独活)は、ウコギ科 タラノキ属で、日本全土の山野に生える多年草で、若芽は柔らかく、香りがあり、山菜として、また栽培されて野菜として販売もされています。 ハリブキ(針蕗)は、ウコギ科 ハリブキ属で、北海道、本州の中部地方以北、紀伊半島、四国の亜高山帯の林床に生える落葉低木で日本固有種です。 ハリブキの根には、特有の芳香があり、根と、果実は、漢方薬として用いられるようです。 上のウド(独活)は、2006年8月25日に八千穂高原自然園で撮影したものです。 ウド(独活)の特徴 ウド(独活) 2007年8月5 ...

    ストレプトカーパス・サクソルム

    自然の中の花科名ーア行

    2022/6/30

    ストレプトカーパス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)

    ストレプトカーパス・サクソルム(Streptocarpus saxorum)は、ケニア・タンザニア原産のイワタバコ科・ストレプトカルパス属の非耐寒性多年草です。 春と秋は日に当てた方が花付は良くなるようですが、室内の日当たりの良い場所でで観葉植物のように育てることが出来るようです。 私は長いことセントポーリアを育てていましたが、同じように育てることが出来そうです。セントポーリアも光がないと花が咲きませんからあまり暑くならない、窓辺などが最適のようです。 上のストレプトカーパス・サクソルム(Streptoc ...

    自然の中の花科名ーア行

    2018/2/18

    エスキナンサス・ラディカンス(Aeschynanthus radicans)の特徴

    エスキナンサス・ラディカンス(Aeschynanthus radicans)は、インド、マレーシアに約160種ある熱帯植物で、熱帯雨林の樹木の幹や岩などに着生して垂れさがったり、岩に這い上がったりしています。 垂れさがることを利用して観葉植物としてつりさげて栽培すると見栄えがします。 冬も部屋の上の方が温度が高いので、吊り下げての栽培は適しています。 上のエスキナンサス・ラディカンス(Aeschynanthus radicans)は、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。 エスキナンサス ...

    コルムネア 'カーニバル'

    自然の中の花科名ーア行

    2022/8/4

    コルムネア 'カーニバル' (Columnea‘Carnival’)、コルムネア・ユーフォラ(Columnea euphora)

    コルムネア属は、立ち性、斜上性、蔓性など、様々亜生態を持ち、熱帯アメリカに75種が自生し、熱帯雨林の樹木の幹や岩などに着生しています。 また、園芸品種や交雑品種が非常に多く、つるを伸ばして生長するタイプや立ち上がるタイプ、花の色、葉の形や模様など、その種類は様々です。 観葉植物として、室内で育てると良いようで、冬の温度が確保できる暖地での栽培は可能のようです。 上のコルムネア 'カーニバル' (Columnea‘Carnival’)は、2004年1月9日にとちぎ花センターで撮影したものです。 コルムネア  ...

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/13

    グロキシニア・シルヴァティカ(Gloxinia sylvatica)

    グロキシニア・シルヴァティカ(Gloxinia sylvatica)は、ペルー、ボリビア原産のイワタバコ科・グロキシニア属の花で、南国の花らしい雰囲気を持っていますが、冬でも5℃~10℃以上は必要ということです。 日本で花が少なくなる冬は、熱帯植物館や温帯植物館に行くと日本では見られないような花に出会うことが出来ます。そのように花を観察すると、日本の花の特徴はかなりかたよっていることを感じることが出来て、花の分布の多様性を感じることが出来ます。 グロキシニア・シルヴァティカも冬の温度を10℃位に保てれば育 ...

    カラムシ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/13

    カラムシ(茎蒸)、メヤブマオ(雌藪苧麻)を比較ーヤブマオ属

    カラムシ(茎蒸)は、本州、四国、九州、沖縄の人里近くに多い高さ1~2mの多年草で、和名は茎を蒸して皮を剥ぎ、繊維をとることによります。繊維は長くて丈夫なので、昔から上質の織物がつくられ、現在でも福島県の昭和村はカラムシ織の産地となっています。 メヤブマオ(雌藪苧麻)は、同属の山野の林内に生える高さ1mの多年草で、葉の基部は切形で、縁には粗い鋸歯があり、両面とも短毛があることから区別できます。 イラクサ科・ヤブマオ属には、アカソ(赤麻)、コアカソ(小赤麻)などがあり、とてもよく似ているので、区別点などを書い ...

    アカソ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/6

    アカソ(赤麻)、コアカソ(小赤麻)の比較

    アカソ(赤麻)は、全国の山野のやや湿ったところに生える高さ50~80㎝の多年草で、先が3裂し、中央裂片は尾状に鋭く尖り、ふちには粗い鋸歯があるのが特徴です。 一方コアカソ(小赤麻)は、本州、四国、九州の、山野のやや湿ったところに生える高さ50~80㎝の多年草ですが、下部が木質化すること、葉は菱状卵形~楕円形で、葉は尾状に長く尖ることなどから区別できます。 カラムシでは現在も布をつくっていますが、カラムシと同様に茎の繊維が丈夫でなので、古い時代から繊維を取り出して布として利用していたことから「麻」の名がつい ...

    カテンソウ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/6

    ウワバミソウ(蟒蛇草)、カテンソウ(花点草)、アオミズ(青水)の比較

    ウワバミソウ(蟒蛇草)は、山地の蛇の出そうな陰湿な沢沿いに生える多年草で、山菜「みず」としても珍重されるイラクサ科・ウワバミソウ属で葉はゆがんだ長楕円形で、ふちに粗い鋸歯があるのが特徴です。 イラクサ科・カテンソウ属のカテンソウ(花点草)は、葉は菱形状卵形で、縁に鋭い鋸歯があり、山野の木陰などに群生する高さ10~30cmの多年草です。 イラクサ科・ミズ属のアオミズ(青水)の葉は、菱状卵形で長さ3~6㎝、先は尖り、基部は楔形、粗い鋸歯があり3脈があることで見分けられます。 上のウワバミソウ(蟒蛇草)は、20 ...

    パンパスグラス

    自然の中の花科名ーア行

    2022/4/2

    パンパスグラスの育て方|よく似ているススキ(芒)の特徴

    パンパスグラスは、南アメリカとニュージーランド、ニューギニア原産のイネ科・シロガネヨシ属のススキに似た多年草で、花穂は活花やドライフラワーに使われます。 暑さに強いのですが、耐寒温度が、-3℃くらいなので、冬季にマルチングやビニールなどで保護すれば育てることが可能です。 花穂は活花やドライフラワーに使われますので、大量に使う方は植えておくと便利かもしれません。 下に、よく似ている秋の七草のひとつのススキを載せています。 上のパンパスグラスは、2007年9月29日にわんぱく公園で撮影したものです。 パンパス ...

    クマザサ

    庭木や盆栽の花木・実物の育て方

    2021/1/13

    斑入りチゴザサ(斑入り稚児笹)の育て方|ササ属のクマザサ(隈笹)の花

    斑入りチゴザサ(斑入り稚児笹) 2017年6月13日 撮影 栽培品 斑入りチゴザサ(斑入り稚児笹)は、イネ科・チゴササ属で日本全土の畦や川辺に生える雑草のチゴザサの斑入り種です。 暑さにも寒さにも強く、地下茎で横に伸びて繁殖力旺盛ですが、その性質を利用して小さな草物盆栽にしています。 笹や竹類が好きで、庭に植えたことが何度かありますが、蔓延って苦労したことから、今は鉢植えや草物盆栽などで栽培しています。 下に、草津 芳ヶ平湿原で写したクマザサの花を載せています。 斑入りチゴザサ(斑入り稚児笹)の育て方と特 ...

    ワイルドオーツ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/13

    ワイルドオーツ、コバンソウ(小判草)、キンエノコロ(金狗尾草)|魅力的なイネ科の雑草

    ワイルドオーツは、イネ科・チャスマンティウム属の米国東部~メキシコ東部の多年草で、丈夫で育てやすいので、和洋どちらの庭の素材として使えます。 コバンソウ(小判草)は、地中海沿岸地方原産のイネ科・コバンソウ属の1年草で、明治初年に渡来し鑑賞用にも栽培資されましたが、現在は各地に野生化している帰化植物ですが、ドライフラワー用に栽培もされています。 キンエノコロ(金狗尾草)は、イネ科・エノコログサ属で全国に自生している雑草です。 何れもイネ科の雑草ですが、風流がある植物で、寄せ植えや草物盆栽に使ってみたい植物で ...

    イワウメ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/21

    イワウメ(岩梅)、イワカガミ(岩鏡)|イワウメ科の高山植物

    イワウメ(岩梅)は、イワウメ科・イワウメ属で、北海道、本州中部地方以北、東北アジア、高山帯の岩場に生える矮性低木で、とても小さな葉に対して、花径1cmと葉のわりには大きな花が咲き、樹木帯をこえた岩を覆うように咲く花は、とっても華やか豪華に見えます。 イワカガミ(岩鏡)は、イワウメ科・イワカガミ属で、低山~高山帯に広く生えるために夏山ではよく見かける花です。イワウチワに葉がよく似ていますが、イワウチワは湿りのある樹林内に生えているのイ比べて、イワカガミは草原や岩場など日当たりの良いところに多く生えるようです ...

    コバノイチヤクソウ

    自然の中の花科名ータ行

    2021/1/13

    コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草)、ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)、カラフトイチヤクソウ(樺太一薬草)の比較

    コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草)は、北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯の針葉樹林内に生え、高さ10~15㎝になります。 ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)は、北海道、本州の中部地方以北の亜高山帯の林内に生える常緑の多年草ですが、ベニバナイチヤクソウはかなりの群生を作るようです。 カラフトイチヤクソウ(樺太一薬草)は、北海道、本州の東北地方、南千島、サハリンなどの亜高山帯~高山帯の草地や砂礫地に生える常緑多年草ですから北地に自生するようです。礼文島で出会いましたが、まだ蕾の状態でした。 これらはいずれも ...

    ヒオウギアヤメ

    自然の中の花科名ーア行

    2021/1/18

    ヒオウギアヤメ、キリガミネヒオウギアヤメ、ナスヒオウギアヤメの比較

    ヒオウギアヤメ(桧扇菖蒲)は、日本全土で見られ、高原や北地の湿原などに生える多年草で、葉の幅は1.5~3cmと広く、内花被片が小型で、長さ1cmほどであることがアヤメとの区別が出来そうです。 キリガミネヒオウギアヤメ(霧が峰桧扇菖蒲)は、霧ヶ峰高原の鎌ヶ池にキリガミネヒオウギアヤメという変種があり、内花被片の形態がやや異なり同定の際の決め手となるといいます。 ナスヒオウギアヤメはヒオウギアヤメによく似ている が、花茎の長さは1mあまり、葉の幅も2~3cm、外花被片も幅広く、全体的に 大きく、内花被片の形態 ...