ハマゴウ(浜栲)の育て方
ハマゴウ(浜栲)は、本州、四国、九州、アジア東南部、南太平洋に自生する、代表的な砂浜の耐寒性落葉低木で、樹高20~50㎝位になります。 耐寒温度は-3℃くらいなので寒い地方は対策を考える必要があります。 浜辺の植物を思わせるような暑い葉が魅力的で、紫の花もとても素敵です。 上のハマゴウ(浜栲)は、自宅で2010年8月6日に撮影した、2006年1月に播種した苗からの初花です。 ハマゴウ(浜栲)の特徴と育て方 和名 ハマゴウ(浜栲) 学名 Vitex rotundifolia 科名・属名 シソ科 ハマ ...
ゲンカイツツジ(玄海躑躅)の育て方|仲間のミツバツツジとトウゴクミツバツツジの特徴
ゲンカイツツジ(玄海躑躅)は、中国地方、四国北部、九州北部い分布しているツツジ科の落葉低木で、原種は準絶滅危惧種に指定されているが、園芸品種は多く栽培されています。 早春の3~4月の葉の展開前に咲き、庭を彩ってくれる貴重な花です。 常緑のツツジのように剪定する必要もなく、自然に樹形が整ってくれるますが、蕾を食べるベニモンアオリンガの駆除をしないと花付が悪くなります。 仲間のよく似ている、ミツバツツジ(三つ葉躑躅)とトウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)の写真と特徴を下に載せています。 上のゲンカイツツジ(玄 ...
ボケ(木瓜)の育て方
ボケ(木瓜)は、中国原産ですが、平安時代以前には渡来していたようです。日本に自生しているクサボケとの交配でたくさんの品種が出来、庭植、盆栽などに好まれて栽培されています。 何度かブームがあり、その時に様々な品種がつくられたようです。 東洋錦は大正時代のブームの時にボケとクサボケの交配で作られたようです。長寿梅もその頃につくられたようです。 上のボケ(東洋錦)は、自宅で2010年4月3日に撮影した花です。 ボケ(東洋錦)の特徴と育て方 ボケ(東洋錦) 2003年4月10日 撮影 栽培品 和名 ボケ(木瓜) ...
バイカウツギ(梅花空木)の育て方
バイカウツギ(梅花空木)は、本州、四国、九州に自生する落葉低木で、梅の花をおもわせる白い清楚の花を咲かせます。 剪定しないで育てられるような場所があれば、沢山の花が咲き誇るのでお勧めの落葉低木です。 清楚な花が好まれ、古くから庭木や茶花として親しまれてきた花木です。 上のバイカウツギ(梅花空木)は、自宅で2004年5月12日に撮影した花です。 バイカウツギ(梅花空木)の特徴と育て方 バイカウツギ(梅花空木) 2011年5月20日 撮影 栽培品 和名 バイカウツギ(梅花空木) 別名 サツマウツギ(薩摩空木) ...
ヤマアジサイの品種と育て方|変種のエゾアジサイ、ガクアジサイの特徴
ヤマアジサイは、福島県から四国・九州に分布する落葉低木で、花の咲き方は中心部に小さな花が集まって咲き、 その周りを花弁状のガクである「装飾花」が取り囲むように咲き、ガクアジサイに比べて花が小さく小型で、様々な銘品が生み出されています。 下にヤマアジサイ(山紫陽花)が日本の多雪地帯に適応した変種と考えられているエゾアジサイ、海岸地帯の強い陽射しと潮風に対する、適応力を発達させた種と言われるガクアジサイ(萼紫陽花)の写真と特徴を載せています。 コアジサイ(小紫陽花)、タマアジサイ(玉紫陽花)、セイヨウアジサイ ...
アカヤシオ(赤八汐)の育て方|仲間のシロヤシオ、ムラサキヤシオの特徴
アカヤシオ(赤八汐)は、中部、関東地方から東北地方の南部までの山々に見られるツツジ科の落葉低木で、曙色の花が山一面にかすむように咲いている時期に出会うととても感動します。 庭に植えるときは、剪定を好まない木であることから、涼しく育てられる場所の確保が大切だと思います。わが家も花が一面に咲くまでは育ちましたが、大きくなって剪定しないですむ場所もなかったことから育てるのが無理な花だったと今は考えています。
ユウゼンギク(友禅菊)の育て方
ユウゼンギク(友禅菊)は、明治年間に渡来した多年草で、北米原産のものが品種改良されたキク科 アスター属の宿根草です。 草丈の低い鉢植えを購入して、最初は鉢で楽しみ、庭植にして楽しんでいましたが、狭い庭では植える場所を確保できなくなり栽培を止めました。 日当たりの良い場所に植えれば、毎年長く花を見られるので、植え場所が確保できる人にはお勧めの花です。 うどんこ病とアブラムシが心配なので、他の植物と一緒に消毒すると良いようです。 上のユウゼンギク(友禅菊)は、自宅で2005年9月20日に撮影した花です。 ユウ ...
ユウスゲ(夕菅)の育て方|ヤブカンゾウ(藪萱草)
ユウスゲ(夕菅)は、本州、四国、九州の山地の草地に生える多年草で、夕方に花を開き朝には閉じてしまうので、花が咲いているのを見ることの少ない花です。 家で育てると夕方に咲く黄色の花色が幽玄でとっても素敵です。 わが家は庭植にする場所もなく、鉢に植えて植え替える手間も大変なので草物盆栽で育てています。 上三依水生植物園で、撮影したユウスゲ(夕菅)の写真を下に載せています。 仲間のヤブカンゾウ(藪萱草)の特徴と写真を載せています。 ユウスゲ(夕菅)、ヤブカンゾウ(藪萱草)、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)は以前はユ ...
ユキノシタ(雪の下)の育て方
ユキノシタ(雪の下)は、山の湿った木陰や岩石に自生し、根もとから赤い匐枝を出しその先に新しい株を作るので群生することが多い植物です。 花も可憐ですが、葉の変化が多く、いろいろなものが出回っているので、葉を鑑賞することも多いようです。 草物盆栽の下草として、我が家は1年中葉を鑑賞しています。 上のユキノシタ(雪の下)は、自宅で2004年5月19日に撮影した花です。 ユキノシタ(雪の下)の特徴と育て方 ユキノシタ 斑入り(七変化) 2017年4月1日 栽培品 ユキノシタ(雪の下) 2006年5月21日 栽培品 ...
ヤツシロソウ(八代草)の育て方ー九州の自生種
ヤツシロソウ(八代草)は、九州の山野にまれに生える多年草で、熊本県八代で見出されたことによってつけられ名前なので、カンパニュラ・グロメラータ(Campanula glomerata)もヤツシロソウ言われて流通しているようですが、厳密には、カンパニュラ・グロメラータ(Campanula glomerata)とは異なりカンパニュラ・グロメラータ(Campanula glomerata)の変種になります。 Campanula glomerata も育てたことがありますが、草丈は低く、育てやすくよく殖えました。 ...
ヤマユリ(山百合)の育て方
ヤマユリ(山百合)は、本州(近畿地方以北)の朝日が当たるような半日陰の道路沿いなどに普通に自生しています。花時は日光街道の杉並木の中に咲いているのを見かけました。 ヤマユリは園芸品種の交配親になって様々なハイブリッドが作出されています。 裏磐梯、山形の注連寺のヤマユリ(山百合)の写真を載せています。 上のヤマユリ(山百合)は、自宅で2009年7月14日に撮影した花です。 ヤマユリ(山百合)の特徴と育て方 ヤマユリ(山百合) 2007年7月18日 栽培品 和名 ヤマユリ(山百合) 学名 Lilium a ...
ヤマハハコ属のヤマハハコ(山母子)の育て方|ハハコグサ属のハハコグサ(母子草)
ヤマハハコ(山母子)は、キク科 ヤマハハコ属の植物で、北海道、本州(長野県、石川県以北)の日当たりの良い山地の草原に生える多年草です。 登山道の入り口付近でよく目にする花で、この花を見るとなぜか心安らぐのは花の名前のためか、とっても好きな花のひとつです。 月山、三国山、尾瀬、池の平湿原で写した自生地のヤマハハコ(山母子)の写真を載せています。 上のヤマハハコ(山母子)は、自宅で2004年8月20日に撮影した花です。 ヤマハハコ(山母子)の特徴と育て方 和名 ヤマハハコ(山母子) 学名 Anaphalis ...
ヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭)の育て方
ヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭)は、屋久島に分布するキジカクシ科・ケイビラン属の植物で、屋久島の固有種の多年草です。以前はユリ科に分類されていました。 5㎜程度の小さな花ですが、透き通るような可憐な花がとても素敵です。 屋久島に自生する植物は小さなものが多いのですが、愛好者が多いようです。 上のヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭)は、自宅で2007年7月24日に撮影した花です。 ヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭)の特徴と育て方 ヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭) 2004年7月6日 栽培品 和名 ヤクシマ ...
ヤクシマギボウシ(屋久島擬宝殊)の育て方
ヤクシマギボウシ(屋久島擬宝殊)は、屋久島に分布するキジカクシ科・ギボウシ属の植物で、小さな葉のわりに大き目の花がとても可憐な多年草です。 半日陰から日陰が適地で、盆栽の下草や小盆栽として、利用価値の高い植物です。 屋久島に自生する植物は小さなものが多いのですが、花は葉に比べて大きいために愛好者が多いようです。 上のヤクシマギボウシ(屋久島擬宝殊)は、自宅で2013年9月2日に撮影花したです。 ヤクシマギボウシ(屋久島擬宝殊)の特徴と育て方 ヤクシマギボウシ(屋久島擬宝殊) 2003年8月18日 栽培品 ...
ヤブミョウガ(藪茗荷)の育て方
ヤブミョウガ(藪茗荷)は、本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄の深山の林内に生える山野の林内に生える高さ0.5~1mの多年草です。 葉はミョウガに似ていますが、白い小さな花はツユクサの花によく似ていて夏に涼しさを感じさせてくれます。 下に三毳山で写したヤブミョウガ(藪茗荷)を載せています。 上のヤブミョウガ(藪茗荷)は、自宅で2015年8月4日に撮影した2004年1月31日播種の苗からの花です。 ヤブミョウガ(藪茗荷)の特徴と育て方 ヤブミョウガ(藪茗荷) 2006年7月28日 撮影 栽培品(2004年 ...
ワタナベソウ(渡辺草)の育て方|ヤワタソウ(八幡草・八咫草)の特徴
ワタナベソウ(渡辺草)は、愛媛県、高知県、九州の深山の林内に生える高さ40~60cmのユキノシタ科 ヤワタソウ属の多年草です。 ヤワタソウに似るが、根生葉は7~9個に中深裂し、裂片は幅が狭く、発見者渡辺協氏への献名としてワタナベソウとなっています。 日光植物園で写したヤワタソウの写真と特徴を下に載せています。 上のワタナベソウ(渡辺草)は、自宅で2006年6月5日に撮影した2003年11月9日播種の苗からの花です。 ワタナベソウ(渡辺草)の特徴と育て方 ワタナベソウ(渡辺草) 2005年6月10日 撮影 ...
ウチョウラン(羽蝶蘭)の育て方
ウチョウラン(羽蝶蘭)は、山地の岩壁に着生している多年草で、交配や無菌培養などで沢山の園芸品種がつくられて出回ているので、花の時期には好きなものを購入して育てることが出来るようになっています。 岩壁に着生していたランなので、水やりには気を使いますし、風通しが悪いと病気になりやすいので、コツをマスターすることが大切です。 わが家は毎年植え替えていますが、上手に育てている方は2~3年植え替えないで、鉢からあふれるように花を咲かせている方もいます。 上のウチョウラン(羽蝶蘭)は、自宅で2006年6月20日に撮影 ...
ウツボグサ(靭草)とプルネラ・グランディフローラの育て方
ウツボグサ(靭草)は、北海道、本州、四国、九州の山野の草地や道端に生える多年草で匐枝を出しながら殖えるので繁殖力が旺盛ですが、関東地方の猛暑日が続くような気候では夏は涼しくする必要があります。 よく似ているミミヤマウツボグサは匐枝を出さないことから区別されます。 ウツボグサもプルネラ・グランディフローラも宮城県ではかなり殖えていましたが、関東地方の住宅地で放任状態にしていたところ弱ってきましたので、猛暑には少し弱いようです。 上のウツボグサ(靭草)は、自宅で2004年6月15日に撮影した2003年1月25 ...