コバコシャジン(小函沙参)の育て方|仲間のハクサンシャジンとシロバナハクサンシャジンの特徴
コバコシャジン(小函沙参)は、大雪山層雲峡などに稀産するツリガネニンジン属でモイワシャジンの変種ということです。 私は苗を購入して育てていますが、我が家の花しか見たことがないので、ネットで検索してみると様々な花の形が出てきて迷っていますが、ハクサンシャジンなどの野生種もかなり変化が多いことから、コバコシャジンとしています。 下に、仲間の自生地で写したハクサンシャジンとシロバナハクサンシャジンを載せています。 上のコバコシャジン(小函沙参)は、自宅で2017年6月23日に撮影した花です。 コバコシャジン(小 ...
ホソバミヤマシャジン(細葉深山沙蔘)とホソバヒメシャジン(細葉姫沙蔘)の特徴
ホソバミヤマシャジン(細葉深山沙蔘)は、本州の東北地方南部~中部地方に自生する、日本固有種で、高さは10~40cmになります。 よく似ているヒメシャジンとの区別がつきにくいのですが、萼弁に鋸歯がないものをミヤマシャジンと言い、鋸歯のあるものをヒメシャジンということですが、区別しないという考え方もあるようです。 偶然に細い葉で鋸歯のないものとあるものを写したので、写真を載せておくことにしました。 上のホソバミヤマシャジン(細葉深山沙蔘)は、自宅で2004年7月18日に高峰高原で撮影した花です。 ホソバミヤマ ...
ヤマノコギリソウ(山鋸草)の育て方|仲間のセイヨウノコギリソウの特徴
ヤマノコギリソウ(山鋸草)は、本州の中部地方以北の日当たりのよい山地の草原などに生える多年草で、高さは50~100cmになります。 しかし根元は草むらになっていることから、根元を涼しく育てる必要があるようです。 下に、仲間の西洋ノコギリソウの特徴と写真を載せていますが、西洋ノコギリソウは園芸品種なのでかなり丈夫で、育てやすいと思います。 ヤマノコギリソウ、西洋ノコギリソウの仲間のエゾノコギリソウ、キタノコギリソウ、ノコギリソウを他のページに載せています。 上のヤマノコギリソウ(山鋸草)は、自宅で2007年 ...
キタノコギリソウ(北鋸草)の育て方|基本種のノコギリソウの特徴
キタノコギリソウ(北鋸草)は、北海道、本州(中部地方以北)に分布していますが、主に北地の海岸に生え、高さ40~80㎝になります。 私は北海道の海岸近くのワッカ原生花園で初めてピンクのまだ蕾のキタノコギリソウに出会いましたが、ノコギリソウに似たピンクの可憐な花がキタノコギリソウであることは、後に知ることになりました。 下に、とてもよく似ていて山に咲く、ノコギリソウの特徴を載せています。 キタノコギリソウ、ノコギリソウの仲間のエゾノコギリソウ、ヤマノコギリソウ、セイヨウノコギリソウを他のページに載せています。 ...
レンゲショウマ(蓮華升麻)の育て方
レンゲショウマ(蓮華升麻)は、本州(福島県~奈良県)の山地の落葉樹林帯に生える多年草で、日当たりのよくない傾斜地などに生えています。 わが家は最初は鉢植えを購入して、その後種からも育てていますが、直射日光をさけて、水はけよく水持ち良く涼しく栽培出来ればそれほど栽培が難しい植物ではないようです。 ユキノシタ科のキレンゲショウマとともに夏の庭を彩ってくれる花になっています。 上のレンゲショウマ(蓮華升麻)は、自宅で2019年7月26日に撮影した花です。 レンゲショウマ(蓮華升麻)の特徴と育て方 レンゲショウマ ...
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の育て方
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)は、本州(紀伊半島)四国、九州自生すし、林内にまれに生える高さ80~120cmの多年草で、四国の剣山のキレンゲショウマが有名です。 育てるのが難しいと思いながらも、種が手に入ったことから播いたところ、最初は夏に葉がボロボロになって育つかどうか心配しましたが、工夫を重ねた結果、関東地方の住宅地の暑さでもきれいに咲かせることが出来るようになりました。 キンポウゲ科のレンゲショウマとともに夏の庭を彩ってくれる花になっています。 上のキレンゲショウマ(黄蓮華升麻)は、自宅で2015年 ...
キンロバイ(金露梅)の育て方
キンロバイ(金露梅)は、北半球の亜寒帯や高山地帯、日本では北海道、本州中部以北の高山に自生する、バラ科 キンロバイ属の低木です。 早池峰山に登った時に頂上にキンロバイが咲いているのを見てびっくりしました。高山植物とは知らずに、挿し木苗で育てていたからです。 仲間のハクロバイ(ギンロバイ)は本州(赤沢山、南アルプス、大台ヶ原)、四国(剣山)埼玉県赤沢山、南ア、剣山、石立山、大台ヶ 原山などの高山帯に自生しているようです。 上のキンロバイ(金露梅)は、自宅で2015年6月26日に撮影した花です。 キンロバイ( ...
キキョウ(桔梗)、シロバナキキョウ(白花桔梗)、ポイギキョウの育て方|キキョウソウの特徴
キキョウ(桔梗)は、北海道、本州、四国、九州の日当たりの良い山地草原に生える多年草で、高さ50~120cmになります。 「秋の七草」の朝顔の花はキキョウであるというのが定説になっています。 庭の空いているところに植えて手入れなしで育てていますが、零れ種からも殖えるので抜きながら育てていますが、植えた覚えのないシロバナも咲いています。 上のキキョウ(桔梗)は、自宅で2014年7月19日に撮影した花です。 キキョウ(桔梗)の特徴と育て方 キキョウ(桔梗) 2005年7月11日 撮影 栽培品 キキョウ(桔梗) ...
カンパニュラ・シルソイデス(黄花ベルフラワー)の育て方
カンパニュラ・シルソイデス(Campanula thyrsoides)は、アルプスの石灰岩や石の多い牧草地や森林の端の1000~2700mの高度で日当たりの良い、かなり乾燥した状態のところで成長するようです。 種から育てましたが、日光によく当てて栽培したものは2年後くらいから次々と花を咲かせましたが、花後は枯れてしまいました。 日当たりのよくないところで管理したものは花が咲かなかったので、花を咲かせるには日光が必要のようでした。黄花ベルフラワーと言われるようですが、純白の花と淡い黄色の花が咲きました。 上 ...
カワラナデシコ(河原撫子)の育て方
カワラナデシコ(河原撫子)は、本州、四国、九州の日当たりの良い草原、河原などに生える多年草です。 カワラナデシコの基本種はエゾカワラナデシコであり、エゾカワラナデシコは山地の日当たりの良いところに生えることから、たくさんの山野草が咲きほこるような高原では多く目にすることが出来ます。 カワラナデシコとエゾカワラナデシコの違いは苞の違いで区別できます。カワラナデシコの苞がが3~4対なのに対して、エゾカワラナデシコは2対で十字に対生します。 上のカワラナデシコ(河原撫子)は、自宅で2004年7月1日に撮影した花 ...
カライトソウ(唐糸草)の育て方|仲間のユキクラトウチソウ(雪倉唐打草)の特徴
カライトソウ(唐糸草)は、本州(北アルプス、白山、滋賀県三国山)の、亜高山帯 ~高山帯 の砂礫地や乾いた草地に生える多年草、日本固有種です。 大きくなるのでロックガーデン植えにしましたが、高山植物の割には丈夫な植物で、ロックガーデンでも大きく育ちすぎるので、鉢植えに戻そうと思っています。 仲間のユキクラトウチソウ(雪倉唐打草)の特徴と写真を載せましたが、特徴と少し違っているようなので疑問符です。 上のカライトソウ(唐糸草)は、自宅で2003年7月10日に撮影した花です。 カライトソウ(唐糸草)の特徴と育て ...
カラフトマンテマの育て方
カラフトマンテマは、北海道(礼文島、日高山脈、大平山)の、高山帯の礫地に生える多年草で、高さ10~40㎝になります。 高山植物の割には丈夫な植物で、ロックガーデンでもしばらく植え替えないでも何とか花が咲いています。 カラフトマンテマはマンテマ特有の萼筒が大きく目立ちます。 上のカラフトマンテマは、自宅で2017年6月30日に撮影した花です。 カラフトマンテマの特徴と育て方 カラフトマンテマ 2005年6月16日 撮影 栽培品 和名 カラフトマンテマ 学名 Silene repens 科名・属名 ナ ...
イワタバコ(岩煙草)の育て方
イワタバコ(岩煙草)は、本州(福島県以南)、四国、九州の、日当たりの悪い湿った岩や崖に生える多年草です。 栽培は、日陰で湿度を保つことが出来ればそれほど難しいことはありませんが、少なくとも2年に1度は植え替える必要があります。 山を歩いている時に日当たりの悪い川の対岸などに大きな葉が沢山ついている光景に出会うことがあります。 上のイワタバコ(岩煙草)は、自宅で2006年5月26日に撮影した白花です。 イワタバコ(岩煙草)の特徴と育て方 イワタバコ(岩煙草)ピンク 2014年6月10日 撮影 栽培品 イワタ ...
ヤクシマオトギリの育て方|オトギリソウ、サワオトギリ、コケオトギリ、コゴメバオトギリの特徴
ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)は、屋久島の宮之浦岳など高地に生えるヤクシマコオトギリが高層湿原でさらに小型化したオトギリソウ科 オトギリソウ属の多年草です。 現在は零れ種から、好きなところで生え広がって、小さなグランドカバーのようになっています。 ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)の他オトギリソウ(弟切草)、サワオトギリ(沢弟切)、コケオトギリ(苔弟切)、コゴメバオトギリ(小米葉弟切)の特徴を載せています。 こちらにはイワオトギリ(岩弟切、シナノオトギリ(信濃弟切)、オクヤマオトギリ(奥山弟切)、トモエソウ( ...
イワオトギリの育て方|仲間のシナノオトギリ、オクヤマオトギリ、トモエソウの特徴
イワオトギリ(岩弟切)は、本州(東北地方、関東地方北部~中部地方の主に日本海側)生息する日本固有のオトギリソウ科 オトギリソウ属の多年草です。 種から育て、高山植物と同じように管理していますが、零れ種から好きなところに芽生えてとても育てやすい植物です。 イワオトギリ(岩弟切)の他シナノオトギリ(信濃弟切)、オクヤマオトギリ(奥山弟切)、トモエソウ(巴草)の特徴を載せています。 こちらには、ヤクシマオトギリ(屋久島弟切)、オトギリソウ(弟切草)、サワオトギリ(沢弟切)、コケオトギリ(苔弟切)、コゴメバオトギ ...
イワナンテン(岩南天)の育て方
イワナンテン(岩南天)は、関東から紀州にかけての太平洋側の山地に分布し、ほとんど太陽光線の届かない空中湿度の高い岩壁などに見られる、ツツジ科 イワナンテン属の常緑小低木です。 イワナンテンは、空中湿度の高い岩壁などに自生していることから、山野草の扱いになり、育て方に工夫が必要ですが、同属のセイヨウイワナンテン(西洋岩南天)はとても丈夫で扱いやすい植物です。 上のイワナンテン(岩南天)は、自宅で2006年7月28日に撮影した花です。 イワナンテン(岩南天)の特徴と育て方 イワナンテン(岩南天) 2015年6 ...
イワギキョウ(岩桔梗)の育て方と自生地のイワギキョウ
イワギキョウ(岩桔梗)は、北海道、本州(宮城、福島県を除く東北地方~中部地方)の高山帯の砂礫地や岩場に生える多年草です。 チシマギキョウによく似ていますが、我が家はチシマギキョウの選別種であるシコタンギキョウを育てていて、シコタンギキョウに比べてかなり難しいと感じました。 下に、乗鞍畳平と大雪山系黒岳のイワギキョウ(岩桔梗)の写真を載せています。 上のイワギキョウ(岩桔梗)は、自宅で2006年6月3日に撮影した花です。 イワギキョウ(岩桔梗)の特徴と育て方 イワギキョウ(岩桔梗) 2005年7月9日 撮影 ...
イワガラミ(岩絡み)の育て方
イワガラミ(岩絡み)は、山地の林内に生える落葉蔓植物で、幹や枝から気根をだし岩や木に張り付いてよじ登るので、高さは15mになる場合もあります。 庭植も鉢植えも、花後に花芽を確認しながら剪定します。 鉢植えや草物盆栽に仕立てるととても風流があるので、好まれます。斑入り種などもあります。 上のイワガラミ(岩絡み)は、自宅で2007年5月22日に撮影した花です。 イワガラミ(岩絡み)の特徴と育て方 イワガラミ(岩絡み) 2006年6月6日 撮影 栽培品 和名 イワガラミ(岩絡み) 学名 Schizophra ...