イッスンキンカ(一寸金花)の育て方|仲間のミヤマアキノキリンソウ、アオヤギバナ、アキノキリンソウ、セイタカアワダチソウの特徴
イッスンキンカ(一寸金花)は、屋久島の高所の特産種で、高さ3~7cmにしかならず、光沢のある葉をもち、茎の先端に1~5輪の花を咲かせる多年草です。 日当たりを好み、日陰では栽培できませんが、乾燥に弱いので、鉢の表面が乾いたらたっぷり水をやりますが、水浸しの状態も良くないので、2重鉢にしたり工夫する必要があります。 仲間のミヤマアキノキリンソウ、アオヤギバナ、アキノキリンソウの特徴と写真を下に載せています。 上のイッスンキンカ(一寸金花)は、自宅で2012年7月5日に撮影した花です。 イッスンキンカ(一寸金 ...
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)とシルバータイムの育て方
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、シソ科・イブキジャコウソウ属で、北海道、本州、九州の低地~高山帯 の岩場や乾いた草地に生える、花径5~8㎜、高さ2~10cmの越冬性の矮性低木です。 伊吹山に多く、麝香のような香りがすることから付いた名前です。 八千穂高原自然園、池の平湿原、八方尾根などで出会ったことがあり、高山帯に自生している花ですが、意外に丈夫で、日当たりが良く、夏に半日陰になるような場所ですと地植えでも育つくらい丈夫な花です。 上のイブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、自宅で2003年6月13日に撮 ...
フウチソウ(風知草)の育て方|黄金フウチソウとキンウラハグサ
フウチソウ(風知草)は、日本の特産種で、本州中部の太平洋側のみの山地の崖などに自生するイネ科の多年草です。 園芸では斑入りなどの葉変わりが好んで栽培されています。 上の写真のように草物盆栽やコケ玉などで鑑賞されることも多いようです。 上のフウチソウ(風知草)は、自宅で2013年9月14日に撮影した黄金フウチソウ(Hakonechloa macra ‘All Gold’)です。 フウチソウ(風知草)の特徴と育て方 キンウラハグサ(Hakonechloa macra ‘Aureola’) 2013年9月13日 ...
フウラン(風蘭)の育て方
フウラン(風蘭)は、本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄に分布する多年草で、樹木や岩の上などに張りついて生育している常緑の着生ランです。 写真は野生種ですが、華麗な花が好まれ、江戸時代から愛好される伝統園芸植物のひとつです。伝統的な園芸品種の一群を、富貴蘭(ふうきらん)と呼びます。 ヘゴや流木、コルクなどに着生させればほとんど手入れなしで育てることができて、毎年きれいな花を見ることが出来る嬉しい植物です。 上のフウラン(風蘭)は、自宅で2007年7月26日に撮影した花です。 フウラン(風蘭)の特徴と育て ...
センジュガンピ(千手岩菲)の育て方
センジュガンピ(千手岩菲)は、本州(中部地方以北)の深山から亜高山帯の林のふちに生える、ナデシコ科 センノウ属の多年草です。 センジュガンピ(千手岩菲)は、花が中国産のガンピに似ていて、ニッコウの千手ガ浜で発見されたことによりつけられたといいます。 種から育てましたが、1月に播いて夏には花が咲き、とても清楚な花が咲き感動しました。 センジュガンピと同じ仲間で日本に産するフシグロセンノウ、マツモトセンノウ、エンビセンノウ、オグラセンノウを載せています。 上のセンジュガンピ(千手岩菲)は、自宅で2008年7月 ...
オグラセンノウ(小倉仙翁)の育て方
オグラセンノウ(小倉仙翁)は、本州(岡山県以西)、九州の限られた湿原に生える、ナデシコ科 センノウ属の高さ1m程になる多年草です。 エンビセンノウのように花びらに切れ込みが入るとっても素敵花を、見てみたい思いで、育てている方から種をいただき花を見ることが出来、とても感動しました。 写真があるだけでも3年以上は花が咲いたことになりますので、株の寿命が3年ほどと言われる、ナデシコ科の植物は挿し木、種まきで株の更新をすることの大切だと、枯れてしまった今は痛切に感じています。 オグラセンノウ(小倉仙翁)と同じ仲間 ...
フシグロセンノウ(節黒仙翁)の育て方
フシグロセンノウ(節黒仙翁)は、本州(関東地方以西)、四国、九州の山地に生えるナデシコ科 センノウ属の多年草です。 山の斜面に咲いているのを見かけることがあるので、普通に咲く花だと思いますが、夏は直射日光を遮り、乾燥に気を付けて湿り気のある場所で涼しく育てる必要があります。 フシグロセンノウと同じ仲間で日本に産するマツモトセンノウ、エンビセンノウ、オグラセンノウ、センジュガンピを載せています。 上のフシグロセンノウ(節黒仙翁)は、自宅で2003年7月17日に撮影した花です。 フシグロセンノウ(節黒仙翁)の ...
フイリヒメツキミソウ(斑入り姫月見草)の育て方
斑入りヒメツキミソウ(斑入り姫月見草)は、メキシコ原産のアカバナ科 マツヨイグサ属のヒメツキミソウの斑入り種です。 繁殖力は旺盛で、零れ種からも殖えますが、小さな苗なのでかわいらしく殖えても邪魔にはなりません。 早春に種を播けば、夏には咲き、斑入りの花と黄色の花のバランスが良い花です。 下に仲間のメマツヨイグサ(雌待宵草)の特徴も載せています。 上の斑入りヒメツキミソウ(斑入り姫月見草)は、自宅で2006年7月23日に撮影した2006年1月播種の苗からの花です。 斑入りヒメツキミソウ(斑入り姫月見草)の特 ...
シマホタルブクロ(島蛍袋)の育て方
シマホタルブクロ(島蛍袋)は、ホタルブクロの変種で、伊豆諸島に多い斑点がほとんどないシロバナの花付の良い品種です。 ホタルブクロのように繁殖力が強くないので、庭植にしても蔓延ることがない純白の清楚な花を咲かせます。 シマホタルブクロの他に、イシダテホタルブクロ、黄花ホタルブクロ、ヤマホタルブクロ、ホタルブクロがあります。 上のシマホタルブクロ(島蛍袋)は、自宅で2003年7月10日に撮影した花です。 シマホタルブクロ(島蛍袋)の特徴と育て方 シマホタルブクロ(島蛍袋) 2003年7月1日 撮影 栽培品 和 ...
イシダテホタルブクロ(石立蛍袋)の育て方
イシダテホタルブクロ(石立蛍袋)は、四国・石立山の石灰岩地に稀産するホタルブクロの変種で、草丈30cm以下のホタルブクロです。 育て方によって草丈は変わりますが、わが家のイシダテホタルブクロは普通に栽培すると30㎝近くになるので、石系の用土を使って小さく咲かせたいと思っています。 ホタルブクロを庭に下ろしたために殖えすぎて抜くのが大変になっているので他の仲間は鉢で栽培しています。 イシダテホタルブクロ、の他に、黄花ホタルブクロ、シマホタルブクロ、ヤマホタルブクロ、ホタルブクロがあります。 上のイシダテホタ ...
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)とホタルブクロ(蛍袋)の違いと育て方
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)は、本州(東北地方南部~近畿地方東部)の山地から亜高山帯、まれに海岸近くに広く分布する、高さ30~60cmの多年草です。 ホタルブクロは、山野や丘陵に生える高さ40cm~80cmの多年草で、かなり丈夫な植物ですが、萼片の形を見ることで見分けることが出来ます。 ヤマホタルブクロは、萼片の間の湾入部がふくらみますが、ホタルブクロは萼片の湾入部には反り返った付属帯があります。下の写真を見れば違いが確認できます。 ヤマホタルブクロ、ホタルブクロの他に、黄花ホタルブクロ、イシダテホタルブク ...
ヒメヤツシロソウ(Campanula glomerata var. acaulis)とシロバナヒメヤツシロソウの育て方
ヒメヤツシロソウ(Campanula glomerata var. acaulis)は、ヨーロッパ、コーカサス、イランの森林や乾燥した草原、湿り気のない森の縁や道路の縁に自生する多年草です。 ヒメヤツシロソウとシロバナヒメヤツシロソウを一緒に播いて、数年は白花も花が咲いたのですが、枯れてしまいました。原因は分かりませんが、丈夫だと思っていた白花が枯れたことから、注意して育てる必要があると感じています。 阿蘇に自生する、ヤツシロソウはかなり丈が高くなることから、地植えで育てていたところ、数年は綺麗な花を見せ ...
ヒメワレモコウ(姫吾亦紅)の育て方|仲間のミヤマワレモコウ、ワレモコウ
ヒメワレモコウ(姫吾亦紅)には、タンナワレモコウ(ヒメワレモコウ)とヤクシマワレモコウ、済州島ワレモコウなどがあるようなので調べましたが、詳しい違いは分かりませんでした。 タンナワレモコウをヒメワレモコウと言っているという記事も、あまり違わないというような記事も見かけ、我が家の姫ワレモコウはルーツが分かりませんでした。 いずれにしても丈夫で育てやすく可憐な花です。 上のヒメワレモコウ(姫吾亦紅)は、自宅で2015年6月10日に撮影したものです。 ヒメワレモコウ(姫吾亦紅)の特徴と育て方 ヒメワレモコウ(姫 ...
ヒメツルソバの育て方
ヒメツルソバは、ヒマラヤ原産のタデ科、タデ属の植物で、観賞用に明治中期に導入されましたが、1960年以後都市部を中心に野生化するようになっています。 花が可憐で長く咲くこと、葉は秋の紅葉が美しいことなどから、好まれていますが、殖えすぎることが悩みのタネになっている植物です。 結局、抜きながらも可憐な花と秋の紅葉を楽しむために栽培しています。 上のヒメツルソバは、自宅で2006年12月23日に撮影したものですが、軒下の霜の当たらない場所で花をさかせています。 ヒメツルソバの特徴と育て方 ヒメツルソバ 200 ...
ヒメマツムシソウ(スカビオサ・コルンバリア’アルピナ ナナ’)の育て方
ヒメマツムシソウ(スカビオサ・コルンバリア’アルピナ ナナ’)は、北アフリカから欧州、シベリアまで広く分布している、Scabiosa columbaria の園芸選抜品種です。 花期が長く、丈10~15cmと小型で、2年草のマツムシソウが多い中、宿根草でとても丈夫なのが嬉しい植物です。 わが家は10年以上栽培していますが、現在は鉢とロックガーデンで楽しんでいます。多年草のタカネマツムシソウも栽培しています。 上のヒメマツムシソウ(スカビオサ・コルンバリア’アルピナ ナナ’)は、自宅で2017年6月30日に ...
タリヌム・カリキヌム(クサハナビ)の育て方|仲間のハゼランとスベリヒユ属のポーチュラカの特徴
タリヌム・カリキヌム(クサハナビ)は、アメリカ南西部~メキシコ原産のスベリヒユ科 タリヌム属の植物です。 マツバ状の多肉質の葉は長さ5cm以上あり、葉の間から細い茎をのばし濃い紫色の花を多数咲かせます。 多肉植物なので、水はけの良い用土を用い、通風のよい場所でよく日に当てて乾燥気味に管理します。多肉植物の用土が良いようです。 我が家は水はけのよいロックガーデン植えにしていますが、零れ種からも芽生えて夏の花が少ない時期に咲くので嬉しい花です。 上のタリヌム・カリキヌム(クサハナビ)は、自宅で2011年6月1 ...
ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)の育て方|仲間のフタマタイチゲの特徴
ハルザキシュウメイギク(アネモネ・ヴァージニア)は、北部を除いたアメリカの岩が多い区域または森に自生する、キンポウゲ科 イチリンソウ属の植物です。 湿り気のある明るい日陰を好むようで、そのような場所だと零れ種からもたくさん芽生えて、放任状態で栽培が可能な植物です。 シュウメイギクのようにランナーから殖えることがなく株が大きくなるので、殖えて困るということはなく、零れ種から芽生えた苗は好きなだけ育てることが出来ます。 下に同じ仲間で、日光植物園で写したフタマタイチゲの写真と特徴を載せています。 上のハルザキ ...
ハマナデシコ(浜撫子)の育て方
ハマナデシコ(浜撫子)は、本州、四国、九州、沖縄の海岸に生える高さ20~50cmの多年草で、海岸植物らしく葉が暑くつやつやしているのが特徴です。 わが家は種から育てましたが翌年には開花しました。発芽率が良く、たくさん芽生え、苗が成長したころに地植えにしましたが、とても元気に育ちあっという間に花が咲いたのですが、真夏だったために気が付かず、写真を写したのは花が終わるころになってしまいました。 ナデシコの仲間の育て方には、エゾカワラナデシコ、カワラナデシコ、オヤマナデシコ、四季咲きタカネナデシコ、シナノナデシ ...