ハクサンフウロ(白山風露)の育て方|仲間のエゾフウロ(蝦夷風露)
ハクサンフウロ(白山風露)は、本州中部から東北地方の亜高山帯~高山帯の開けた草地に生える多年草で、よく目にする植物です。 鉢植えでしっかり育てると良いと思いながら、鉢植えではまとまりがつかないので、軽石や硬質鹿沼土などを混ぜ込んで半日陰に地植えにしていますが、関東地方の住宅地の猛暑で細々と生きています。 フウロソウの仲間もチシマフウロ、アケボノフウロなどを育てています。 下に自生のハクサンフウロ(白山風露)の写真と特徴と仲間のエゾフウロ(蝦夷風露)の特徴を載せていますが、ハクサンフウロに似るが、葉や葉柄に ...
ハコネシモツケ(箱根下野)の育て方|シモツケソウとアカバナシモツケソウの特徴
シモツケソウの分布は本州(関東地方以西)、四国、九州ですが、ハコネシモツケ(箱根下野)については詳しいことが分からないまま育てています。 シモツケソウは山の湿原などで群生に出会いますが、ハコネシモツケはそれをかなり小形にした植物です。 かなり丈夫で、半日陰の庭植でも枯れることがありません。 下に自生のシモツケソウの写真と特徴を載せておきます。 上のハコネシモツケ(箱根下野)は、自宅で2017年8月5日に撮影した花です。 ハコネシモツケ(箱根下野)の特徴と育て方 ハコネシモツケ(箱根下野) 2003年6月2 ...
チェッカーベリー(ゴールテリア・プロクムベンス)の育て方
チェッカーベリー(ゴールテリア・プロクムベンス)は、北米東北部原産のツツジ科 シラタマノキ属の常録矮生低木で、地下茎を伸ばして広がります。 コケモモを大きくしたような植物で、コケモモよりも育てやすいので、寄せ植えなどにも使うことのできる素敵な植物です。 園芸品種として、より実の大きくなるものなどもあるようなので、お正月の寄せ植えなどにとても良い植材です。 上のチェッカーベリー(ゴールテリア・プロクムベンス)は、自宅で2017年6月26日に撮影した花です。 チェッカーベリー(ゴールテリア・プロクムベンス)の ...
コバギボウシ(小葉擬宝殊)と園芸品種のギボウシの育て方|八方尾根のオオバギボウシ
コバギボウシ(小葉擬宝殊)は、北海道、本州、四国、九州の、山野の日当たりの良い湿地や、林内の湿地に生える多年草です。 下に写真があるように、尾瀬や戦場ヶ原、霧降高原などの湿地帯に生えているのをよく見かけます。 斑入りなどの園芸品種沢山出ていますので、美しい斑入りを集めている方もいるようです。 園芸品種のギボウシ、八方尾根、高峰高原のオオバギボウシの写真を下に載せています。 ヤクシマギボウシ、イワギボウシ、園芸品種の小型のギボウシも育てています。 上のコバギボウシ(小葉擬宝殊)は、自宅で2005年8月11日 ...
アカバナ科のガウラとフクシアの育て方
ガウラは、北米テキサス・ルイジアナ州からメキシコが原産のアカバナ科 ガウラ属の丈夫な植物です。 放任状態でも育つことから、公園などの仕切りのようなところに植えられているのを見ることがあります。 フクシアは、中南米から西インド諸島、ニュージーランド、オーストラリアなどが原産で、様々な園芸品種があり、釣り花などで楽しむととても素敵なインテリアになります。 写真は、栃木花センターで写しましたが、以前に育てたことがある植物ですので育て方を書いておきました。 上のガウラは、自宅で2005年6月15日に撮影した花です ...
マツモトセンノウ(松本仙翁)の育て方
マツモトセンノウ(松本仙翁)は、自生地がはっきりしない植物のようで、長野県の松本地方が原産という説、阿蘇に自生するツクシセンノウが元となっているという説や中国が原産地という説があってはっきりしないようです。 江戸時代にはたくさんの品種がつくられたようですがすべて絶えてしまい、現在の元となっている花は戦後、廃屋の石垣に自生しているものを発見したものから育てられたということです。 上の写真の花は、阿蘇に自生する、ツクシマツモトという種からの花ですが、それもマツモトセンノウとして分類しました。 マツモトセンノウ ...
エゾルリソウ(蝦夷瑠璃草)の育て方|ムラサキ科ヒレハリソウ属のヒレハリソウの特徴
エゾルリソウ(蝦夷瑠璃草)は、北海道(大雪山系、夕張山地、日高山地)の高山帯の礫地や草地に生える多年草です。 北海道に自生する高山植物なので、水はけのよい用土でいかに夏を涼しく育てられるかが大切です。 種を播いたのですが、芽生えなかったために購入したものですが、数年花を見ただけで枯れてしまいました。 エゾルリソウは関東地方の猛暑日と熱帯夜が続く、わが家での栽培は無理だったのだろうと思っています。 下にムラサキ科で花の形がよく似た、ヒレハリソウ属のヒレハリソウ(鰭玻璃草)の特徴と写真を載せています。エゾルリ ...
エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)の育て方
エゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)は、北海道、本州(中部地方以北)の草原や海岸近くの草原に生える多年草です。 寒冷地が自生地なので、水はけのよい用土で夏は涼しく育てることが大切です。 園芸品種の西洋ノコギリソウは丈夫で育てやすい品種が多いですが、野生のノコギリソウの仲間は、暑い地方では涼しく育てることが大切です。 エゾノコギリソウの仲間のノコギリソウ、キタノコギリソウ、ヤマノコギリソウ、セイヨウノコギリソウを他のページに載せています。 上のエゾノコギリソウ(蝦夷鋸草)は、自宅で2004年7月6日に撮影した花です ...
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)の育て方|仲間のタカネナデシコ(高嶺撫子)の特徴
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)は、北海道、本州(中部地方以北)の山地の日当たりの良いところに自生している多年草です。 山地でよく出会うことのできるエゾカワラナデシコは夏の山の彩になっています。 栽培も容易で丈夫で育てやすいのですが、株の寿命が短いので、挿し木に近い状態で新しい用土で植え変えるか、挿し芽、種で更新しないと絶えてしまいます。 下に同じ属ので、高山帯に生えるタカネナデシコ(高嶺撫子)の特徴と写真を載せています。エゾカワラナデシコはカワラナデシコの母種になります。 上のエゾカワラナデシコ(蝦夷 ...
エチゴトラノオ、シラゲエチゴトラノオの育て方|仲間のヒメトラノオの特徴
エチゴトラノオ(越後虎の尾)は、新潟県、北陸地方、東北地方の日本海側の海岸に自生している多年草です。 エチゴトラノオという種を播いて長いことエチゴトラノオと思って育てていましたが、「葉には毛はなく表面につやがあり濃い緑色です。」という言葉になんとなくそぐわない感じで、いろいろと調べた結果、佐渡に自生している、シラゲエチゴトラノオ(白毛越後虎の尾)の白花ではないかと思いました。 どちらにしても、新潟県では準絶滅危惧、及び特別地域内指定植物とされているということですので、縁あって種から育てることになったこの植 ...
エピロビウム・フレイスケリの育て方|仲間のヤナギランの特徴
エピロビウム・フレイスケリは、高さ20~40cmで欧州アルプスの標高2700mあたりまでの、日当たりの良い岩礫地や氷河の推積土の上、流れの近くなどに群生する多年草です。 可憐な花に惹かれて、10数年前にホームセンターで購入したものですが、適当に育てていた割には丈夫で、現在はロックガーデンにも植えています。 わが家は高山植物が多いので、それに倣って育てていたので、園芸植物のように育ててどのくらい丈夫なのかはわかりません。 下に日本に自生している仲間のヤナギランの写真と(柳蘭)の特徴を載せています。 上のエピ ...
エンビセンノウ(燕尾仙翁)の育て方
エンビセンノウ(燕尾仙翁)は、北海道(日高)、本州(長野県、埼玉県)にまれに見ることが出来る、ナデシコ科 センノウ属の多年草です。 古典植物として栽培されているマツモトセンノウと同じ仲間ですが、エンビセンノウは原種のために同じようにそだてても、うまく育たないことがあります。 寒冷地であれば別ですが、関東地方の住宅地で育てるには湿度や夏の高温多湿に対して工夫する必要があります。 エンビセンノウと同じ仲間で日本に産するマツモトセンノウ、フシグロセンノウ、オグラセンノウ、センジュガンピを載せています。 上のエン ...
ドラコケファルム・モルダビクム(ホザキムシャリンドウ)の育て方
ドラコケファルム・モルダビクム(ホザキムシャリンドウ)は、ヨーロッパから中国までの広い範囲 に分布するシソ科 ムシャリンドウ属の植物です。 薬草やハーブティーなどハーブとして利用されますが、花もとてもきれいなので、観賞用としても植えられます。 1年草なので、毎年秋に種を播くか、苗を購入しないと育てられませんが、零れ種で育つこともあるようです。 上のドラコケファルム・モルダビクム(ホザキムシャリンドウ)は、自宅で2005年6月15日に撮影した2004年10月23日播種の苗からの花です。 ドラコケファルム・モ ...
ヤエノドクダミ、五色ドクダミの育て方
ドクダミは、本州、四国、九州、沖縄に自生しているようで、寒さには弱いようですが、地植えでは枯れることがありませんが、鉢植えの場合は凍らないように気を付けます。 十薬の名で漢方薬として有名なドクダミですが、場所を選ばず蔓延ると取り除くのが大変になりますので、植えるときは場所を考えて植えた方が良いようです。 五色ドクダミも普通の葉に戻ったものが強いので、取り除かないと斑のないものになってしまいます。 上のヤエノドクダミ は、自宅で2008年6月5日に撮影した花です。 ヤエノドクダミ、五色ドクダミの特徴と育て方 ...
デルフィニウムの育て方ーデルフィニウム タトシエネンセ'メディテラニアンシーズ'|デルフィニウム・パヴォナセウム
デルフィニウム タトシエネンセ'メディテラニアンシーズ' は、タトシエネンセの仲間で、寒地のシベリアからモンゴル、中国に自生しているようですので、日本の高温多湿を越すのは難しいようです。 デルフィニウム・タトシエネンセ ‘メディテラニアンシーズ’は、交配種のようですが、それでも花が咲いたら枯れてしまいました。 寒冷地でしたら育つのかもしれませんが、関東地方の高温多湿は難しいと感じた植物です。 デルフィニウム・パヴォナセウム(Delphinium pavonaceum)は、米国オレゴン州原産で白とブルーがと ...
コレオプシス・ロセア ‘アメリカン ドリーム’とイトバハルシャギクの育て方|オオキンケイギクの特徴
コレオプシス・ロセア ‘アメリカン ドリーム’は、コレオプシス・ロセアの園芸品種で、花色は濃いピンクで、花茎1.5cm位、高さ30cm位になります。 砂利がちなところに植えたところ、丈が詰まって倒れにくくなりました。 下に仲間のイトバハルシャギク特徴と育て方、キンケイギクの写真と特徴を載せています。 上のコレオプシス・ロセア ‘アメリカン ドリーム’は、自宅で2004年7月6日に撮影した花です。 コレオプシス・ロセア ‘アメリカン ドリーム’の特徴と育て方 コレオプシス・ロセア ‘アメリカン ドリーム’ ...
カンパニュラ・サルトリー(Campanula sartorii)の育て方
カンパニュラ・サルトリー(Campanula sartorii)は、ギリシャとアンドリュー島の日当たりの良い岩場で良く成長することなどは分かりましたが、分からないことの多いカンパニュラです。 最初に種を播いて花が咲いた時には枯れてしまいましたが、種を採取しておいたので、その種からは毎年花が咲くので、多年草だと思われます。 1㎝程度の輝くような白い漏斗状の花をたくさんつけて、とても素敵な植物です。 上のカンパニュラ・サルトリー(Campanula sartorii)は、自宅で2014年6月21日に撮影した花 ...
カンパニュラ・ライネリー(Campanula rainerii)の育て方
カンパニュラ・ライネリー(Campanula rainerii)は、アルプスに咲くカンパニュラで、ロゼットになり株が殖えますが、花付があまりよくないようです。 わが家は他の高山植物と同じように管理していますが、カリを多く含む水肥を秋にやればよいのではないかと思いながら、実行していません。 同じように育てても、他の高山植物は花付が良いので、そのような性質をもているのではないかと思ったりしています。 上のカンパニュラ・ライネリー(Campanula rainerii)は、自宅で2008年7月4日に撮影した花で ...