イワシャジン(岩沙参)、シロバナイワシャジン(白花岩沙参)の育て方
イワシャジン(岩沙参)は、関東地方南西部や中部地方南東部の山地の岩場に見られます。 奥日光で水が流れるような崖に垂れさがって咲いていたイワシャジンが思い出されます。 シロバナイワシャジンは20数年育てているものですが、奥日光で見たものと同じなので、野生種のようです。 こじんまりとしたイワシャジンが出回っていますが、上の写真は購入株なので、園芸品種かもしれません。 上のイワシャジン(岩沙参)は、自宅で2004年9月10日に上三依水生植物園で撮影したものです。購入し2年ほど花が咲きましたが撮影を怠ってしまいま ...
ヤマラッキョウ(山辣韮)の育て方|仲間のミヤマラッキョウ
ヤマラッキョウ(山辣韮)は、本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄の山地の草原に生える多年草です。 9月の池の平湿原で、ヤマラッキョウに出会い、その後種を購入して育て初めて10年以上過ぎました。 湿原に生えている花なので、乾燥させると蕾が開き切らずきれいな花はさきませんが、とても丈夫で、種から殖えすぎるくらい殖えます。 下に仲間の亜高山帯~高山帯の岩場や乾いた草地に生えるミヤマラッキョウを載せています。 上のヤマラッキョウ(山辣韮)は、自宅で2017年10月31日に撮影した2004年1月に播種した苗がたくさ ...
イトラッキョウ(糸辣韮)、シロバナイトラッキョウ(白花糸辣韮)の育て方
イトラッキョウ(糸辣韮)は、九州の西部の海岸沿い、または山地や川沿いの岩場に生える花茎は高さ8~22cmの多年草で、平戸産と言われます。 庭が寂しくなる、11月頃に開花するとても可憐な花で、日当たりと風通しの良いところを好みますが、とても丈夫で育てやすい植物です。 よく似ているヤマラッキョウは、湿地に生えるために保水性を考えて栽培する必要がありますが、零れ種で殖えすぎるくらいです。 上のイトラッキョウ(糸辣韮)は、自宅で2022年11月7日に撮影したものです。 イトラッキョウ(糸辣韮)の特徴と育て方 イト ...
イソギク(磯菊)の育て方|花が似ている仲間で高山植物のイワインチン
イソギク(磯菊)は、千葉県の犬吠埼から静岡県の御前埼までの太平洋岸、伊豆諸島の海岸の崖などに生える高さ20~40㎝の多年草です。 日光が好きな植物ですが、半日陰でも育つような丈夫な植物なので、寄せ植えや草物盆栽に使うように庭に場所に植えています。 葉の裏に丁字伏毛が密生して銀白色になり、覆輪のように見える葉がとても素敵で、草物盆栽や寄せ植えに葉を鑑賞するために利用しています。 上のイソギク(磯菊)は、自宅で2004年11月22日に撮影したものです。 イソギク(磯菊)の特徴と育て方 イソギク(磯菊) 200 ...
イヌセンブリ(犬千振)の育て方とセンブリ(千振)
イヌセンブリ(犬千振)は、本州、四国、九州の湿地に生え、茎は高さ5~30㎝になる、越年生の一年草です。 苗をいただいて、花を咲けせることが出来ましたが、種の採取が出来ずに1度花が咲いただけの栽培になってしまいました。 イヌセンブリは、ムラサキセンブリともセンブリとも自生地が異なるようで、コツをつかむことが出来ませんでした。 ムラサキセンブリ10年以上庭に群生をつくっているのですが・・・。 下にセンブリを載せていますが、数度種を播いて育てることに挑戦しましたが、育てることが出来まえんでした。 上のイヌセンブ ...
フジバカマ(藤袴)の育て方|仲間のヒヨドリバナとヨツバヒヨドリの特徴
フジバカマ(藤袴)は、本州の関東地方以西、四国、九州の土手などに野生しますが、現在はほとんど見られず、絶滅危惧種になっています。 古くは中国から渡来した植物で、もともと観賞用として植えられたが、野生状態となって各地にはびこった植物で、秋の七草の一つになっています。 現在、フジバカマの名で市販されているものは、サワフジバカマ(Eupatorium × arakianum)言われる園芸品種のようです。 わが家で育てているフジバカマは40年近い持ち越し株ですが、フジバカマなのか園芸品種なのか断定できません。 上 ...
フユノハナワラビ(冬花蕨)の育て方|礼文島のヒメハナワラビ(姫花蕨)
フユノハナワラビ(冬花蕨)は、本州(東北地方以南)、四国、九州に分布し、日当たりの良い山地林縁、原野や路傍の木立の陰になるような草地などに生育します。 群生しているのを見たことがありませんが、草刈りなどが頻繁に行われるところでは群生しているところもあるようです。 身近に見ることのできる植物ですが、単体で見ることが多いので、どのような殖え方をするのだろうと思いますが、我が家の栽培品も殖えることなく長いこと1本でしたがいつの間にか消えてしまいました。 礼文島に行った時に、ヒメハナワラビ(姫花蕨)を見つけました ...
ホトトギス(杜鵑)とシロホトトギス(白杜鵑)の育て方
ホトトギス(杜鵑)は、日本の特産種で主に太平洋側の山地の崖などやや湿ったところに生える多年草です。 自生地が、空中湿度の高い半日陰なので、直射日光を避けて湿度を保ち、涼しく育てた方が良いようです。 清楚なシロホトトギスも下に載せています。 他にタカクマホトトギス、ヤマジノホトトギスタイワンホトトギス、園芸種を育てています。キイジョウロウホトトギス、種からチャボホトトギス、タマガワホトトギスを育てたことがありますが、こちらは猛暑の年に枯れててしまいました。 上のホトトギス(杜鵑)は、自宅で2017年10月3 ...
ホソバハグマ(細葉白熊)の育て方
ホソバハグマ(細葉白熊)は九州(屋久島)低地~900mの渓流沿い岩上に生え、茎は高さ17~40㎝で、白い小さな可憐な花を咲かせます。 わが家は1月に種を播きましたが、12月に花が咲きましたので、丈夫な植物のようです。 細い葉と可憐な花がバランスよく咲くので、寄せ植えや草物盆栽などに最適だと思います。 乾燥には弱いことと、春以外は日陰を好む植物なので、適切な管理をすることは大切です。 上のホソバハグマ(細葉白熊)は、自宅で2007年11月16日に撮影した2006年1月播種の苗からの花です。 ホソバハグマ(細 ...
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の育て方|仲間のオオマルバノホロシとナスの特徴
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)は、日本全土のに自生する植物で、明るい林の中や山道、山際の家の周囲などに生育するナス科のツル性の多年草です。 わが家は1月に種を播きましたが、8月下旬には近くのロウバイの木に絡みついてほうずきに似た花を咲かせました。 とても丈夫な植物で株は年々大きくなり、零れ種からも殖える、繁殖力が強い植物です。 下に仲間の尾瀬の湿原などに生えるという、オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)と野菜のナス(茄子)の特徴と写真を載せています。 上のヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)は、自宅で2004年8月21日 ...
ヒゴタイ(平江帯)の育て方
ヒゴタイ(平江帯)は、本州(愛知県、広島県、岐阜県)、四国、九州に自生する植物で、日当たりの良い山地の草地に生え、茎は太く高さ1mほどになる多年草です。 葉はアザミを大きくしたような葉で、短い刺状のある鋸歯があります。 種から育てて1年で花が咲きましたが、数年で枯れてしまったのは高温多湿のためか植え場所が悪かったためだろうと思っています。 2017年春にもう一度播種をしたものが、2018年8月4日に大きく育ち花を咲かせました。10年前は植え場所が狭かったために根がはれず大きく育たなかったようです。この花か ...
カリガネソウ(雁草)の育て方
カリガネソウ(雁草)は、山地や原野の林縁などに生える多年草で、臭気があります。またそれが特長にもなっていて、忘れられない花になるようです。 種から育てましたが、とても丈夫な植物で10年以上、庭に植えて放任状態ですが季節が来ると名前のようなブルーのとても可憐な花を見せてくれます。 毀れ種からも殖えますし、年数がたつと大株になり丈も高くなったので、6月ごろに苗をカットしました。 上のカリガネソウ(雁草)は、自宅で2022年9月15日に撮影した花です。 カリガネソウ(雁草)の特徴と育て方 カリガネソウ(雁草) ...
カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)の育て方
カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)は、ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属の植物で、北海道の山地の岩場に見られる小型種で、花径約1cmほどです。葉は倒披針形で鋸歯はありません。 北海道の北海道(日高、十勝)の海岸沿いの岩上に生るヒダカミセバヤの葉には鋸歯があり区別できます。 ミセバヤは瀬戸内海の小豆島などの大型のものが出回っていますが、ヒダカミセバヤやカラフトミセバヤはかなり小型です。 上のカラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)は、自宅で2004年9月12日に撮影した花です。 カラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)の ...
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)の育て方|ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)
ヒダカミセバヤ(日高見せばや)は、ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属の植物で、海岸沿いの岩上に生える矮性種で10~15㎝ほどになり、卵円形の葉に鈍鋸歯があります。 北海道の山地の岩場に見られる小型種にカラフトミセバヤ(エゾミセバヤ)がありますが、葉に鋸歯がありません。 ミセバヤは瀬戸内海の小豆島などの大型のものが出回っていますが、ヒダカミセバヤやカラフトミセバヤはかなり小型です。 仲間のミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草)の写真と特徴を下に載せています。 上のヒダカミセバヤ(日高見せばや)は、自宅で20 ...
ハナトラノオ(フィソステギア)の育て方
ハナトラノオ(フィソステギア)は、大正時代に入ってきた、北アメリカ東部原産のシソ科 カクトラノオ属の植物で、丈夫でよくふえるため急速に広まり、現在ではよく見かける宿根草の一つになっています。 早生種、中生種、晩生種とあり、6月下旬から10月くらいまで咲くので、よく見かける植物なのかもしれません。 草丈が高く、切り花にできることも魅力のひとつになっています。 上のハナトラノオ(フィソステギア)は、自宅で2003年9月28日に撮影した花です。 ハナトラノオ(フィソステギア)の特徴と育て方 和名 ハナト ...
ハナカンザシ(Rhodanthe anthemoides)の育て方
ハナカンザシ(Rhodanthe anthemoides)は、オーストラリア原産のキク科 ローダンテ属の多年草ですが暑さに弱いので、日本では1年草扱いにされています。 高さ40~50cm。かさかさとした可憐な花が株一面に咲き、冬から春のコンテナの寄せ植えなどにしますが、造花のような花がドライフラワーに向いていることからドライフラワーとしての人気があります。 開花期間が長いので、2月から4月ごろまで、薄い液体肥料を月に3~4回施し夏を越したいときは、山野草用土に植え替えます。 上のハナカンザシ(Rhodan ...
斑入りギンミズヒキ(斑入り銀水引)と斑入りミズヒキ(斑入り水引)の育て方
ミズヒキ(水引)は、日本全土の林や藪の縁などに普通に生える高さ50~80cmのタデ科 タデ属の多年草です。 茎の先に長さ約30cmの細い総状花序を出し、小さな花が咲きますが、マクロ写真で拡大して写すととても魅力的な花です。 茎の先に咲く花はミズヒキは赤く、ギンミズヒキは白く見えるだけですがそれでも、斑入りの葉と相まって風流のある花です。 上の斑入りミズヒキ(斑入り水引)は、自宅で2004年9月24日に撮影した花です。 斑入りギンミズヒキ(斑入り銀水引)の特徴と育て方 斑入りギンミズヒキ(斑入り銀水引) 2 ...
デンドロビウム・キンギアナムの育て方
デンドロビウム・キンギアナムは、小さな花をたくさん咲き、デンドロビウム・ノビレ等とは違った魅力を持つ花です。日光を好み花付が良く、洋ランの中では育てやすい部類に入ります。 しかし、他の洋ランと同じように寒さには弱いので、冬は室内の日当たりの良い窓辺で管理することが必要です。 洋ランを好んで育てた時期がありますが、ギンギアナムは丈夫で花付が良く、手がかかりませんでした。 上のデンドロビウム・キンギアナムは、自宅で2004年3月30日に撮影した花です。 デンドロビウム・キンギアナムの特徴と育て方 デンドロビウ ...