ヤナギバチョウジソウ(柳葉丁字草)の育て方
ヤナギバチョウジソウ(柳葉丁字草)は、アメリカの東部から中南部原産でキョウチクトウ科 チョウジソウ属の植物です。日本に自生するチョウジソウによく似た花が咲きますが葉が少しほそいようで、大株になれば違いははっきり分かりますが、小苗のうちは区別が難しいかもしれません。 育てる場所にもよるのでしょうが、かなり大きく丈夫な植物のようです。 苗を購入するときは紛らわしいので、よく確かめて購入した方が良いと思いました。 我が家はチョウジソウは少し乾燥気味なところで、ヤナギバチョウジソウは湿気のある場所だたことが、この ...
ウンナンセンノウ(雲南仙翁)の育て方
ウンナンセンノウ(雲南仙翁)は、中国雲南省原産でナデシコ科 センノウ属の植物です。カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)にとてもよく似た花ですが、草丈は低く、繊細な株立ちをしています。 私は種から育てましたが、殖やすことが、容易な植物で、最初はとても元気に育っていて、種の採取も出来ていろいろな方に差し上げましたが、いつの間にか消えてしまったのは植え替えを怠ったか、株自体が弱かったかなのでしょうが、はっきりとしたことは分かりません。 数多く栽培しているとこのようなことがありますが、後になって心のゆるみを ...
チョウジソウ(丁字草)の育て方
チョウジソウ(丁字草)は本州、九州の川のそばなどのやや湿った草地に生える高さ40~80cmの多年草ですが、乱獲か河川工事などの環境変化が大きいためかは分かりませんが絶滅危惧種になっているようです。 私は種から育てましたが、殖やすことが、容易な植物なので、出回っていることから入手は比較的容易なようです。 海外原産のヤナギバチョウジソウ (A. tabernaemontana) やホソバチョウジソウ (A. angustifolia)などがありかなり大型になるので、好みのものを育てた方が良いようです 。 下に ...
ツルハナシノブ ’プラム パーフェクト’(Phlox divaricata 'Plum Perfect')の育て方|仲間のシバザクラ
ツルハナシノブ ’プラム パーフェクト’(Phlox divaricata 'Plum Perfect')は北アメリカ原産のハナシノブ科 フロックス属の園芸品種の多年草です。 シバザクラを大型にしたような花で、繁殖力が旺盛なのでグランドカバーに最適です。シバザクラは日向ですが、こちらは半日陰でも育つので、使い分けることができそうです。 数種類の園芸品種があり、色も選べるようですので、好きな色を選ぶことが出来ます。下に仲間のシバザクラも載せています。 上のツルハナシノブ ’プラム・パーフェクト’(Phlox ...
ヤマツクシスミレ(山筑紫菫)の育て方
ヤマツクシスミレ(山筑紫菫)は、東アジア~東南アジアに分布するスミレで、筑紫スミレの亜種になっています。 ツクシスミレは見たことがないのですが、ツクシスミレより花色が濃いということと、かなり毛深く、スミレが苦手な我が家でも零れ種で殖え続けていることからヤマツクシスミレとしました。 葉は日本では見られないような毛深さでランナーを出して殖えますが、とてもきれいで小さな花です。 上のヤマツクシスミレ(山筑紫菫)は自宅で2012年4月24日に撮影した花です。 ヤマツクシスミレ(山筑紫菫)の特徴と育て方 ヤマツクシ ...
ツボサンゴ(ヒューケラ・サンギネア Heuchera sanguinea)とヒューケレラ(Heucherella)の育て方
ツボサンゴ(ヒューケラ・サンギネア Heuchera sanguinea)は、アメリカ南部からメキシコ北部原産で、主に岩場に生えますが暑さに弱いために、山野草のような栽培をしないといけないようです。 ティアレラ(スダヤクシュ)との交配により作出されたヒューケレラ(Heucherella)やヒューケラ・ビローサ(Heuchera villosa)の実生から発見された紫葉の園芸品種など花も、葉も美しいものが沢山あるようです。 わが家で栽培しているものは、ツボサンゴ(ヒューケラ・サンギネア Heuchera s ...
タウンセンディア・グラベラ(Townsendia glabella)の育て方
タウンセンディア・グラベラ(Townsendia glabella)は、コロラド州の特産で、南西部の2100~2600mの岩場に生えるキク科 タンセンデア属の植物です。 岩場の高山植物ということで水はけ良い用土で植込み、春と秋は日に当て、夏を涼しくするように管理しました。 詳しい情報が分からないまま種から育てたものですが、数年間は花を見ることが出来ました。 上のタウンセンディア・グラベラ(Townsendia glabella)は自宅で2006年4月26日に撮影した種から育てた花です。 タウンセンディア・ ...
ビオラ・ペダータ(トリアシスミレ)の育て方
ヴィオラ・ペダータ(トリアシスミレ)は、北米東部が原産で大型で、掌状に深く裂けた葉が特徴のスミレです。 花色は変化があるようで、単色で薄紫の花や濃紫のもの、2色で、花色が上下で分かれているものなどがあるようです。 わが家の花は2色で上が濃い紫、下が淡い紫になっています。 上のヴィオラ・ペダータ(トリアシスミレ)は自宅で2007年5月19日に撮影した栽培品の花です。 ビオラ・ペダータ(トリアシスミレ)の特徴と育て方 上のヴィオラ・ペダータ(トリアシスミレ) 2009年4月18日 撮影 栽培品 和名 ビオラ・ ...
チシマタンポポ(千島蒲公英)の育て方
チシマタンポポ(千島蒲公英)は、ヨーロッパ、アルプス山脈の標高2000~3000mの高山の岩場、砂礫に自生する多年草ですが、高山植物でこれほど育てやすいものはないというくらい丈夫です。 砂利がちなロックガーデンに植えるとランナーで殖えるので、植え替える必要はなく、肥料を時々やるくらいで手間のかからない植物です。 コウリンタンポポと同じ仲間ですが、チシマギキョウは高さは10~20cmと小型なので、ロックガーデンにマッチします。 上のチシマタンポポ(千島蒲公英)は自宅で2014年5月20日に撮影した栽培品の花 ...
チシマキンバイ(千島金梅)の育て方
チシマキンバイ(千島金梅)は、北海道およびシベリアや北アメリカに分布し、原野、草原、岩場、礫地、海岸の岩場に生え、高さは10~30cmになります。 北海道が自生地ですから暖かい地方では、高山帯に生えるような植物と同じように育てる必要があります。 キジムシロ属の植物ですが花が大きく華やかな感じがする野草です。 上のチシマキンバイ(千島金梅)は自宅で2004年5月2日に撮影した栽培品の花です。 チシマキンバイ(千島金梅)の特徴と育て方 チシマキンバイ(千島金梅) 2004年4月24日 撮影 栽培品 和名 チシ ...
チシマンフウロ(千島風露)の育て方|品種のトカチフウロ(十勝風路)
チシマンフウロ(千島風露)は、北海道、本州(青森県深浦町、八甲田山、経塚山、鳥海山、早池峰山)に分布し、高山帯の開けた草地に生える多年草です。 花色には変化があるようで、我が家で種から育てたものはかなり濃い色ですが、自生地で見たものはもっと薄い色でしたが、葉がとてもよく似ているのと、チシマフウロという苗をいただいたため、チシマフウロにしています。 自生地で写した花も下に載せています。 上のチシマンフウロ(千島風露)は自宅で2012年4月17日に撮影した栽培品の花です。 チシマンフウロ(千島風露)の特徴と育 ...
チゴユリ(稚児百合)の育て方
チゴユリ(稚児百合)は、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生える高さ20~35cmの多年草です。 ピンク色の花や緑色の花、斑入りなどがあり、愛好家に好まれて栽培されているようです。 わが家も斑入り種はあまり殖えませんが、野生種は庭木の下に地下茎を伸ばして殖えています。 上のチゴユリ(稚児百合)は自宅で2019年4月12日に撮影した斑入り葉の花です。 チゴユリ(稚児百合)の特徴と育て方 斑入りチゴユリ(斑入り稚児百合) 2020年4月8日 撮影 栽培品 チゴユリ(稚児百合) 2005年4月21日 撮影 ...
チベットコアヤメの育て方
チベットコアヤメは、中国の四川省・雲南省・チベットに分布している、葉が剣状で長さ10~20㎝の多年草です。 花茎は5~10㎝で花をつけるのでとても小さく可憐なアヤメです。 日当たりを好み、よく殖えて丈夫な植物なので現在はロックガーデンに植えていますが、沢山の花をつけてくれます。 上のチベットコアヤメは自宅で2012年4月24日に撮影した花です。 チベットコアヤメの特徴と育て方 チベットコアヤメ 2008年4月14日 撮影 栽培品 和名 チベットコアヤメ 学名 Iris 科名・属名 アヤメ科 アヤメ ...
テリマ・グランディフロラ(Tellima grandiflora)の育て方
テリマ・グランディフロラ(Tellima grandiflora)は、北アメリカ西部が原産のテリマ属で1属1種ということです。 根生葉から茎をのばして黄緑の少し変わった形の花を総状につけます。チャルメルソウにどこか似ていますが、チャルメルソウよりずっと丈夫でシェードガーデンにぴったりの花です。 地味な花ですが、緑の葉が美しいので、木の根元にグランドカバーとして植えておくと涼しさが感じられると思います。 上のテリマ・グランディフロラ(Tellima grandiflora)は自宅で2010年6月19日に撮影 ...
コバノタツナミ(小葉の立波)の育て方|仲間のトウゴクシソバタツナミの特徴
タツナミソウの仲間には多くの種があり、分類が難しい植物として知られているようですが、栽培されているものの多くが、コバノタツナミ(小葉の立波)ということで、庭に生えているものは特徴などからコバノタツナミとしました。 学者の間でも意見が分かれているということで、図鑑によって違っているということですが、日光植物園で写したものは、山溪ハンディ図鑑2 「山に咲く花」を参考にして、トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)として載せています。 また、三毳東口の返り咲きのコバノタツナミ(小葉の立波)に白花、青花、紫花と色 ...
タチカメバソウ(立亀葉草)の育て方|ルリソウ属のヤマルリソウの特徴
タチカメバソウ(立亀葉草)は、北海道、本州に分布している、ムラサキ科 キュウリグサ属の多年草で、花はワスレナグサに似ています。 落葉樹林の山地の谷間の湿ったところなどに生えるということですが、私は育てていましたがで自生の花を見たことがありません。 ムラサキ科 ルリソウ属の花がよく似ている、ヤマルリソウ(山瑠璃草)の写真と特徴を載せています。 その他、似ている花にはミヤマムラサキ、ワスレナグサ、オンファロデス リニフォリアなどがあります。 上のタチカメバソウ(立亀葉草)は自宅で2008年4月22日に撮影した ...
タマシャジン(フィティウマ・ショイヒツェリ)の育て方
タマシャジン(フィティウマ・ショイヒツェリ)は、ヨーロッパアルプス、アペニン山脈原産のキキョウ科 フィテウマ属の植物ですが、キキョウ科とは思えないようなユニークな花が咲きます。 種から育てましたが、育ちは早く翌年に開花し高山植物のわりには丈夫な花のようです。しかし過湿には弱いようなので、梅雨以降は屋根下で育て、水はけよく植えることが大切です。 アルプスの著名種と書いてあった種を播いて育てました。 上のタマシャジン(フィティウマ・ショイヒツェリ)は自宅で2010年6月11日に撮影した2006年9月27日に播 ...
タカネイバラ(高嶺薔薇)の育て方|仲間のサンショウバラ(山椒薔薇)
タカネイバラ(高嶺薔薇)は、四国地方の石槌山と剣山、中部地方、関東地方北部、東北地方の亜高山帯~高山帯の岩場や草地に生える落葉低木で、日本特産の高山性のバラです。 別名にもあるように、ハマナスを小さくしたようにも感じられる花姿です。 新しい芽を伸ばして古い枝を切りながら、40年以上育てています。 仲間で、静岡、神奈川、山梨の諸県の富士を中心とした山地に生えるサンショウバラ(山椒薔薇)は、高さ1~6mになり、径10cm以上になる落葉小高木です。枝にはとげが多く、初夏、径4~7cm花を咲かせ、葉がサンショウの ...