シンフィアンドラ・ザンゼグラ(Symphyandra zanzegura)の育て方
シンフィアンドラ・ザンゼグラ(Symphyandra zanzegura)は、中央アジア南部カプデヒカ山脈の特産種ということなので分布が限られているようです。 シンフィアンドラの仲間はあまりなじみがなく、詳しいことが分からないままに育てた花です。 野生種で株が弱いので、種からの更新は楽なようで、1年で沢山の花を見ることが出来ました。2年草、もしくは多年草とありましたが、1年だけしか花が看られませんでした。 上のシンフィアンドラ・ザンゼグラ(Symphyandra zanzegura)は自宅で2006年5月 ...
シンフィアンドラ・ワンネリ(Symphyandra wanneri)の育て方
シンフィアンドラ・ワンネリ(Symphyandra wanneri)は、バルカン半島原産のキキョウ科 ハナブサソウ属の短命な多年草と書いてありましたが、夏越しが難しいようです。 種を採取して殖やすのが良いようですが、種も採らなかったので1年見ただけで終わってしまいました。 暑さには弱いようで、冷涼な気候のところでは零れ種で殖えていると聞いたことがあります。 上のシンフィアンドラ・ワンネリ(Symphyandra wanneri)は自宅で2006年4月21日に撮影した2004年10月播種の初花です。 シンフ ...
シラネアオイ(白根葵)の育て方|日光白根山などの山で出会ったシラネアオイ
シラネアオイ(白根葵)は、北海道から本州中部以北の深山や亜高山、高山帯下部の林縁に生える多年草で、東北の山に登ると登山道で何度も出会ったことがあります。 疲れたころに低木の陰に大きな薄紫の花が、励ましてくれるように咲いていました。下に山で出会ったシラネアオイの写真を載せています。 とてもなじみのある花で、40年近くも育てていますが、関東地方では、風で葉が傷んだり、葉が灼けてしまうことがありましたが、少しずつ環境に慣れ始めています。 上のシラネアオイ(白根葵)は自宅で2012年4月13日に撮影した花です。 ...
シラン(紫蘭 )、クチベニシラン(口紅紫蘭)、シロバナシラン(白花紫蘭)の育て方
シラン(紫蘭 )は、本州(関東以南)、四国、九州、、台湾、中国に分布し、日当たりの良い湿性斜面に生えているようですが私は自生しているシランは見たことがありません。 庭植えで手入れをしないでも、きれいな花を咲かせてくれるシランは、初心者はもちろん忙しい方にとっても、季節を感じさせてくれる素敵な花です。 シラン、クチベニシラン、白花シランを育てていますが、クチベニシラン、白花シランはシランほどには殖えないようです。 上のクチベニシラン(口紅紫蘭)は自宅で2019年5月10日に撮影した花です。 シラン(紫蘭 ) ...
シライトソウ(白糸草)の育て方|日光植物園のシライトソウ
シライトソウ(白糸草)は、本州(秋田県以南)、四国、九州に分布し、山地の林内や谷沿いにに生える、15~40cmの多年草です。 茎頂に長さ10~20cmの総状花序をだし、白花を多数つけます。自生地は見たことがありませんが、日光植物園には沢山のシライトソウが群生していてとても見事でした。 空中湿度が高く、様々な木が繁り、流れや池もあるので、自生地のような雰囲気ではないかと思うような場所になっていました。下に日光植物園のシライトソウを載せています。 上のシライトソウ(白糸草)は自宅で2003年5月14日に撮影し ...
シナノナデシコ(信濃撫子)の育て方
シナノナデシコ(信濃撫子)は、本州(関東、中部地方)に分布し、山地の河原や荒地、亜高山に生える高さ20~40㎝の多年草です。 茎頂に紅紫色の花を多数つけ、日本の高山に生えるタカネナデシコなどよりは、園芸品種に似た感じで、茎頂に紅紫色の花を多数つけます。 種から育てても、次の年には開花するので殖やすことが楽な植物です。 上のシナノナデシコ(信濃撫子)は自宅で2008年6月5日に撮影した2006年9月播種の苗から花です。 シナノナデシコ(信濃撫子)の特徴と育て方 シナノナデシコ(信濃撫子) 2010年5月28 ...
シマツルボ(縞蔓穂)の育て方
シマツルボ(縞蔓穂)は、アフリカ南部原産のユリ科 シマツルボ属の植物です。小さな球根性多年草で、葉に縞があることからシマツルボというようです。 日当たりを好みますが、あまり寒さには強くないようです。 草丈10~15㎝で、春に桃紫色の穂状の花が咲きます。 上のシマツルボ(縞蔓穂)は自宅で2006年5月14日に撮影した花です。 シマツルボ(縞蔓穂)の特徴と育て方 シマツルボ(縞蔓穂) 2006年5月12日 撮影 栽培品 和名 シマツルボ(縞蔓穂) 学名 Ledebouria cooperi 科名・属名 ...
シレネ・ユニフローラ’アルバ’(Silene uniflora cv. Alba)の育て方
シレネ・ユニフローラ’アルバ’(Silene uniflora cv. Alba)は、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)の栽培品種です。 わが家は種から育てて、たくさん芽生えたので、ロックガーデンにすぐに植えましたが成長が早く、種を播いた苗も芽生えた年にたくさんの花を咲かせました。 日光がすきな育てやすい植物で、ロックガーデンにも鉢植えにも寄せ植えにも使えるとても可憐な花です。 上のシレネ・ユニフローラ’アルバ’(Silene uniflora cv. Alba)は自宅で2005年5月 ...
シレネ・アルペストリス(Silene alpestris)の育て方
シレネ・アルペストリス(Silene alpestris)は、地中海沿岸沿岸に分布する、ナデシコ科 シレネ属の植物で、1㎝くらいの小さな花がカスミソウのように咲きます。 普通は一重咲きのようですが、わが家で購入したのは八重咲きで、一重咲きの花はまだ見ていません。 日光がすきな育てやすい植物で、ロックガーデンにも鉢植えにも寄せ植えにも使えるとても可憐な花です。 上のシレネ・アルペストリス(Silene alpestris)は自宅で2006年5月17日に撮影した栽培品です。 シレネ・アルペストリス(Silen ...
四季咲きタカネナデシコの育て方
四季咲きタカネナデシコは、高山性の交配種のようなので、種から育てましたが、名前に恥じない丈が低いとてもきれいな花が咲きました。 なぜか同じように育てても元気に育つものといつの間にか消えてしまうものがあるのは、育て方が悪いのか、もともと弱い品種なのかは何度か育てて見なければ分からないものがあります。 ナデシコは育てやすいと思い込んでいたので、いつの間にか株がなくなっていたことには気落ちしました。 今思うと株自体が弱いナデシコのために消えたのか、暑さに弱くて枯れたのかは確定できません。 上の四季咲きタカネナデ ...
セッコク(石斛)の育て方|デンドロビュームの育て方
セッコク(石斛)は、本州、四国、九州、沖縄、中国、朝鮮に分布する多年草で、森林の岩上や老木の上に着生します。 日光街道の老杉にはたくさんのセッコクが着生していて、花の時期はとてもきれいだと聞きますが、車で通るのと花の時期でないためか私は見たことがありません。 下には熱帯~亜熱帯アジア オセアニアに分布している、交配種のデンドロビュームの育て方を載せています。 上のセッコク(石斛)は自宅で2007年5月5日に撮影したものです。 セッコク(石斛)の特徴と育て方 セッコク(石斛) 2019年5月6日 撮影 栽培 ...
ヤシュウハナゼキショウ(野州花石菖)の育て方
ヤシュウハナゼキショウ(野州花石菖)は、野州(下野国、現栃木県と群馬県の一部)の山の岩場に生える特産種の多年草で、絶滅危惧種になっているようです。 私は野生種は見たことがありませんが、自生地が狭いことから、乱獲による減少ではないかとおもっています。40年近く育てていますが、栽培難度が高いわけではなく普通に育てていれば枯れるような植物ではありません。 上のヤシュウハナゼキショウ(野州花石菖)は自宅で2019年7月23日に撮影したものです。 ヤシュウハナゼキショウ(野州花石菖)の特徴と育て方 ヤシュウハナゼキ ...
サンリンソウ(三輪草)の育て方|仲間のエゾイチゲ、エゾノハクサンイチゲ、ハクサンイチゲの特徴
サンリンソウ(三輪草)は、北海道、本州(中部地方以北)の山地や亜高山樹林内に自生する多年草で、尾瀬沼などにも自生していることから、暖地での栽培は他のイチリンソウの仲間に比べて難しい部類に入ると思います。 尾瀬沼でサンリンソウを見た時にイチリンソウ、アズマイチゲやキクザキイチゲとは違った雰囲気の花に感動しました。 このページにはエゾイチゲ、ハクサンイチゲ、エゾハクサンイチゲのと写真と特徴を載せています。 上のサンリンソウ(三輪草)は自宅で2008年5月9日に撮影した2005年6月播種からの初花です。 サンリ ...
サカコザクラ(Androsace filiformis)種からの育て方
サカコザクラ(Androsace filiformis)は、ユーラシア原産の帰化植物でトチナイソウの仲間ですが、あまり見られないということです。 帰化植物のイメージは在来種よりも生育が旺盛なものを思い浮かべるのですが、 サカコザクラは分布域を拡大できないようで、あまり見かけないということです。 種を播いてもそれほどたくさん芽生えるわけではなく、大切に育てた株が2年かかって咲いて、零れ種からも殖えなかったことから、環境もあっていなかったのだろうし、それほど繁殖力がなかったのかもしれません。 上のサカコザクラ ...
ヒメコナスビ(屋久島小茄子)の育て方とコナスビとの比較
ヒメコナスビ(屋久島小茄子)は、屋久島に自生するもので、全体に小さく葉は3~7㎜、花がやや大型でヒメコナスビ(ヤクシマコナスビ)と言います。 屋久島の気候によるのだろうが、屋久島自生するものは小形でありながら、花はほとんど変わらない大きさに咲くので見栄えがしてとても可憐です。 下に日本全土に自生するコナスビの写真を載せているので比べて見ていただきたいと思います。 上のヒメコナスビ(屋久島小茄子)は自宅で2006年6月6日に撮影した2005年7月播種の初花です。 ヒメコナスビ(屋久島小茄子)の特徴と育て方 ...
ルイヨウボタン(類葉牡丹)の育て方
ルイヨウボタン(類葉牡丹)は、北海道、本州、四国、九州に分布する、高さ30~70㎝の山地の林内に生える多年草です。 草丈の大きさに比べて花茎1㎝の黄緑色の花ですのでかなり地味ですが、それが魅力の野草です。 葉がボタンに似ていることからついた名前ですが、名前に負けない格調の高い野草で、茶花にとてもに合いそうです。 上のルイヨウボタン(類葉牡丹)は自宅で2010年5月28日に撮影した花です。 ルイヨウボタン(類葉牡丹)の特徴と育て方 ルイヨウボタン 2018年3月31日 撮影 和名 ルイヨウボタン(類葉牡丹) ...
ラナンクルス・パルナシフォリウス(ウメバチキンポウゲ)の育て方
ラナンクルス・パルナシフォリウス(Ranunculus parnassifolius)は、ヨーロッパアルプスやピレネー山脈の標高1900~2900mの石灰岩地に分布しています。 別名のウメバチキンポウゲは葉がウメバチソウに似ていますし、花も梅鉢紋に似ているので、どちらによるのかと思っています。整った白い花がとてもきれいで、花付の良い草丈10~15㎝位の小型のキンポウゲです。 数種類の世界の山野草を育てていますが、美しい花が多く、高山植物の多様さに触れさせていただける幸せを感じています。 上のラナンクルス・ ...
ラナンクルス・ゴウアニイ(Ranunculus gouanii)の育て方
ラナンクルス・ゴウアニイ(Ranunculus gouanii)は、ピレネー山脈の1600~2800m の牧草地、渓流のほとり、岩場に自生しているようです。 黄色の整った形の花を咲かせるラナンクルス・ゴウアニイは日本にはない美しさを持ったラナンクルスの仲間です。 高山に自生する花ですが、株わけができるようになり、零れ種からも殖え、10年を過ぎても元気に毎年花を咲かせています。 上のラナンクルス・ゴウアニイ(Ranunculus gouanii)は自宅で2006年5月7日に撮影した2005年7月播種の初花で ...