カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)、シロバナカッコウセンノウの育て方
ヨーロッパ、シベリアの湿った牧草地などに自生しているというカッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ)は、ロゼットの下葉から多くの花茎を伸ばし花びらが切れ込んだ風情のある花を咲かせます。 わが家は種から育てたので、シロバナも咲き、とても丈夫な花なので、放任状態になっていますが、好きなところに種を零して花を咲かせてくれて10年になります。 山野草にしては草丈が高い方ですが、ロゼット状の葉がしっかりと根を張っているので倒れることがありません。 放任状態で咲いてくれる山野草が殖えてくるにしたがって我が家の庭は野草 ...
カッコソウ、シコクカッコソウの育て方
カッコソウは、関東地方北部一部の山地の林内ににだけ自生しているようで、学名が Primula kisoana var. kisoana となり、四国に自生しているものは、シコクカッコソウと呼ばれ、変種で、Primula kisoana var. sikokiana という学名がついているようです。 植物学的に調べると違いがあるということですが、私が購入したカッコソウはほとんどがシコクカッコソウと名前がついていて、選抜種のようですが、花色も花の大きさも異なっていたので、普通に見られるは花がどのようなものなの ...
イワチドリ(岩千鳥)の育て方
イワチドリ(岩千鳥)は本州(近畿地方以西)、四国の渓谷の湿った岩場の比較的低いところの割れ目などに見られます。 花は直径1~1.5㎝で数個付け、通常淡紫色だがまれに白色があります。 最近はウチョウランと同じように交配が盛んにおこなわれるようになって様々な色や形の花が見られるようになっています。 上のイワチドリ(岩千鳥)は、自宅で2007年4月26日に撮影した、園芸品種です。 イワチドリ(岩千鳥)の特徴と育て方 イワチドリ(岩千鳥) 2005年5月1日 撮影 栽培品 イワチドリ(岩千鳥) 2006年4月28 ...
イワカラクサ(Erinus alpinus)、シロバナイワカラクサの育て方
イワカラクサ(Erinus alpinus)はピレネー山脈、ヨーロッパアルプスの高山帯の岩場や草地に生える多年草です。 高山植物ですが、ロックガーデンで零れ種から更新して、30年以上も毎年咲いています。多年草ですが、株のの寿命はさほど長くないようで、毎年零れ種からの苗が育ち大株になっては更新するという感じで山の自生のように咲きます。 白花は10年ほど前に種を播きましたが、それも一緒に咲いています。心持ち白花の方が背丈が高いようです。 上の写真は2017年5月7日に写したもので、白い花はハクロバイです。 イ ...
イワヒゲ ‘リレイ’の育て方|大雪山系黒岳のイワヒゲ(岩髭)
イワヒゲ(岩髭)は北海道、本州(中部地方以北)。北太平洋地域に自生するツツジ科の常緑矮性低木です。 イワヒゲを育てることは無理だと思っていましたが、矮性種でこんもりと蕾のたくさんついた苗を見つけ、購入してしまいました。 自生するイワヒゲ(岩髭)は、大雪山系黒岳で写したような感じなので、購入したものは、欧州で栽培されている、細かい八つ房性の小型種のイワヒゲ ‘リレイ’のようでした。 イワヒゲ ‘リレイ’の特徴と育て方 イワヒゲ ‘リレイ’ 2007年5月2日 撮影 栽培品 和名 イワヒゲ(岩髭) 学名 Ca ...
イワギリソウ(岩桐草)、シロバナイワギリソウ(白花岩桐草)の育て方
イワギリソウ(岩桐草)は本州(近畿地方以西)、四国、九州の渓谷の岩壁に生える多年草です。したがって関東地方の冬の寒さには弱いので家の中に取り込んで栽培しています。 関東地方に住んでいる私は自生地を見たことがありませんが、仲間のイワタバコの自生地は見たことがあるので、そのような場所に自生しているのだろうと想像しています。 白花は購入、ほかは葉挿しと種から育てましたが、種からは遅々としてなかなか育ちませんでした。 上のイワギリソウは葉さしから育てた10年以上が過ぎた鉢植えです。2019年5月19日に自宅で撮影 ...
イトバキンポウゲ(Ranunculus gramineus)の育て方
ヨーロッパ南部からアフリカ北部原産のラナンキュラス・グラミネウスは、夏眠性キンポウゲです。 日当たりを好むので、現在はロックガーデン植えにしています。 小形のキンポウゲで日当たりを好むのでロックガーデンに良く映えますし、雨の当たるロックガーデンでも良く育ちます。 上のイトバキンポウゲ(Ranunculus gramineus)は2014年4月23日に撮影した栽培品です。 イトバキンポウゲ(Ranunculus gramineus)の特徴と育て方 イトバキンポウゲ(Ranunculus gramineus) ...
イリス・クリスタータ(Iris cristata)の育て方
北アメリカ原産のイリス・クリスタータ(Iris cristata)は、とても丈夫で、育てやすい小型のアヤメです。 10年以上育てていて、最初は鉢栽培していましたが、丈夫でよく殖えるので、現在はロックガーデン植えにしています。 小形のアヤメで日当たりを好むのでロックガーデンに良く映えます。 上のイリス・クリスタータ(Iris cristata)は自宅で2017年5月1日に撮影したものです。 イリス・クリスタータ(Iris cristata)の特徴と育て方 イリス・クリスタータ(Iris cristata) ...
二色風鈴オダマキの育て方
二色風鈴オダマキは、フウリンオダマキ(Aquilegia ecalcarata)とオダマキの交配種ということです。 フウリンオダマキ(Aquilegia ecalcarata)は、中国、チベットの標高1800~3500mの草原や潅木帯に自生するということで、二色風鈴オダマキと異なるようです。 私はフウリンオダマキと書いてあった種を播いたので、長いことフウリンオダマキだと思っていましたが、二色風鈴オダマキのようでした。 フウリンオダマキは、ヒメウズ属なので、異なった仲間との交配ということのようで、はっきりと ...
フタリシズカ(二人静)の育て方
フタリシズカ(二人静)ヒトリシズカ(一人静)は同じ仲間ですが、一人静よりも草丈も葉も大きくなり、雰囲気が異なっています。 どちらの名前も静御前とかかわっていますが、その名前にふさわしいような花だと納得してしまいます。 どちらも好きな花で、我が家は地植えで育てています。フタリシズカ(二人静)の方が殖えやすいようです。 上の写真は2003年5月14日に自宅で撮影したものです。 フタリシズカ(二人静)の特徴と育て方 フタリシズカ(二人静) 2004年5月11日 撮影 栽培品 和名 フタリシズカ(二人静) 学名 ...
シレネ・ペンデュラ(Silene pendula)|シレネ・アルメリア(Silene ameria)の育て方
シレネの仲間は沢山あるようですがその中の1年草のシレネ・アルメリア(Silene ameria)とシレネ・ペンデュラ(Silene pendula)の育て方を載せています。 どちらの花も種をいただいたことにより、花を見ることが出来た可憐な花たちです。 シレネ・アルメリア(Silene ameria)はシレネ・サクラ コマチと呼ばれて切り花として、鉢植えとして出回っているようです。シレネ・ペンデュラ(Silene pendula)はサクラマンテマ、フクロナデシコなどと呼ばれて人気があるようです。 上の写真は ...
斑入りカキドオシ(斑入り垣通し)の育て方
シソ科 カキドオシ属のカキドオシ(垣通し)は北海道、本州、四国、九州の野原や道ばたに生える野草ですが、古くから生薬として用いられ、別名は連銭草、疳取草ともいわれているようです。 紫の花がきれいで雑草というよりは野草という雰囲気を持った花は出会うと嬉しくなるような花です。 寄せ植えに使おうと斑入り種を購入しましたが、野草と同じようによく殖えました。 上の斑入りカキドオシ(斑入り垣通し)は、2007年5月7日に撮影したものです。 斑入りカキドオシ(斑入り垣通し)の特徴と育て方 斑入りカキドオシ(斑入り垣通し) ...
フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)の育て方
斑入り源氏スミレは、シベリア、中国、朝鮮半島に自生するスミレで、日本では園芸品種として育てられているようです。 日本にはゲンジスミレがあり青森~岩手県の太平洋側、中部地方~関東地方の内陸部、岡山県、愛媛県の4か所に自生しているが、どの自生地も個体数が少ないようです。 このゲンジスミレの母種が斑入りゲンジスミレということです。植物の世界はかなり複雑だと思いました。 上のフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)は2004年4月12日に自宅で撮影したものです。 フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)の特徴と育て方 和名 フイ ...
ホウチャクソウ(宝鐸草)の育て方
ホウチャクソウ(宝鐸草) 2018年5月8日 撮影 栽培品 ホウチャクソウ(宝鐸草)は、チゴユリ属の植物ですが、チゴユリの可憐な花とはかなり違った感じがします。 チゴユリも好きですが、ホウチャクソウの目立たない花に風情を感じて庭に植えていますがかなり殖えます。 チゴユリと同じように斑入りのホウチャクソウが出回るようになったことから、鉢で栽培している方も多くなっているようです。 わが家もホウチャクソウの斑入りとチゴユリの斑入りを大切に育てています。 上の斑入りホウチャクソウ(宝鐸草)は2018年5月8日に ...
ヒメシャガ(姫射干)の育て方|仲間のシャガ(射干)の特徴
アヤメ科のヒメシャガ(姫射干)は、15㎝くらいに育てると、場所をとらないで可憐な花を見ることができます。 自生地の情報から石の上が好きだというので、半日陰の石の間のような場所に植えておきますが、そのような場所が好きなようで、元気に花を見せてくれます。 小さなやわらかな葉のわりには大きな花が咲き見ごたえがあります。 同じアヤメ属のシャガ(射干)の花の写真と詳細を載せています。 上のヒメシャガ(姫射干)は、2004年5月2日に自宅で撮影したものです。 ヒメシャガ(姫射干)の特徴と育て方 ヒメシャガ(姫射干) ...
ヒメサユリ(姫小百合)の育て方
ヒメサユリは、本州(山形県、福島県、新潟県)などに自生する日本特産の植物です。 この花は種から育てて、6年目に咲いた花です。他にササユリも種から育てていますがかなり年月がかかります。かなり前にヒメサユリを購入したことがありますが、長く咲いてはくれませんでした。 ユリ科の植物はウィルスがつきやすいので購入した株が病気だった時には枯れやすいので、種から育てることにしています。ヒメサユリも咲くようになって5年が過ぎましたが元気に成長しています。 上のヒメサユリ(姫小百合)は2014年5月16日に自他で撮影した、 ...
ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)の育て方
ヒメルリカンザシ(姫瑠璃簪)を育て始めて10年以上が過ぎました。アルプスからアペニン山脈、セベンヌ山脈、ピレネー山脈に分布する高山植物の園芸品種だということはわかったのですが、他の高山植物のように梅雨から夏にかけて屋根下の半日陰で管理していました。 株は殖えるのですが、花付が良くないので、真夏以外は日光に当てるようにして肥料も多めにしたところ花付が良くなりました。 高山性の矮性低木にしては育てやすい植物でで、ロックガーデンにマット状になり日当たりが良いと花がきれいに咲きます。 上のヒメルリカンザシ(姫瑠璃 ...
ヒメキランソウの育て方|仲間のアジュガ、オウギカズラ、ヒイラギソウ、ケブカツルカコソウ、ジュウニヒトエ、シロバナニシキゴロモの特徴
九州南部~沖縄の海岸に自生しているというヒメキランソウ(姫金瘡小草)の苗をいただいて10年以上育てています。つやのある葉と紫の花がとっても可憐な植物です。 朝夕の冷え込みの強い関東地方では庭に植えることはできないので鉢植えにしていますが、家に取り込まないと枯れてしまいます。 その仲間のキランソウ属の植物のアジュガ、オウギカズラ、ヒイラギソウ、ケブカツルカコソウ、ジュウニヒトエを写していますので一緒に載せて、その違いを比べてみることにしました。 上のヒメキランソウ(姫金瘡小草)は、2007年5月27日に自宅 ...