アネモネ・パルマータ(Anemone palmata)の育て方
アネモネ・パルマータ(Anemone palmata)は地中海地方西部が自生地のようですので、育てやすいようですが高温多湿を嫌うのは、よく似ているアネモネ・クリニタ(Anemone crinita)はアネモネ・レッセリー(Anemone x lesseri)と同じようです。 アネモネ・パルマータ(Anemone palmata)は日本でも流通しているようで、育てている方も多く、園芸店でも購入できるようです。 上のアネモネ・パルマータ(Anemone palmata)は、自宅で2008年5月3日に撮影した2 ...
アネモネ・ネモローサ(ハルオコシ、八重咲イチリンソウ別名ヤブイチゲ)の育て方
アネモネ・ネモローサはブナなどの落葉樹林の林床に生え、一面に白い花を咲かせるようです。ハルオコシは欧州産イチリンソウのガクが八重に花弁化した個体ということなので、自然交配、ないしは突然変異によってできた品種と思っても良いのでしょうか。 日本のイチリンソウ属に比べて(ニリンソウは除く)育てやすく、殖えることからかなり出回っているようです。 アネモネ・ネモローサ(ヤブイチゲ)は一重の清楚な花が咲いて素敵な花ですが、現在はあまり出回っていないようです。 上のハルオコシ(Anemone nemorosa 'bra ...
アネモネ・クリニタ(Anemone narcissiflora var. crinita)の育て方|アネモネ・リウラリス(Anemone rivularis Buch.-Ham.)
アネモネ・クリニタ(Anemone narcissiflora var. crinita)はAnemone x lesseri(アネモネ レッセリー)も黄緑色を帯びた白色に近い花だったことから(交配種で紅色が多い)花色がよく似た花でした。 また、アネモネ・パルマータにも花の形がよく似ています。 また、日本でも近縁種にハクサンイチゲがあります。 いずれのアネモネも種から育てていますので、偶然に似た花が咲くアネモネを育てたのかもしれません。 花の写真は写してありますので、葉の形を記録しておこうと思いました。 ...
アメリカタツタソウ(Jeffersonia diphylla)の育て方
アメリカタツタソウは種を播いて初花が見られるまでに7年もかかってしまいました。中国のタツタソウは2~3年で花が咲くので、アメリカタッタソウはかなり時間がかかったようです。これが普通なのか、我が家が時間がかかり過ぎたのかはわかりません アメリカタッタソウは地植えしていないので、ロックガーデンで育つかどうかは分かりません。 アメリカタッタソウも花までの時間はかかりましたが、とっても清楚で、素敵な花です。 上のアメリカタツタソウ(Jeffersonia diphylla)は、自宅で2018年3月28日に撮影した ...
アマドコロ(斑入り甘野老)の育て方|仲間のオオアマドコロ
斑入りのアマドコロはナルコユリと呼ばれて生け花でよく使っていたし、ナルコユリの名前で購入しましたが、茎に稜があることからアマドコロだと思いました。 アマドコロとナルコユリはよく似ていて紛らわしようです。私はナルコユリは見たことがありません。 オオアマドコロは霧ケ峰高原で初めて出会いましたが、その大きさにびっくりしました。その後、裏磐梯の五色沼付近で出会い、釧路湿原でも見ることが出来ました。 上のアマドコロ(甘野老)は、自宅で2018年4月13日に撮影したものです。 アマドコロ(甘野老)の特徴と育て方 アマ ...
アケボノフウロ、ゲラニウム・オリエンタリチベチカムの育て方|帰化植物のアメリカフウロの特徴
アケボノフウロはコーカサスを中心に自生する原種をもとにした品種群のサンギネウム系、流通名アケボノフウロはこんもりと仕上がり、花色もきれいなことからロックガーデン植えに適しているようです。 種をいただいて育てたのですが、下の写真のように2種類の花色が咲きました。どちらも素敵な色で、こんな時は種からの栽培の楽しさが倍増します。 ゲラニウム オリエンタリチベチカム(Geranium orientalitibeticum)はネット通販を利用して購入したとても素敵な花ですが、ネット検索しても詳しい情報を得ることが出 ...
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)の育て方
ジロボウエンゴサク(次郎坊延故索)は関東地方以西に自生するということから、宮城県に長く住んでいた私にはあまりなじみのない花でしたが、仙人ヶ岳、日光植物園で出会い可燃な姿に引き付けられました。 その後、2人の方から偶然種をいただき、育てることになりました。最初は薄紫色の花が咲き、山で見た花とよく似ていたことから大切に育てていましたが、1年後に咲いた花は鮮やかな紅紫色のきれいな花で感動しました。 花色には個体差があると図鑑には書いてありますが、かなり個体差があることが分かりました。 上のジロボウエンゴサク(次 ...
交配が面白い雪割草(ミスミソウ属)の育て方
現在栽培されている雪割草の大部分は、オオミスミソウ、ミスミソウ、スハマソウの交配種のようです。中には山野で自然交配をした原種の名花である初鏡のようなものもあります。 自然交配でも美しい花があることから、交配親を選ぶことによって理想に近い花を咲かせることが出来る栽培家が多いことから、銘品と呼ばれる素晴らしい花を作出しています。 私は適当に交配をして、毎年種を播き、その中から好きな花が出てくるのを楽しむ程度ですが、初花が咲き始める早春は心が躍ります。 上の庭の雪割草は、自宅で2014年2月23日に撮影したもの ...
ニッコウネコノメソウ(日光猫の目草)の育て方|高尾山のヨゴレネコノメの特徴
ニッコウネコノメソウ(日光猫の目草)はイワボタン(ミヤマネコノメソウ)の変種ですが、このグループは茎葉が細く、色合いが独特の雰囲気を持っています。 日光ネコノメソウは種から育ててその詳細を観察できました。イワボタンの葯は黄色のようですがニッコウネコノメの葯は若い時に暗紅色、後に黒色になるとか、イワボタンを見たことがないので、違いを比べることはできませんでしたが、見た感じから納得できました。 それ以前に高尾山で、やはりイワボタン(ミヤマネコノメソウ)変種のヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)を始めて見て、その変わっ ...
コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)、イワネコノメソウ(岩猫の目草)とツルネコノメソウ
ネコノメソウ属の植物は同定がとても難しく、図鑑とにらめっこをしても分からないものが多く、それではネットの写真で調べてみようと思っても花後の走出枝が決め手になるなどと書かれているのが多く、自生地は遠いために確かめに行く時間も取れずに、やはり自分が写してきた写真と図鑑とネット検索に頼ることになってしまいます。 コガネネコノメソウは図鑑を見ていて一度見てみたいと思っていたので出会った時はとても嬉しかったので間違いはないだろうと思います。 イワネコノメソウ、ツルネコノメソウも時間をかけて調べました。イワネコノメソ ...
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)の育て方
ネコノメソウ属の植物は同定が難しく、写真と図鑑のにらめっこを何度も何度もしても分かりにくいのが現状ですので、写真だけを写してきた中間の花も数種ありますが、間違っている可能性はあります。 しかし、ヤマネコノメソウは種をいただいて播いたので、咲いた花と図鑑を見比べることができ、育つ様子から種ができ、株が殖えていく様子まで観察できたのでほぼ間違いないだろうと思います。 ハナネコノメは維持できているのですが、ヤマネコノメソウは数年間元気に育ちましたが、熱心さが足りなかったためか枯れてしまいました。 上のヤマネコノ ...
ヤブレガサ(破れ傘)の育て方
ヤブレガサ(破れ傘)は葉が展開する前の、若い葉が敗れた傘のように見える時期の姿を鑑賞することが多いようです。 自生地は雑木林の斜面のようなところなので、水持ちと水はけを考えて夏は涼しい場所が最適です。 広葉樹の下などに植えると春の目出しの時の姿が風流があって素敵です。鉢での栽培は持ち運びができるので適切な場所に移動ができるのが利点です。 上のヤブレガサ(破れ傘)は、自宅で2004年4月9日に撮影したものです。 ヤブレガサ(破れ傘)の特徴と育て方 ヤブレガサ(破れ傘) 2003年6月12日 撮影 栽培品 和 ...
ワチガイソウ(輪違草)の育て方|仲間のヒゲネワチガイソウ
ワチガイソウ属の花は、ワチガイソウとヒゲネワチガイソウしか見たあことがありませんが、この2種はかなり様子が違って見えます。 ヒゲネワチガイソウと出会たのは、ワチガイソウの種をいただいて播いた後だったので、図鑑を見て調べていましたので、すぐに分かったと同時に我が家にもこれに近い花が咲くのだろうととても嬉しく思いました。 そして次の年に咲いたのが下の花です。花びらはワチガイソウの方が丸く、葉の形も広く優しさにあふれていた花でした。どちらも好きですが自然に生えている植物の豊かさを感じさせてくれました。 上のワチ ...
ビオラ・ソロリア 'フレックス'|ビオラ・ソロリア 'パピリオナケア'|ビオラ・ソロリア(プリケアナ)の育て方
ビオラ・ソロリア(パピリオナケア)とビオラ・ソロリア(プリケアナ)は、ビオラ・ソロリア含まれるという記述を見ましたので、北アメリカに分布しているヴィオラのようです。 ビオラ・ソロリア 'フレックス'は園芸品種で、現在は多くの園芸品種が栽培されているということです。 ビオラ・ソロリア 'フレックス'は苗をいただいて育てていたのですが、ビオラ・ソロリア(パピリオナケア)が庭にいつの間にか咲いていた時には驚きました。 また、いつの間にか消えてしまったのは、北アメリカ原産ということから関東地方の住宅地の猛暑が影響 ...
ウスキナズナ( 薄黄薺)の育て方
ウスキナズナ( 薄黄薺)は、ナンブイヌナズナとエゾイヌナズナの人工交配種ということです。ウスキナズナの他に、ハクホウナズナ、シロウマナズナの種を播きましたがウスキナズナは純白ではありませんが、かなりよく似た花でした。 交配種のナンブイヌナズナの花は見たことがありませんが、エゾイヌナズナらしい花は礼文島に行った時に写していますが、なぜか全体像を写した写真がなく少し不安ながらエゾイヌナズナだと思った花です。 交配親だとわかっていたら、しっかり写してきたのですが、礼文島は花の山で、写すものがありすぎました。もう ...
ウスバサイシン(薄葉細辛)の育て方
ウスバサイシンはヒメギフチョウの食草となるようです。わが家は30年以上の植栽歴で、長いこと地植えで育てています。 鑑賞価値はあまりありませんが、素朴な姿が好きでずっと庭植にしています。 サイシン言われる古典植物の斑入りなどもいただいて育てています。ソノウサイシン、名前のわからないカンアオイなども栽培していますが、地味ながらそれぞれに特徴があって好きな品種です。 株もかなり殖えることから種を播いたことはありませんが、いつの間にか株もとに小さな苗が零れ種から出ています。 尾瀬鳩待峠と尚仁沢遊歩道で写したウスバ ...
ウンナンサクラソウ(雲南桜草)の育て方
ウンナンサクラソウは、中国原産のプリムラで、種から育てましたが、発芽率はよく早春に淡いピンクの可憐な花が茎数本伸ばして咲きます。 栽培は他のプリムラと同じように、秋から春は屋根下の日当たりで栽培し、夏は明るい日陰で管理しますが、夏越は難しいようで1年草扱いになっているようですが、私も夏越はできませんでした。 花後に種を播けば次の年に開花するので、1年草扱いで栽培すればよいのかもしれません。 上のウンナンサクラソウは、自宅で2007年1月28日に撮影したものです。 ウンナンサクラソウ(雲南桜草)の特徴と育て ...
トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)の育て方
トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)は山地の沢沿いのなどの落葉樹林帯にに自生するので春は日が当たり梅雨以降は明るい日陰のような場所を好みます。 わが家の東側に種を播いておきましたら、下記の写真のように群生をつくりました。しかし、夏は毎年涼しいということもないので、咲かないことはありませんが、この群生が見られたのは1年だけでした。 また関東地方の仙人ヶ岳、花之江の郷で写真を写してきましたが、我が家で育てている花の色とは違っています。私は西の方の方から種をいただいて育てていますので、自生地によって花の色が異なるのか ...