ニョイスミレ(如意菫)の育て方|ミヤマツボスミレの特徴
スミレの同定は難しく、かなり写真を写したが、いまだにわからないものがあり苦労をしています。その中で、ニョイスミレはいただいた苗を長いこと栽培していたために野山で出会うと間違いなくわかるスミレです。 そんな可憐なニョイスミレに出会うとうれしくなってしまいます。ムラサキのスジと丸い距と優しい立ち姿がニョイスミレだと教えてくれます。 このページの下には、那須沼原近辺、浄土平近辺、花之江の郷で写した花も掲載しています。 ミヤマツボスミレ(深山坪菫)はニョイスミレの高山型で、白山~八甲田まで分布し、東北地方では沼の ...
ニリンソウ(二輪草)の育て方|イチリンソウ(一輪草)の特徴
ニリンソウはよく見かける花で、花時の群生地はカメラマンで賑わうようです。私も山野草を育て始めた当時から育てていますが、栽培が容易な花で冬から春に良く日が当たり、夏は木陰になるような場所で、やや湿った肥沃な土壌であれば、庭でも群生をつくることができます。 雑木が植えてある場所でしたら最高の植え場所になります。また夏には休眠期に入り葉が枯れてしまうので、暑苦しさも感じることがなく近くに夏の花や秋のを植えておけば四季を通じて花を楽しむことができます。 このページには、イチリンソウの特徴、仙人ヶ岳、四季の森星野で ...
ニホンズイセン(日本水仙)、キブサスイセン(黄房水仙)の育て方
原産地は地中海沿岸で、日本へは中国から伝来したと思われ、本州の関東地方以西、四国、九州の海岸に野生化していることから、ニホンズイセン(日本水仙)の名前で呼ばれ伊豆、紀州、越前岬などに群落を作って咲いている地域は観光地として、観光客を集めているようです。 ニホンズイセン(日本水仙)とよく似ているキブサスイセン(黄房水仙)は、同じように香りがあり、とても素敵な花です。 上のニホンズイセン(日本水仙)は、自宅で2006年2月24日に撮影したものです。 ニホンズイセン(日本水仙)の特徴と育て方 和名 ニホンズイセ ...
ナルシサス・バルボコディウム(Narcissus bulbocodium)の育て方
ヨーロッパ南西部や北アフリカに分布している、(Narcissus bulbocodium)は、小型原種スイセンの代表的な種類です。 ペチコートスイセンとも呼ばれるように、可憐な雰囲気のあるスイセンで、変種や品種が多く人気があります。 他の水仙と同じように、春は日によく当たる場所で管理し、花後は半日陰での管理します。 上のナルシサス・バルボコディウム(Narcissus bulbocodium)は、自宅で2020年4月17日に撮影したものです。 ナルシサス・バルボコディウム(Narcissus bulboc ...
ベニバナナンザンスミレ(紅花南山菫)の育て方
ベニバナナンザンスミレ(紅花南山菫)は謎の多いスミレということです。私は九州の方からナンザンスミレという名前でいただきましたが、ネットで調べてみるとそれぞれに違ったことが書いてあり、園芸愛好家の間で栽培されているとてもきれいなスミレで、ナンザンスミレでもヒゴスミレでもエイザンスミレでもなく園芸品種ではないかというのが有力のようです。 関東地方にはエイザンスミレはかなり分布しているし、ヒゴスミレは家の庭に咲いているのでですが、ナンザンスミレは見たことがありません。 日本の複葉性スミレとしては上の3種が有名で ...
ムスカリの育て方
ムスカリは地中海沿岸~南西アジアに分布している植物で、日本でもよく知られた球根植物で、広く栽培されています。 植物の栽培をしたことのない人でも、秋に球根を購入して植えておけば、来春には花が見られるので、初めて花を植える方にも失敗がない花と言えます。 園芸品種を植えた庭にも、山野草の庭にもマッチする花で、最小限度の手入れで、ブルーの素敵な花を長いこと楽しんでいます。 上のムスカリは、自宅で2017年4月13日に撮影したものです。 ムスカリの特徴と育て方 ムスカリ 2007年4月7日 撮影 栽培品 和名 ム ...
オーブリエチア(ムラサキナズナ)の育て方
オーブリエチア(ムラサキナズナ)は、地中海沿岸~イランに分布しているムラサキナズナ属の植物で、早春に小さな紫の花がマット状に咲く姿は目を見張るものがあります。 日本には、明治末期に渡来、そのオーブリエチア(ムラサキナズナ)を、交配育成された品種も多いようで、園芸植物として出回っているようです。 上のオーブリエチア(ムラサキナズナ)は、自宅で2004年4月14日に撮影したものです。 オーブリエチア(ムラサキナズナ)の特徴と育て方 オーブリエチア(ムラサキナズナ) 2003日年3月12日 撮影 栽培品 和名 ...
ツルキケマン(蔓黄華鬘)の育て方|仲間のミヤマキケマン、ムラサキケマン、シロヤブケマン、ユキヤブケマンの特徴
ケシ科 キケマン属で○○ケマン呼ばれる植物で、私が写真を写した植物をまとめておくことにしました。この中で私が種をいただいて播いたのは、ツルキケマンだけです。 そのツルキケマンも、1年草だったこともあり、採種ができずに1度だけ花を見ただけでした。 しかし、種をいただいて播いたことによって、出会うことのなかった花を見ることができ、写真を写せたことは嬉しいことでした。 ムラサキケマンは庭に生えていたものですので、シロヤブケマンは身近な山で移しユキヤブケマンは種をいただいて播いたものです。 上のツルキケマン(蔓黄 ...
ミヤマアズマギク(深山東菊)の育て方|仲間のジョウシュウアズマギク(上州東菊)の特徴
ミヤマアズマギク(深山東菊)は高山帯に自生しますが、私は山で出会う前から栽培していました。その後、早池峰山に登った時に礫地の際の方に咲いている淡い赤紫の花を見ることになりますが、育てている花色とはかなり違っていましたが、姿、容からミヤマアズマギクだとわかりました。 それから、20年以上過ぎて八方尾根でも、登山道のすぐ近くで、早池峰山で見たのと同じような色のミヤマアズマギクに出会いました。 色には変化があると、図鑑に書いてあるので、栽培品もミヤマアズマギクに間違いがないのだろうと思いましたが、淡い青色のミヤ ...
レウィシア・コチレドン(Lewisia cotyledon)の育て方
北アメリカのロッキー山脈北西部からカリフォルニアにかけての山地の乾燥した崖や砂礫地の岩場に生え、年間を通して常緑のロゼット状の葉を持つレウィシア コチレドン(Lewisia cotyledon)は園芸品種も多く造花のように華やかな花を咲かせます。 華やかな花が出回っていますが、高山植物ですので、長く花を楽しむためには高山植物を育てるような管理が必要です。 種から簡単に育てることもできるので、種が入手できるといろいろな花を楽しめます。我が家は種から育てました。 上のレウィシア・コチレドン(Lewisia c ...
クロッカスの育て方
クロッカスは早春に咲くものであり、普通に育てているものがクロッカスであり、秋に咲くサフランは違うものかと長いこと思ってきました。しかしクロッカスは春咲きと秋咲きがあり、サフランもクロッカスの仲間であることは姿、容から納得できます。 しかし、クロッカスが明るく華やかなのに比べて、サフランは秋に咲くためか妖艶な花だとずっと思ってきたのは、漢方薬や料理のスパイスとして使われるという、赤い雌蕊の形が影響しているのではないかと思いました。 下野国分寺跡で、サフランに出会った時、私が子供のころに見たたくさんのサフラン ...
クモイコザクラ(雲居小桜)の育て方
本州(秩父山地、八ガ岳、南アルプス、富士山)に自生してしているという、日本固有種というクモイコザクラは、コイワザクラの変種ということです。 自生地の写真を見ると垂直とも見えるような岩の間に咲いている姿は、クモイコザクラという名前がふさわしいような花だと思いました。 その名の通り、種を播いて咲いた花は壊れそうな繊細な花でした。何とか長いこと花を見たいと思いましたが、数年で溶けてしまいました。 上のクモイコザクラ(雲居小桜)は、自宅で2005年4月17日に撮影した種からの花です。 クモイコザクラ(雲居小桜)の ...
斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)の育て方
本州、四国、九州の山地の谷沿いに生えるコチャルメルソウはとても風流がありますが、高温多湿には弱いようです。 大きな落葉樹の下などで夏でも涼しいようなところがあれば、庭植にしたい花ですが、我が家のような狭い住宅地にはそのような場所がないので、鉢植えで環境をつくって栽培することしかできません。 かなり根がはるので、できれば2年に1度くらいは植え替えた方が良い良いです。 上の斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)は、自宅で2007年4月4日に撮影したものです。 斑入りコチャルメルソウ(斑入小硝吶草)の特徴と育て ...
ミノコバイモ(美濃小貝母)の育て方
ミノコバイモ(美濃小貝母)は本州(愛知県、岐阜県、三重県)に分布して、10~20㎝の茎頂に、花を下向きに咲かせる、とても魅力的な植物です。 コバイモ類は数種育てていますが、これらの花は一目見ただけで、日本の花だと思えるような植物で、心が引き付けられます。 数種のコバイモは自生地が狭いことから、ほとんどが絶滅危惧種になっているようです。いつまでも残ってほしいと願っているのは私ばかりではないようです。 上のミノコバイモ(美濃小貝母)は、自宅で2010年3月14日に撮影したものです。 ミノコバイモ(美濃小貝母) ...
コシノコバイモ(越の小貝母)の育て方
コシノコバイモ(越の小貝母)は本州(北陸地方、静岡県、福島県)に自生するバイモ属のひとつで、10㎝前後の茎長に釣鐘型の花を咲かせます。花弁の隆起線に緑の毛状突起があるのが特徴です。 コバイモの仲間は絶滅危惧種になっているようで、現在出回っている苗は種から育てたもののようです。 上のコシノコバイモ(越の小貝母)は、自宅で2017年2月18日に撮影したものです。 コシノコバイモ(越の小貝母)の特徴と育て方 コシノコバイモ(越の小貝母) 2007年3月30日 撮影 栽培品 コシノコバイモ(越の小貝母) 200 ...
コセリバオウレン(小芹葉黄連)とセリバオウレン(芹葉黄連)の育て方
コセリバオウレン(小芹葉黄連)もセリバオウレン(芹葉黄連)も本州、四国の林内に生える常緑の多年草ですが、コセリバオウレン(小芹葉黄連)の方が小形で、山野草として栽培するには向いているようです。 花は目立ちませんが、マクロで写すととても素敵な花です。早春に三毳山に行った時に、遠くに咲く、セリバオウレンの花を望遠レンズで焦点を合わせて、カメラをのぞかせてくれてていた方に出会いました。 目立たない小さな花をマクロや遠い時は望遠で写すと花の美しさを引き出してくれます。 上のセリバオウレン(芹葉黄連)雄花は、自宅で ...
コエゾツガザクラの育て方|仲間のエゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、ツガザクラの特徴
コエゾツガザクラ(小蝦夷栂桜)の自生の花は出会ったことがありませんが、エゾノツガザクラとアオノツガザクラの交雑種で、両方が自生する場所に自生しているいうことですので、もしかしたら大雪山あたりで出会た可能性もあるのかもしれませんが、大雪山系黒岳で写してきたのはエゾノツガザクラのようでした。 エゾノツガザクラに比べて自生している範囲の広い、アオノツガザクラは月山と草津芳ヶ平湿原で写していますが、写真を写し始める前にほかの山でも見たような思いもあり懐かしい花です。 また、草津芳ヶ平湿原ではツガザクラも写していま ...
キスミレ(黄菫)の育て方
キスミレは、本州(山梨県以西)、四国(愛媛県)、九州が自生地のようで、限られたところでしか見られないスミレです。私は自生地で見たことがありませんが、種から育てたという苗をいただいて数年間素敵な花を愛でることができました。 スミレは育て方によっては長年楽しむことが可能な植物ですが、それだけ手をかけなければなりません。 根伏せをしたり、種から更新しておかないと親株はいつ枯れるかわかりません。わが家も種から数本に増えたのですが、長くは咲かせることが出来ませんでした。 上のキスミレ(黄菫)は、自宅で2007年4月 ...