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kako

    早春の花・山野草の育て方

    2023/2/11

    キクザキイチゲ(菊咲一華)の育て方

    キクザキイチゲという名前を知ったのは、叔父から苗をいただいたことによります。その時アズマイチゲの苗もいただいたのですが、植え替えを嫌うようで花を見ることはできませんでした。 その頃は宮城県に住んでいたので、山間に一面に咲く花がキクザキイチゲだと知り、白やブルーの花が一面に咲く様を見て感動しましたが、家に植えてはいけないというように我が家の花は咲いてくれませんでした。 そのような花が咲くようになったのは関東地方に越してきて10年以上植え替えないで育てていたころからです。 関東地方にはキクザキイチゲよりもアズ ...

    キクバクワガタ

    早春の花・山野草の育て方

    2019/1/6

    キクバクワガタ(菊葉鍬形)の育て方|礼文島のキクバクワガタ

    キクバクワガタは種から育てましたが、いろいろな花色が咲いたということは、栽培している方の種からの購入ではないかと思いました。 種子銀行から様々な種が販売されていた時で、私も栽培品の種を採っては送っていましたし、そのような方が多かったので、栽培品からの種も多かったことによって、たまには違ったものが生えるということもありました。 そのような時期にたくさんの種を播くことができて、現在わが家にある山野草や高山植物を育てることができたことをとてもありがたいと思っています。 キクバクワガタが一つの種袋から、何種類もの ...

    キバナセツブンソウ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/22

    キバナセツブンソウ(黄花節分草)の育て方

    キバナセツブンソウ(黄花節分草)は、南ヨーロッパ原産で、ヨウシュセツブンソウとも言われて、いろいろな品種が出回っているようです。種のできにくい Eranthis x tubergenii のような品種もあるので、分球をあまりしないセツブンソウの場合殖やすことが出来ません。 花を見て終わりで良い方は良いのですが、種から殖やしたい方は種ができる品種を選んだ方が良いようです。 上のキバナセツブンソウ(黄花節分草)は、自宅で2004年3月6日に撮影したものです。 キバナセツブンソウ(黄花節分草)-Eranthis ...

    オキナグサ

    早春の花・山野草の育て方

    2019/1/10

    オキナグサ(翁草)、キバナオキナグサ(黄花翁草)の育て方

    オキナグサ(翁草)は、本州、四国、九州、中国、朝鮮半島の日当たりの良い草地に生える多年草のようですが、私は自生地を見たことがありません。 しかし、斎藤茂吉の短歌などによく出てくるので、昔はかなり見かけた花なのでしょうが、現在は絶滅危惧種になっています。 オキナグサに限らず、私が子供の頃に見かけた野草もほとんど見ることが出来なくなっていることを考えると、乱獲ばかりでなく、川に土手がなくなったとか、農道がアスファルトになったこと、山の手入れがされていないことなどが大きな原因ではないかと思っています。 上のオキ ...

    イワザクラ

    早春の花・山野草の育て方

    2019/3/30

    イワザクラ(岩桜)の育て方

    山地の石灰岩地に生える多年草で、桜の花の形で優しい花が咲きます。栽培地を考えて溶岩の鉢に植えていますが、殖えてきているので山野草鉢とどちらが殖えやすいか試してみましたが、わが家は変わりがないようでした。 家の東側にポリカーボネートの波板の屋根をかけて、夏は風通し良く南北を開け、冬は閉じて風をよけて栽培しています。その場所がお気に入りのようで、10年以上少しずつ殖えながら花を見ることができています。 関東地方の住宅地の狭い場所ですが、置き場所を工夫することが大切なようです。 上のイワザクラ(岩桜)は、自宅で ...

    イワウチワ

    早春の花・山野草の育て方

    2018/12/30

    イワウチワ(岩団扇)の育て方

    イワウチワ(岩団扇)は、近畿地方以東、中部地方、関東地方北部、東北地方の各山地に分布し、低山帯上部から亜高山の湿りのある樹林内に生えています。 他の山野草に比べて見かけることの多い花ですが、育てるのはそれほど簡単ではありませんが、慣れれば何とか育てることののできる花です。 湿りのある樹林内に自生している植物を育てるのに、関東地方の住宅地で一番苦労するのは、真夏の空中湿度をいかに下げられるかです。 上のイワウチワ(岩団扇)は、自宅で2005年4月3日に撮影したものです。 イワウチワ(岩団扇)の特徴と育て方 ...

    イワカガミダマシ

    早春の花・山野草の育て方

    2018/12/23

    イワカガミダマシ(Soldanella alpina )の育て方

    イワカガミダマシ(Soldanella alpina)は、アルプス、アペニン北西部の標高2800~3000mの日の当たる雪田ややせた草原に自生する多年草で、雪解け水が流れ出すころに花芽をもち上げて花を咲かせると言いますから、関東地方の住宅地での栽培はかなり難易度の高い植物のようです。 種から育てて、花が咲くことは咲きましたが、関東地方の狭い住宅地の我が家で長く栽培することは無理だろうと思っています。 上のイワカガミダマシ(Soldanella alpina)は、自宅で2004年3月22日に撮影したものです ...

    イヌノフグリ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/10

    イヌノフグリ(犬の陰嚢)の育て方|オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)との違い

    帰化植物のオオイヌノフグリは春はどこに行っても星をちりばめたあように陽の光を浴びて咲いていますが、イヌノフグリは見かけることが無くなりました。 オオイヌノフグリほど目立つ植物ではありませんが、雑草として扱われていた在来種のイヌノフグリがわずかに山間地で残っている程度に減ってしまったのを寂しく感じます。 私が子供のころからイヌノフグリだと思っていたのは、オオイヌノフグリでした。 この苗は、植物を調べていたMasaさんが送ってくれたもので、我が家の庭に自生しています。 上のイヌノフグリ(犬の陰嚢)は、自宅で2 ...

    イカリソウ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/11/9

    イカリソウ、エピメディウム・ベルシコロルの育て方|高尾山のイカリソウ

    イカリソウは30数年間育てていますが、花色がいろいろあって春の庭を飾ってくれる育て易い植物なので季節の花として我が家になくてはならない花になっています。 そのようなことから、新しい品種を増やすことなく長いこと育てていましたが、可憐な交配種が数多く販売されているのを知り、少し購入して育て始めています。 高尾山に登った折、野生のイカリソウを始めて見る機会があり、野生種にも色の違いがあることを知りました。下に高尾山で写したイカリソウを載せています。 上のイカリソウ(錨草)は、自宅で2019年4月13日に撮影した ...

    フクジュソウ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/2/14

    フクジュソウ(福寿草)の育て方

    フクジュソウ(福寿草)は山地のやや明るい林内などに生える高さ10~25cmの多年草で、北海道、本州、四国、九州に分布しているようです。 わが家のフクジュソウは、お正月用の盆栽の寄せ植えだったので、根はかなり詰めてあったので大切に育てた方が良いと思い、花後は梅盆栽は鉢植え、フクジュソウは冬から春は日当たり、夏は日陰になるような場所で30数年育てていました。 その後、種を播いて7年後に花が咲き、現在成長中ですが、その間に殖えていたフクジュソウは環境が変わって冬と春の日当たりが悪くなって枯れてしまいました。 そ ...

    フッキソウ

    早春の花・山野草の育て方

    2020/12/4

    フッキソウ(富貴草)の育て方

    山地の林内に生える雌雄同株の常緑亜低木であるフッキソウ(富貴草)は目立たない花ですが、丈夫なことからグランドカバーとして利用されているのをよく見かけます。 葉の傷みが少なく、常緑であることから、冬でも緑が美しいので、落葉樹の下などでは良く映えます。 殖えすぎますが、私も好きな植物なので北の方に植えて緑を楽しんでいます。四季を通してきれいな葉を保つので、北玄関などには良く合いそうです。 上のフッキソウ(富貴草)は、自宅で2003年3月31日に撮影したものです。 フッキソウ(富貴草)の特徴と育て方 フッキソウ ...

    フキタンポポ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/19

    フキタンポポの育て方

    ヨーロッパ、北アフリカ、インド、中国、シベリアに自生するフキタンポポは、フクジュソウと同じ時期に咲くことから、減ってしまったフクジュソウの代わりにお正月の花として出回るようになりました。 種から育てると花が咲くまでに7年以上もかかるフクジュソウに、比べて種から栽培しやすいことがその理由のようで、安価に購入できるのも魅力です。 名前にもついているように、タンポポのような綿毛を飛ばして殖えますが、自生地から見ても日本の高温多湿の対策は必要です。 上のフキタンポポは、自宅で2005年12月31日に撮影したもので ...

    ホソバソラチコザクラ

    早春の花・山野草の育て方

    2018/12/6

    細葉ソラチコザクラ(細葉空知小桜)の育て方

    細葉ソラチコザクラという種を購入しましたが、コザクラ類と比べてかなり葉が細い品種なので、ソラチコザクラの変種なのでしょうか。私が持っている図鑑には細葉ソラチコザクラは載っていませんでした。 小さな葉を隠すように咲くサクラソウのピンクの花が鉢いっぱいに広がってとても見事でした。猛暑が来る前の気候では毎年株が混み合うように殖えて、株分けをして大きな鉢に育てていましたが、それまでにない猛暑が続くようになった時に消えてしまいました。 上の細葉ソラチコザクラ(細葉空知小桜)は、自宅で2007年3月24日に撮影した2 ...

    ホソバナバイモ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/20

    ホソバナコバイモ(細花小貝母)の育て方

    ホソバナコバイモ(細花小貝母)は、本州(中国地方)、九州に自生するコバイモの中間です。細い釣鐘形の花が特徴で、突起もありません。 わが家で栽培しているコバイモの中では一番元気で、球根も殖えています。早春に芽を出して花を付け、暑くなるころには休眠に入ってしまうために、花後の短い期間に肥培しなければなりません。 上のホソバナコバイモ(細花小貝母)は、自宅で2018年2月15日撮影したものです。 ホソバナコバイモ(細花小貝母)の特徴と育て方 ホソバナコバイモ(細花小貝母) 2008年3月5日撮影  栽培品 ホソ ...

    ヒトリシズカ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/19

    ヒトリシズカ(一人静)の育て方

    ヒトリシズカ(一人静)も30年以上の栽培歴になります。少しずつは殖えますが殖えすぎるということもないのは、庭植にして数年に1度くらいの植え替えしかしていないためかもしれません。 零れ種から出たと思われる小さな苗も出ているので、きちんと栽培すれば殖えるようですが、我が家には木陰になるような肥沃な場所がないことが大きいと思っています。 静御前の美しい舞い姿にたとえたたという花は派手さはありませんがとっても素敵な花です。落葉樹の涼しい日陰があって、群生にしたらどんなに素敵だろうと狭い庭に所狭しと植えてある我が家 ...

    ヒナザクラ(雛桜)

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/19

    ヒナザクラ(雛桜)の育て方|月山、蔵王芝草平のヒナザクラ

    ヒナザクラ(雛桜)は、東北地方の亜高山以上に自生する日本固有の高山植物です。雪田の雪どけ水が流れるような場所や湿った草地などで見ることが出来ます。 私は東北地方に住んでいたことがあるので、毎年のようにヒナザクラを見るために栗駒山や、月山などに登りました。 また、関東地方に越してきてからも数回月山に登り、大好きなヒナザクラにあってきました。その花を下に載せています。 上のヒナザクラ(雛桜)は、自宅で2005年6月20日に撮影した種から育てた花です。 ヒナザクラ(雛桜)の特徴と育て方 ヒナザクラ(雛桜) 20 ...

    ヒナソウ

    早春の花・山野草の育て方

    2021/1/19

    ヒナソウ(雛草)の育て方

    ヒナソウはとても可憐な花で、成長は旺盛なので、毎年植え替えて春は日当たり、夏は涼しい場所と置き場所を変えれば元気に育つようです。 夏の暑さには蒸れやすいため、栽培環境は芝生の中のように湿度のある場所を好みますし、夏の暑さを嫌うので場所が合えば、成長は旺盛なので帰化植物として殖えるようです。 帰化植物として元気に育っていても、育てる場所がその植物に合わなければ育たない植物もあります。そんな植物のひとつがヒナソウではないかと思います。 日光植物園の芝生の中で元気に育ているヒナソウを写した写真が下にあります。 ...

    ヒメシャクナゲ

    早春の花・山野草の育て方

    2022/6/4

    ヒメシャクナゲ(姫石楠花)、シロバナヒメシャクナゲ(白花姫石楠花)の育て方

    ヒメシャクナゲ(姫石楠花)は高山の湿原に咲くとても可憐な花です。そんなことからよく販売されている山野草ですが、育てるのが難しい花だということが分かったのは関東地方に越してきてからです。 宮城県の平地の住宅地では高山植物に倣って栽培すれば植え替え時に数倍に殖えて鉢数が多くなってしまうくらいでした。その当時はロックガーデンにしていなかったので、普通の用土の庭に植えましたがその苗は育ちませんでした。 同じように管理しても関東地方ではあまり殖えることなく数年で枯れてしまったのは、気候の差が大きいように思います。ま ...