フリチラリア・メレアグリス(Fritillaria meleagris)の育て方
フリチラリア・メレアグリスは、欧州~西アジアに分布しているバイモの仲間です。赤紫色に白の市松模様が入る花色がとても素敵な花で、日本のコバイモに比べると華やかさがあります。 海外にはフリチラリアの仲間が沢山あるようですが、釣鐘状に下がって咲く花が好まれて、栽培している方が多いようです。 いずれも高温多湿には弱いのですが、日本のコバイモに比べると育て方は楽で、球根も殖えてくれます。 上のフリチラリア・メレアグリスは、自宅で2007年3月30日に撮影したものです。 フリチラリア・メレアグリス(Fritillar ...
エゾノイワハタザオの育て方|大雪山系黒岳のエゾノイワハタザオ
上の写真は葉などからみるとエゾノイワハタザオに良く似ているが、花の色がピンクなのがとても気になります。 大雪山系黒岳で写したエゾノイワハタザオは白色ですが、かなり似ているのでエゾノイワハタザオではないかと思っています。 上のエゾノイワハタザオは、自宅で2010年4月10日に撮影した種からの花です。 エゾノイワハタザオ(蝦夷岩旗竿)の特徴と育て方 エゾノイワハタザオ(蝦夷岩旗竿) 2005年7月14日撮影 大雪山系黒岳 エゾノイワハタザオ(蝦夷岩旗竿) 2005年7月14日撮影 大雪山系黒岳 エゾノイワハタ ...
エリシマム・アリオニー(シベリアン・ウォールフラワー)の育て方
エリシマム・アリオニー(シベリアン・ウォールフラワー)は、エリシマム属の仲間で、黄色の花が咲く宿根草ですが、耐寒性は強いが高温多湿に弱く、暖地では夏には枯れてしまうので1年草として扱うことが多いようです。 ニオイアラセイトウ(エリシマム・ケイリー)の改良種で、15~20㎝になります。 エリシマム・アリオニー(シベリアン・ウォールフラワー) 2007年3月31日撮影 栽培品(種より) 2006年8月播種 エリシマム・アリオニー(シベリアン・ウォールフラワー)の特徴と育て方 和名 エリシマム・アリオニー 別名 ...
ドラバ・ポリトリカ(Draba polytricha)の育て方
ドラバ・ポリトリカは、アルメニア、トルコの高山に自生するイヌナズナ属の植物です。私は種から育てましたが、種からの発芽率はよく、毎年ロゼットが大きくなりますが、大きくなったのは夏に枯れやすいので、種から更新します。 種もできやすいので、きちんと更新すれば長年楽しむことが出来ます。 上のドラバ・ポリトリカは、自宅で、2008年3月26日に撮影下2004年3月播種の花です。 ドラバ・ポリトリカ(Draba polytricha)の特徴と育て方 ドラバ・ポリトリカ 2007年3月18日撮影 栽培品 2004年3月 ...
ドラバ(天山山脈産)の育て方
天山山脈に自生しているドラバということで、種をいただいて育てました。針のように小さなロゼットの中心から花茎を出して、小さな毬のように小花が集まった黄色の花が咲きます。 とても育てやすい高山植物ですが、詳しいことが分からないのが、心残りでいろいろと調べているので、いつかわかる日が来ればと思っています。 上のドラバ(天山山脈産)は、自宅で2017年2月27日に撮影したものです。 ドラバ(天山山脈産)の特徴と育て方 ドラバ(天山山脈産) 2007年3月5日 撮影 和名 ドラバ(天山山脈産) 学名 Draba ...
バイモ(貝母)の育て方|四季の森星野と花之江の郷の花も掲載
バイモ(貝母)は、アミガサユリとも呼ばれ、中国原産のバイも属の植物で、花径2~3cm、高さ50cm位の球根草です。 バイモの中間では丈夫な花で、栽培されることも多くよく目にする花です。しかし、日陰の植物で地味な花なので、植物園など限られたところに植えられていることが多いようです。 下に四季の森星野と花之江の郷の花も掲載しています。 上のバイモ(貝母)は、自宅で2017年4月3日に撮影したものです。 バイモ(貝母)の特徴と育て方 バイモ(貝母) 2007年3月30日 撮影 栽培品 和名 バイモ(貝母) 別名 ...
バイカオウレン(梅花黄蓮)とヒメバイカオウレン(姫梅花黄蓮)の育て方
バイカオウレン(梅花黄蓮)は、本州(福島県以南)、四国の針葉樹林内や林縁に生え、梅に似た花を咲かせるオウレン属の多年草です。 林床に生える植物は夏の暑さを嫌うので、水はけよく植えることが大切で、明るい日陰で管理しますが、夏は人工芝の上などに置き、水は鉢のまわりにもたっぷりあげ、空中湿度をあげて、夜間温度を下げるように工夫します。 バイカオウレンより全体に小さいヒメバイカオウレンも同じように育てていますが、とても可憐です。 上のバイカオウレン(梅花黄蓮)は、自宅で2019年2月13日に撮影したものです。 バ ...
アズマシロカネソウ(東白銀草)の育て方
日本海側の林内に生えるというアズマシロカネソウ(東白銀草)の種をいただいて初めて見た花は、今までに見たことが無いような個性的な花で一目で気に入りました。 よく見れば、トウゴクサバノオの仲間だとわかる葉と姿ですが、個性的な花に気をとられて気づくまでに時間がかかりました。 トウゴクサバノオの自生地は近いのですが、日本海側の気候は太平洋側に比べて異なっているところが多いためでしょうか。アズマシロカネソウの方が殖えにくいようです。 しかし、この仲間は採り播きで殖えてくれるので絶えることがないのが嬉しい花です。播き ...
アズマイチゲ(東一華)の育て方|三毳山・大柿カタクリの里のアズマイイゲ
アズマイチゲは関東地方ではよく見られる花です。特にカタクリの保護地域などでは群生になって咲いています。我が家も毎年花が咲くようになりましたが、株が殖えているほどには花が少ないのは、この花の性質もあるのでしょうが、育て方にも影響しているのかもしれません。 春には柔らかい葉が地面を被いますが、花が咲き終わって少し過ぎると葉が枯れてしまうので、ほかの物が植えられないという花ではないために、そこを掘り起こしてほかの物を植えたりするために花が少ないのだろうと思うこともあります。 三毳山・大柿カタクリの里のアズマイチ ...
アワコバイモ(阿波小貝母)の育て方
アワコバイモ(阿波小貝母)は四国に自生するバイモ属ですが、球根自体はあまり殖えることがないために、種から殖やすほかはないので種ができるのを待っていたのですが、自家受粉では種ができにくいことを最近知りました。 早春の虫が少ないころに咲くので、2本以上は必要で受粉をしてあげなければならないことになります。 種さえできれば、沢山殖やすことが出来そうなので、1本を大切に育てていましたが、繁殖も試みたいと思うようになりました。 上のアワコバイモ(阿波小貝母)は、自宅で2011年3月13日に撮影したものです。 アワコ ...
アンドロサケ・サルメントーサ(ツルハナガタ) の育て方
アンドロサケ・サルメントーサ(ツルハナガタ)はヒマラヤの海抜3,000~4,000m に自生する高山植物です。ツルハナガタという名前で日本にも広く出回っているので、かなり知名度があるようです。 私も30数年前にツルハナガタという名前で育てていたことがありますが、その頃は宮城県に住んでいたので、さほど難しく思わないで育てていましたが、関東地方に移動させて枯れてしまいました。 この株は2代目の購入株ですが、アンドロサケ・サルメントーサ(Androsace sarmentosa)という名前で購入したために、以前 ...
アンドロサケ・ラヌギノーサ(Androsace lanuginosa)ユキカスミソウ の育て方
球形に集まる花はピンクで緑の眼から白に赤い目に変わっていく花はとても可憐で大好きな花です。花茎が15㎝近くになり、アンドロサケの中では大型になり、鉢で倒れやすく、丈夫そうだったことからロックガーデンに下ろして数年は花がきれい咲いていました。 しかし、高山植物で植え替えなしで育つのは稀なことだとは、深く自覚していなかった時だったために、植え替えを怠って枯らしてしまいました。 「後悔は先に立たず」という言葉とともに思い出す花です。 上のは、自宅で2006年5月20日に撮影したものです。 アンドロサケ・ラヌギノ ...
ノイバラ・ふじみ小町(ピャオリャン)の育て方
ノイバラふじみ小町(ピャオリャン)、斑入りセキショウ (正宗) 2020年6月2日 撮影 ノイバラ・ふじみ小町(ピャオリャン)は枝枯れしない、シュートがでない、トゲなしと盆栽世界には記載してあるというミニ盆栽用に作出されたノイバラです。 花の色も形もとても素敵な上に、葉が小さくとても可憐なミニノイバラでで、挿し芽も簡単にできます。 挿し芽苗をいただいたのですが、剪定を下枝はすべて根が付き、親株が太ってくるのを楽しみにしています。 ノイバラ ふじみ小町(ピャオリャン)の育て方 ノイバラ・ふじみ小町(ピャオ ...
アポイキンバイ、ミヤマキンバイの育て方|大雪山のメアカンキンバイ
アポイキンバイは苗を購入して始めて見た花です。ミヤマキンバイの変種だということで花は同じようですが、葉は無毛で光沢があり、鋸歯が深く裂けているのが特徴のようです。 ミヤマキンバイは下に写真があるように礼文島、大雪山系黒岳、月山などで写真を写していますので、写真を比べると違いが分かります。山の花にも変種や亜種などがあって違いをどのように区別するのかは難しい問題です。 素人の私は写真を写してその種の特徴や自生地などから図鑑を見て名前をつけざるをえませんので、かなり根気のいる作業になります。 時々間違いを教えて ...
アネモネ・ブランダの育て方
バルカン半島東部~トルコなど地中海東部沿岸地域が原産地のアネモネ・ブランダは草丈は15cm程度で可憐な花で、山野草的な味わいがあるので、山野草愛好家に好まれて栽培されている花です。 山地性のため、高温多湿を嫌うので、日本の夏をいかに越すかが栽培のコツになります。球根性のため地上部があるうちに肥培して分球させることが出来ればよいのですが、殖やすことが出来ませんでした。 種からの栽培が楽なようですが種も出来なかったために数年で枯れてしまった花です。 上のアネモネ・ブランダは、自宅で2005年3月29日に撮影し ...
アンドロサケ・ビローサ(Androsace villosa)の育て方
アンドロサケ・ビローサ(Androsace villosa)は、ヒマラヤ、アルプスの高山帯に分布する高山植物で、草丈が5~7㎝のトチナイソウ属の植物です。 種から育てましたが、翌年には開花して、毎年株をランナーで殖やしてくれます。高山植物としてはとても丈夫で10年以上もわが家の早春の花として彩になってくれています。 黄目~赤目にと変わっていくので、一鉢の中でいろいろは目の色の花があり、とてもきれいです。 上のアンドロサケ・ビローサは2007年4月6日に、自宅で撮影した2004年3月播種の花です。 アンドロ ...
アンドロサケ・ヘドラエアンサ(Androsace hedraeantha)の育て方
アンドロサケ・ヘドラエアンサは、バルカン中部~モンテネグロ山脈 2000mに自生する高山植物です。草丈は3~5cmと小さく、葉は光沢のある濃緑色・ロゼットが密集し形の良い半円形のクッションで、葉腋から短い花茎を伸ばしバイオレットピンクの花が咲きます。 上のアンドロサケ・ヘドラエアンサは、自宅で2008年3月26日に撮影した2006年9月27に播種した花です。 アンドロサケ・ヘドラエアンサ(Androsace hedraeantha)の特徴と育て方 和名 アンドロサケ・ヘドラエアンサ 学名 Andros ...
アンドロ ケ・カルネア・ブルガンチアカ(Androsace carnea ssp. brigantiaca)の育て方
アルプス西南部が自生地というアンドロサケ・カルネア・ブルガンチアカは、アンドロサケ・カルネアの亜種に当たるようです。 標高1200~3000mの湿った岩礫斜面、岩棚、草付きの岩上などに生えるます。草丈は3~5cmでロゼットの葉腋から短い花茎を伸ばして白い花をつける姿はアンドロサケ・カルネアによく似ています。 針のようなロゼットの葉はつやがあり素敵ですが、ロゼットが大きくなると枯れやすくなるので種からの更新が良いようです。 上のアンドロサケ・カルネア・ブルガンチアカは、自宅で2006年3月12日い撮影したも ...