ゲンチアナ・アルペンブルー(Gentiana ‘Alpine Blue’)の育て方
ヨーロッパアルプス、ピレネーなどに広く分布するゲンチアナ・アコーリスを元に作られた園芸品種のGentiana ‘Alpine Blue’(ゲンチアナ・アルペンブルー)は園芸化されて、育てやすくなったためか、ロックガーデンで素敵なブルーの花を見せてくれます。 花屋さんから売れ残って、少々弱っている鉢植えをいただいてきたので、育ってくれるか危ぶんでいたのですが、根が詰まっていた株を植え替えて育てたらたくさん殖えました。 殖えた苗をロックガーデンの日当たりの良い場所に植えたところ高山植物とは思えない、きれいな花 ...
ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)の育て方|仲間のエンレイソウ(延齢草)の特徴
ミヤマエンレイソウは宮城県に住んでいたころ、庭植にしていて、殖えないまでも毎年清楚な花を見せてくれる大好きな花でした。しかし、関東地方に連れてきましたが、なじむことが出来なかったようで枯れてしまいました。 その後偶然種をいただくことが出来ました。芽生えるまでに2年以上がかかり、芽生えてから花が咲くまでに8年、10年の歳月を待って花が咲いた時の嬉しさは格別でした。 待った年月も多かったですが、大好きな花が戻って来てくれた喜びはそれ以上でした。 今後は庭植で根付いてくれることを目標に育てていきたいと思っていま ...
6月の山野草の庭の花とミニロックガーデン造り
玄関前に造ったミニロックガーデン 2015年6月26日撮影 高山植物を鉢植えからロックガーデン植えにして鑑賞したいといろいろ植えこんでいたので、玄関前に小さなロックガーデンを造ることを思いつきました。 それまでに、山野草展示会に展示していた石の鉢は重いことから使わなくなっていたのでそれと家にある溶岩を入れると小さなロックガーデンが出来ました。 南向きの玄関前にミニロックガーデンを造る 主庭に造った方法で、玄関前も掘り下げのロックガーデンにしました。 まずロックガーデンにしたいところを40㎝位掘り、そこに残 ...
志津温泉から湯殿山で出会った夏の山野草
念願の月山登山の後は、姥沢でリフトを降りてすぐ近くの志津温泉に宿泊しました。 朝食前に温泉近辺を散策、湯殿山の岩のご神体を拝観して、朝日村の注連寺にと向かいました。 注連寺は、森敦が雪深い庫裏に篭り、芥川賞をうけた「月山」を書いたところで森敦記念館もあります。 また、即身仏鉄門海上人の在すお寺としても有名で、昔はここで参拝してから湯殿山に行ったと言われています。 すぐ近くの県指定有形文化財の多層民家を見学して、またの日を願いつつ帰途についた。 2003.08.0 ...
夏の屋久島の花と風景(7月)
一度は行って見たいと思っていた屋久島に行くことになりました。 例年のように夏に花を見るための旅に決めていたため、北海道に行く予定が屋久島に変わったので、あまり良い季節ではなかったようです。 千年杉万年杉のある屋久島は原始に戻ったような山の深い小さな島が海に囲まれている不思議なところでした。 海沿いと山の気候が全然異なり、山は雨のとても多いところのようで、8日と9日に山に入ったが2日とも止んだり降ったりの天候になってしまいました。 2日間は原始の森のようなところを歩き、10日はレンタカーで海沿いをめぐったが ...
渡良瀬谷中湖付近の初秋の花たち
台風が渡良瀬遊水地を湖と化した後、水が退いた10日後に行って見たが、あちらこちらの道路が壊れ通れないところが多くありました。 幸い谷中湖付近は入ることが出来たので、水没遺跡あたりに咲いている花を見てきました。 2007.09.12 撮影 谷中湖付近の初秋の花たち サムネイル写真をクリックすると説明付きの画像が見られます。 ポーチュラカ ヤブガラシ クズ アレチウリ オオイヌタデ ツメクサ ラクウショウ シロノセンダングサ ヒマワリ ...
網走国定公園内のワッカ原生花園の夏の山野草
幅200~700m、約20kmに及ぶという砂地に広がるワッカ原生花園は網走国定公園に指定されており、平成13年には北海道遺産に選定された日本最大の海岸草原だという。 森、草原、砂丘や湿地が混在する生態系の中で、帰化植物も含め300種以上の花が咲き、野鳥の繁殖地にもなっているようです。 海のない県に住んでいる私には見たこともない花もたくさん咲いており、少し時期が遅かったように感じた花園でも十分に楽しむことが出来ました。 2005.07.15 撮影 ...
裏磐梯の夏の花たち
久しぶりに裏磐梯の夏の沼や、湖を散策しました。 最初に行った曾原湖は初めてだったが、湖の周りにはトリアシショウマやウバユリ、クサレダマなど沢山咲いていて夏の自然が豊かなところでした。 また沢山の人が船で釣りを楽しんでいるのが目に付きました。 周りにはレンゲ沼などジュンサイで覆われた小さな沼が点在していて私にはこころの休まるところでした。 五色沼の付近は山百合が見ごろで弁天沼は沢山の人がボート遊びに興じていたが、あの瑠璃色の沼の色には何度見ても魅了させられます。 2007.08.05 撮影 裏磐梯の夏の山野 ...
小さな花旅
このページは、身近な花たちを尋ねたり、ドライブなどで出会った何種類かの花たちとの出会いを紹介しています。 小さな花旅 サムネイル写真をクリックすると説明付きの画像が見られます。 益子西明寺 益子西明寺境内は県史跡、桜門、三重塔、本堂の厨子は国の重要文化財、本堂、閻魔大王、梵鐘、鐘楼は県文化財指定と見るべきものが多いところです。 また地形も下の谷地から100mの高所に当たるため冬季中腹温暖帯となり、カシ、シイ、ツバキなど密生しています。 そんな場所にどんな植物が見られるかと秋も終わろうという日に散策して見 ...
高尾山の春の山野草たち
東京近郊にあって、豊かな緑と素晴らしい自然に恵まれた高尾山。1度は登ってみたいと思っていた山に登る機会に恵まれました。 高尾山口駅で降り、沢山あるコースの中からキンラン、ギンランが見られると書いてあった、稲荷山コースから小仏峠を越えて帰るコースを選びました。 キンラン、ギンランは見られなかったものの、沢山の山野草に出会い、桜、ミツバツツジの香りの中の散策は楽しいの一言に尽きました。 2003.04.19 撮影 高尾山の春の山野草 サムネイル写真をクリックすると説明付きの画像が見られます。 ミミガタテンナン ...
尚仁沢遊歩道の春の山野草
若葉がとても素的な5月、里山の清々しい空気の中を散策してきました。 私たちが花を撮影するところは主に整備され、公共で守られているような山が多いがそんなところでも私たちにとっては珍しい花に出会うこともあります。 ある日、そんな場所で野山の花を採り始めた人に出会った。 何人かのグループだったのでその近辺に咲いていたセンブリの花をほとんど抜いてしまいました。 もちろん注意をしたが、採って悪いという意識がぜんぜんなかったのにはびっくりしてしまいました。 そんな人たちから里山の花を守るのはどうしたらよいのだろうか。 ...
尚仁沢遊歩道の春の山野草
県民の森を少し散策後尚仁沢遊歩道にと向かいました。 栃木県塩谷郡塩谷町にある尚仁沢は、全国「名水百選」指定、「栃木県自然環境保護地域」指定、全国「水源の森百選」指定になっており、全国の名水百選の中でも有数の湧水量を誇っているといいます。 尚仁沢川に沿って遊歩道がありますが、入り口付近のシハイスミレの素敵な群生にむかえられました。 カタクリの咲いている遊歩道を少し行くとダム付近の山はアカヤシオの曙色に染められていてやさしい雰囲気を醸しだしていました。 アカヤシオがが曙色に染めている山はいつ見ても感動します。 ...
下野国分寺跡、天平の丘公園の晩秋の野草(栃木県)
下野国分寺跡は、尼寺跡とともに調査が進められており、点在する史跡と、自然林を調和させて天平の丘公園が作られています。 4月下旬の花見(八重桜)時には大勢の人で賑わうが、広い自然林はあまり手が加えられずに残っており、四季折々の散策が楽しいところです。 野草など余り豊富とは言えないが、はるか昔の空気が漂っている、迷路のような自然林が好きで、私たちはよく足を運んでいます。 2002.11.02 撮影 天平の丘公園の晩秋の野草 サムネイル写真をクリックすると説明付きの画像が見られます。 リンドウ リンドウ カコマ ...
戦場ヶ原、小田代原の夏の山野草
赤沼の駐車場に車を置いて、ミズナラの林をしばらく歩くと、ノアザミやノハラアザミに出会う事が出来、目指す小田代原は間近です。 小田代原に入る回転扉には最初はびっくりしたものの、今はもう慣れてしまいました。 小田代原全体が微弱電流が流されているフェンスに囲まれていて、鹿が入らなくなってからクガイソウなどの自然も少しずつ戻っているといいます。 高層湿原から低層湿原へと退行しつづけているという小田代原は、丁度夏の花が咲き誇っていて、最高の景観を楽しむことが出来ました。 2003.07.27 撮影 戦場ヶ原、小田代 ...
春の仙人ヶ岳の花たち
4月の初旬ニリンソウの花を見ようと里山に出かけました。 暖かい日差しの中でニリンソウを始めスミレなどの花が咲き始めていたが、まだ日陰の花はもう少しという感じでした。 この季節は1週間の間にも花の数が変わり、花の種類も変わっていくときなのだろう。 咲き始めようとして蕾を見せているものも沢山あり、数日後は違った花をたのしむことが出来たのかもしれないと思いました。 とてもスミレの多いところなので、ゆっくり観察できなかったのが少し心残りでした。 2007.04.04 撮影 ニリンソウの群生と春の山野草 サムネイル ...
早春の仙人ヶ岳の花たち
花を待ち焦がれている春はセツブンソウの便りとともに見に出かけるのが常だが、次に出会いたい花が、ハナネコノメです。 暗紅色の葯が小さな花を引き立てなんともいえない可憐な花を見せてくれるが、そんな時期に出会うのが難しい。 白い花びらに見える萼の中から出ている雄しべの先の葯が耀くように綺麗なのだが落ちるのがとても早いのです。 我が家からあまり近いとはいえないところに咲くので何度も見にもいけないので、心の中で時期を計って出かけたのだが思いもかけずとても綺麗な花に出迎えられたのには感激しました。 まだカタクリやユリ ...
仙人ヶ岳の秋を彩る花たち
雨の上がった晴天の朝、里山に花の散策に出かけました。 露に濡れた小さな花たちは朝日に輝いてとてもきれいだったが、秋とは思えないような天候に濡れた花たちもあっという間に乾いてしまい、強い日差しに汗ばみながら登山道の周りに咲いている花を写しました。 整備れた登山道しか歩かない私は、里山で花が見られなくなっていることをとても寂しく思っています。 里山の手入れがされなくなったことも大きな原因になっているのでしょうが、気軽に山野草を持ち帰る人が多いのも現実だと思います。 そのような状態であっても、わずかに山野草が咲 ...
再びの仙人ヶ岳の春の山野草
仙人ヶ岳は、足利市の西北部に位置する群馬県境の山で、標高は低いが(663m)、沢沿いの登山道、適度な岩場、尾根歩きは標高を忘れさせる味のある山であると、ガイドブック書いてあります。 昨年は、4月半ばの花たちに出会ったが、今度はもう少し早い花に出会いたいと思っていたが、念願かなっての花散策が出来ました。 前に来たときは頂上付近にヤシオツツジとトウゴクミツバツツジが咲いていたが他の花は見られなかったので、頂上の手前で引き返してきました。 早いかと思っていた早春の花は少し遅い感じでしたが、素敵な花たちに出会えて ...