ヤマコウバシ(山香ばし)の育て方
ヤマコウバシ(山香ばし)は、クスノキ科 クロモジ属の山形・宮城~九州の山地に自生する高さ2~7mで、樹皮は茶褐色の落葉樹です。 紅葉が魅力的な色合いで、寄せ植えなどによく利用されています。紅葉の後の枯れた葉が冬でも落葉せずに枝に残ることも特徴のひとつになっています。 成長がそれほど早くはないことから、鉢植え、寄せ植えにしても、自然の姿で育てることが可能なことから扱いやすいので好まれるようです。 ヤマコウバシ 2013年10月23日撮影 ヤマコウバシ(山香ばし)の育て方 ヤマコウバシの花 2019年5月2 ...
メギ(目木)の育て方|メギ ‘オーレア’、メギ‘ローズ・グロー’
関東より西の比較的暖地に多い約1mほどの落葉小低木で普通に山野に自生しています。 黄色い花、赤い果実、紅葉と、1年を通じて観賞でき、丈夫で育てやすく、病害虫ほとんどないこと、園芸品種も多いので、生け垣など庭に植えられることが多いようです。 刈込にも耐え、小盆栽や寄せ植えなどに使いますが、枝には、葉が退化した刺が鋭く出ているので、取り扱いには注意が必要です。 上のメギ ‘オーレア’は2019年4月13日に撮影したものです。 メギ(目木)の育て方 上のメギ ‘ローズグロー’は2018年4月18日に撮影したもの ...
ハマナス(ハマナシ)の育て方|シロバナハマナス(シロバナハマナシ)
ハマナス(浜茄子、浜梨)太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県以北、北海道に自生する、バラ科の植物ですが、私は北海道、茨城県の太平洋側に咲いている花を多く見かけたことがあります。 とってもきれいなので、種から育て、地植えにしておいたところきれいに開花して大きくなり、花期が長いのが嬉しい花でしたが、棘が鋭く株が大きくなり過ぎ、外の植物を侵蝕し始めたとのと、剪定に来てくれる、植木屋さんに嫌がられるようになったので、栽培を止めました。日当たりに植え場所がある方には手入れが簡単でとてもきれいな花なのでお勧めです。 下 ...
ナンキンナナカマド(南京七竈)の育て方|仲間のウラジロナナカマド、ミヤマナナカマド、ナナカマドの特徴
ナンキンナナカマド(南京七竈)は、本州(関東以西)、四国、九州の山地のブナ帯に生えて樹高は1~3mほどになります。 成長が遅く、鉢植えで育てていることが多いようで、鉢植えで出回っているので、小型のものを入手できます。 庭木以外は花を育てることが多かったのですが、草物盆栽を作るようになって木と丈夫な山野草を寄せて植えることが多くなり、花木センターなどを見て歩くようになりました。 下に仲間のウラジロナナカマド(裏白七竈)、ミヤマナナカマド(深山七竈)、ナナカマド(七竈 )の自生地の写真と特徴を載せています。 ...
クロモジ(黒文字)の育て方|仲間のダンコウバイとアブラチャンの特徴
クロモジ(黒文字)は、本州中部以北の亜高山帯のブナ林に自生するクスノキ科 クロモジ属の落葉低木です。 春の芽だし、幹模様などが美しく、あまり大きくならないこと、香りが良いことなどから、好まれて庭に植えられています。 自然に樹形が整うことから、我が家は庭植と、草物盆栽に使っています。 四季の森星野のクロモジ(黒文字)の写真を下に載せています。 仲間のダンコウバイ(壇香梅)とアブラチャン(油瀝青)の特徴と写真も下に載せています。 上のクロモジ(黒文字)は自宅で2019年3月30日に撮影したものです。 クロモジ ...
イタヤカエデ(板屋楓)の育て方|仲間のハウチワカエデとミネカエデの特徴
イタヤカエデには亜種、変種がたくさんあり、それぞれに和名とその別名があるようですが細かなことはわからないので総称名としています。 楓とモミジは園芸品が多く、庭植や盆栽などに人気のある樹木になっています。 下にカエデ科・カエデ属のハウチワカエデ(羽団扇楓)とミネカエデ(峰楓)の特徴と写真を載せています。 上のイタヤカエデ(板屋楓)、リンドウの寄せ植えの写真は2015年4月22日に撮影したものです。 イタヤカエデ(板屋楓)の育て方 イタヤカエデ 2017年5月7日 撮影 栽培品 和名 イタヤカエデ(板屋楓) ...
ヒメトクサ(姫砥草)の育て方|仲間のツクシ(土筆)
ヒメトクサ(姫砥草)は、北海道などの寒い地域の湿地などに自生している背丈が10~20cmほどでトクサをかなり小さくしたような姿の植物です。 湿地などに生えますので、あまり乾燥させない方が良いと思いますが、普通の鉢でもかなり殖えます。わが家は草物盆栽などにして鑑賞するので、少し大きな鉢で殖やしながら栽培しています。 下に仲間のツクシ(土筆)の写真と特徴を載せています。 上のヒメトクサ(姫砥草)は自宅で2013年9月11日に撮影したものです。 ヒメトクサ(姫砥草)の特徴と育て方 ヒメトクサ拡大 2013年9月 ...
キヨスミコンギク(清澄紺菊)の育て方
キヨスミコンギクは、千葉県の清澄山周辺で発見されたノコンギクの個体ということですが、白地に藤色を帯びた色合いが美しい少し小さめの花がきれいな野菊です。 ノコンギクとシロギク系の雑種らしいということで、ノコンギクのように倒れにくい茎で、鉢に群生させると見ごたえがあります。 上のキヨスミコンギク(清澄紺菊)は、自宅で2018年11月1日に撮影したものです。 キヨスミコンギク(清澄紺菊)の特徴と育て方 キヨスミコンギク(清澄紺菊) 2015年11月4日 撮影 栽培品 和名 キヨスミコンギク(清澄紺菊) 学名 A ...
アシズリノジギク(足摺野路菊)の育て方
アシズリノジギク(足摺野路菊)は、高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布するノジギクの変種で葉は3中裂し、ノジギクよりやや小さいが厚く、表面のふちに短毛が密生して縁どられるのが特徴です。 縁取りのある暑い葉と端正な花がとっても素敵で、大好きな花です。園芸店で立派な鉢にとても素敵に植えてある苗がかなり高価に売られていたのをみて、一目ぼれした花です。 あまり出回っていなかったので、購入もしないでいたところ、思いがけずいただくことが出来た花です。 上のアシズリノジギクは、自宅で2022年11月7日に撮 ...
アケボノシュスラン(曙繻子蘭)の育て方|三国山のシロバナアケボノシュスラン
アケボノシュスラン(曙繻子蘭)は、山地の林内に生える多年草で、地を這うようにして殖え秋に3~7個の淡紅紫色の花をやや偏ってつけます。 私が初めて自生の花を見たのは白色ですが、淡紅紫色が多いようです。長いこと図鑑を見ていたのですぐに分かりとても感動しました。三国山のシロバナアケボノシュスランの写真は下に載せています。 その後、道路工事により消える運命だったというものをいただいて、育てることが出来ています。 同じ仲間のミヤマウズラも様々な葉模様のものが栽培されているようで、我が家でも育てているものがあります。 ...
斑入りオオハンゲ(斑入り大半夏)の育て方
オオハンゲ(大半夏)は本州中部以西、四国、九州の樹林下に生える、サトイモ科 ハンゲ属の多年草です。 ハンゲとは日本原産のカラスビシャクの漢方名で、地下の球茎を鎮嘔、鎮咳薬にします。 山野草としては、斑入りが栽培されえいるようで、いろいろな斑入り品が流通しているようです。 上の斑入りオオハンゲは2013年6月16日に撮影したものです。 斑入りオオハンゲ(大半夏)の育て方 斑入りオオハンゲ 2014年6月2日 撮影 栽培品 和名 オオハンゲ 学名 Pinellia tripartita 科名・属名 サトイモ ...
ミソハギ(禊萩)の育て方|仲間のエゾミソハギの特徴
ミソハギ(禊萩)は、北海道、本州、四国、九州の山野の湿地に生える高さ0.5~1mの多年草で、ミソハギ(禊萩)の名のように、お盆には欠かせない花となっています。 浅い水中でも庭でも日当たりさえよければかなり殖えながら育つので、ほかの物が育たないような場所にも植えることが出来るようです。 花の時期が長いので、草物盆栽に寄せて小さく育てるととても素敵です。 下に仲間のエゾミソハギを載せています。 上のミソハギ(禊萩)は2017年8月5日に撮影したものです。 ミソハギ(禊萩)の特徴と育て方 和名 ミソハギ(禊萩) ...
ホテイアオイの育て方|同じ科のミズアオイ属ミズアオイの特徴
ホテイアオイ(布袋葵)は、南アメリカ原産のミズアオイ科 ホテイアオイ属の植物で、明治中期に観賞用として渡来し、金魚鉢や庭の池などで栽培されるが、野生化しているところもあるようだが関東地方の我が家では冬は越せません。 休耕田で、見事に咲かせているところがあり、それを見に行きましたが、とても見事でした。下に写真を載せています。 上のホテイアオイ(布袋葵)は、自宅で2014年9月8日に撮影したものです。 ホテイアオイの特徴と育て方 ホテイアオイ(布袋葵) 2014年9月8日 撮影 栽培品 和名 ホテイアオイ(布 ...
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)の育て方|仲間のマツムシソウ
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)は、本州の東北地方南部~中部地方の高山帯 の草地や礫地に生える越年草または多年草だが、全て多年草と言う説もあるようです。 私もタカネマツムシソウを種から育てましたが、花の終わった株のまわりに小さな苗ができて株分けをすると毎年花を咲かせてくれたので、多年草だと思いましたが、様々な育ち方をするのかもしれない。 下に、マツムシソウ(松虫草)の特徴と写真を載せています。また、栽培品のヒメマツムシソウ(スカビオサ・コルンバリア’アルピナ ナナ’)の育て方もあります。 上のタカネマツム ...
チェリーセージの育て方|メドーセージ、パイナップルセージ、サルビア・グアラニティカ‘アルゼンチンスカイ’、ブキャナンズセージの特徴
友人がチェリーセージ2種を挿し木して届けてくれたのですが、狭い庭には植え場所がないため、鉢植えで育てています。 ハーブの仲間のセージはたくさんの種類があり、寒さに強いものから弱いものなどたくさんの品種もありますが、温室植物園やハーブ園で写した多年草の品種の特徴をを載せています。 その他のサルビアの仲間、サルビア・アズレア、サルビア・コッキネア・コーラルニンフ、メキシカンセージ、ラベンダーセージも他のページに載せています。 上のSalvia greggii 'Rosea'は2013年10月24日に自宅で撮影 ...
クレマチス・ヴィオルナ(Clematis viorna)の育て方
クレマチス・ヴィオルナ(Clematis viorna)はアメリカ東部に自生する、キンポウゲ科 センニンソウ属の植物で、日本のハンショウヅルに似た花を咲かせます。 新枝咲きなので、伸び上がリながら花を付けるので長いこと花を見ることができます。落葉タイプで冬は地上部が枯れるため短く切っておけば来春に芽が出て花が見られます。 クレマチスの仲間は、カザグルマのように旧枝咲きのクレマチスは前年に伸びた枝に花が咲くので切ってしまうと花が咲かなくなります。 クレマチス・ヴィオルナ(Clematis viorna)は、 ...
アクイレギア・フラベスケンス(Aquilegia flavescens var. flavescens) の育て方
アクイレギア・フラベスケンス(Aquilegia flavescens var. flavescens)は、種から育てましたが、少し弱々しい感じでやっと咲いたという花でした。湿った山の牧草地や岩の多い高山の斜面で生育しているということから、日本の猛暑で花が咲いた後に弱ってしまったのだろうと思います。 もう少し夏の暑さ対策をして、苗を丈夫に育てる必要があったようです。ヤマオダマキも、黄色の方が弱いようで、数年咲いて枯れてしまったので、黄色のオダマキは少し弱いのではないかと勝手に思っています。 上のアクイレギ ...
キバナホタルブクロの育て方
キバナホタルブクロは森和夫氏の白頭山での発見種(講談社 山野草大百科より)とのことで、種から育てたキバナホタルブクロは日本のホタルブクロよりも小型でしまった感じに咲きました。 蕾がい薄い黄緑をしていて、花も白というよりは淡い黄緑に見える花でした。鉢植えにしていますので、どのくらいランナーで殖えるのかはわかりませんが、地植えにした時ホタルブクロのようにランナーで殖えても困りますし、枯れても困るので大切に育てています。 ホタルブクロは大好きなのですが、ランナーが他の弱い株の中に入ってしまい侵食して大切な植物を ...