バイカウツギ(梅花空木)は、本州、四国、九州に自生する落葉低木で、梅の花をおもわせる白い清楚の花を咲かせます。
剪定しないで育てられるような場所があれば、沢山の花が咲き誇るのでお勧めの落葉低木です。
清楚な花が好まれ、古くから庭木や茶花として親しまれてきた花木です。
上のバイカウツギ(梅花空木)は、自宅で2004年5月12日に撮影した花です。
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バイカウツギ(梅花空木)の特徴と育て方
バイカウツギ(梅花空木) 2011年5月20日 撮影 栽培品
和名 | バイカウツギ(梅花空木) |
別名 | サツマウツギ(薩摩空木) |
学名 | Philadelphus satsumi |
科名・属名 | アジサイ科 バイカウツギ属 |
分布 | 本州、四国、九州 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 落葉低木で、高さ2m位、2叉に分枝し、若枝にちぢれ毛があります。 葉は対生し長さ4~15cm、3本の脈が目立つ。 花は初夏5~8個集散花序につき、径2~3cm、萼弁、花弁ともに4枚ずつ雄蕊は20本くらい、花柱の先は4列していて、香気があります。 和名は花が梅の花をおもわせるところから梅花ウツギという。 |
育て方 | 日当たりの良いところを好むが、半日陰でも育ちます。 肥料は2月くらいと花後に、油粕と骨粉を混ぜたものや緩行性の化成肥料を株もとに施します。 樹性は強健で、萌芽力もあるので、植え替え、植込みともに夏の暑い時期以外はいつでも行えます。 花芽はその年に伸びた節に付き、8月頃に蕾が形成されてしまうので、剪定は花後すぐに古い枝を切るような感じで行います。 剪定をしないで、放任しておくと花はよく咲きますが、樹形が乱れます。剪り過ぎると花が少なくなるので、育てる環境を考えて剪定することになります。 庭植の場合よほど雨が降らない時以外は水やりの必要はありません。 若い枝や葉にアブラムシが付くので定期的に消毒をします。 殖やすのは5~6月頃に挿し木をします。 |
霧が峰高原のバイカウツギ(梅花空木)
バイカウツギ(梅花空木) 2004年7月2日 撮影 霧が峰高原
バイカウツギ(梅花空木)まとめ
バイカウツギ(梅花空木) 2010年5月28日 撮影 栽培品
樹性は強健で、萌芽力もあるので、手入れの要らない花木として植え場所がある家にはお勧めです。
西日は嫌うので西日の当たらない、腐葉土などの腐植質の多く含んだ、水はけと水もちの良い用土であれば最適です。