
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)は、北海道、本州(中部地方以北)、四国(石鎚山)、南千島に分布しているようで、私が登った山ではかなり出会ったことのある花です。
花色も様々ですが、シャクナゲが好きな私は大木になって咲いている花にいつも見とれていました。私は種をいただいて、小さな苗が育っていたので、花が咲くのを待ち焦がれていたからです。
下の写真は種から20年以上たってから咲いたものです。
シャクナゲの寿命は短いようで、白山シャクナゲは花が咲いてから、関東地方の猛暑で10年も過ぎずに枯れてしまいました。
上のハクサンシャクナゲ(白山石楠花)2004年5月11日に撮影した栽培品で20年以上種から育てて咲いた、種から育てて初めて咲いた)
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ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)の育て方

2004年5月8日 撮影 栽培品(種から育てて20年以上初めて咲いた)
和名 | ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) |
別名 | シロバナハクサンシャクナゲ |
学名 | Rhododendron brachycarpum |
科名・属名 | ツツジ科 ツツジ属 |
分布 | 北海道、本州(中部地方以北)、四国(石鎚山)、南千島 |
花期 | 自生地:6~7月 栽培:4~5月 |
特徴 | 高さ0.3~3m。葉身の基部は円形から浅いハート形。 花冠は白色、上側の裂片中央に淡緑色の斑点があります。 亜高山帯~高山帯の林内に生える常緑低木。 |
育て方 | 大き目の中深鉢を使い、ゴロ土の上に、マグアンプK元肥に入れて、硬質鹿沼土、桐生砂、硬質赤玉土などの混合用土で植えます。 潅水は普通でよいが、西日に当てないようにし、夏は半日陰で涼しく管理します。 油粕の固形と葉面肥料を併用するが、新芽の展開する頃は葉面肥料は止めます。 植え替えは2~3年に1回を目安に9~10月に行います。 ある程度成長した株は木陰の涼しそうな場所を選び、深く掘って底とまわりに少し大きめの軽石を入れて鉢と同じような用土で水はけよく植えこみました。 |
蔵王芝草平、田代山、坪庭のハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) 2003年6月21日 撮影 蔵王芝草平

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) 2003年7月5日 撮影 田代山

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) 2003年7月5日 撮影 田代山

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花) 2007年7月21日 撮影 坪庭
山で出会ったハクサンシャクナゲ(白山石楠花)です。亜高山帯から高山帯に生えるのがハクサンシャクナゲ(白山石楠花)ですから、育てるのはとても難しいです。
大雪山で、より高山帯生える、丈が低く地を這うようになるキバナシャクナゲに初めて出会いましたがとても感動的な花でした。
ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)のまとめ
白山シャクナゲは種からの発芽率はとっても良かったです。小苗のうちは成長も良くそれほど難しいとも思わないうちに大きくなりました。
花が咲いた20年過ぎくらいはかなり元気に育っていましたが、成長した木は少しづつ弱ってきました。山ではかなり枝を広げて大きくなっていましたが、やはり暑さには弱いようでした。
シャクナゲは、いろいろな品種(園芸品種)も育てましたが、よほど丁寧に育てないと株が大きくなるにしたがって弱ってくるものが多いと感じました。
少し株が老化したと感じる、種から育てたヤクシマシャクナゲは30数年過ぎても毎年花を見せてくれます
しかし、現在は品種改良によりかなり丈夫になっているということですが、私は20年近く前の苗しか育てたことしかありません。