ハマゴウ(浜栲)は、本州、四国、九州、アジア東南部、南太平洋に自生する、代表的な砂浜の耐寒性落葉低木で、樹高20~50㎝位になります。
耐寒温度は-3℃くらいなので寒い地方は対策を考える必要があります。
浜辺の植物を思わせるような暑い葉が魅力的で、紫の花もとても素敵です。
上のハマゴウ(浜栲)は、自宅で2010年8月6日に撮影した、2006年1月に播種した苗からの初花です。
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ハマゴウ(浜栲)の特徴と育て方
和名 | ハマゴウ(浜栲) |
学名 | Vitex rotundifolia |
科名・属名 | シソ科 ハマゴウ属 |
分布 | 本州、四国、九州、アジア東南部、南太平洋 |
花期 | 7~9月 |
特徴 | 代表的な砂浜の耐寒性落葉低木。樹高20~50㎝位、花径1.5㎝で青紫色。 茎は長く、いく本にも枝分かれしながら砂の上や中をはって伸び、根をおろしていきます。 伸び広がった茎の先から枝が立ち上がり、そこから出る葉は対生し、裏面には灰白色の軟毛が密生しています。 花は青紫色で枝先に多数つけ、秋になると直径5~7㎜の球形で、淡黒色をした硬い果実が熟します。 株全体に香気があり、茎葉を線香や染料にしたり、果実を薬用にしました。 和名の出所は浜香で、それがハマゴウに転化したといわれています。 |
育て方 | 鉢植えのときは赤玉土7、桐生砂3位の混合用土で良いが用土は選ばないので、草花培養土なども良いようです。 植えるのは2~3月の芽出し前が良く、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料を入れて植えます。 植え替えは2~3年以1度、根を傷つけないように植えます。 寒さに少し弱いので、寒い地方は保護が必要です。わが家は庭植えと鉢植えで育てましたが、春の芽出しが遅かったので、少し寒かったのでははないかと思いました。 日当たりを好み、少し寒さに弱いことを念頭に置いて栽培しますが、樹性は強く、根を這って伸びて根を下ろすので、庭植には広い場所が必要です。 庭植は剪定をしなくても大丈夫ですが、鉢植えは落葉時に、花の咲いた枝や樹形を整える剪定をします。 殖やすのは植え替え時の株分けで行います。わが家は種から育えています。 1~2月頃と花後に油粕と骨粉を混ぜた固形肥料を施します。 |
ハマゴウ(浜栲)まとめ
耐寒温度は-3℃くらいなので、鉢植えは軒下などで管理します。
葉が厚く鑑賞価値があるので、盆栽などにしている方もいるようです。