ハマナス(浜茄子、浜梨)太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県以北、北海道に自生する、バラ科の植物ですが、私は北海道、茨城県の太平洋側に咲いている花を多く見かけたことがあります。
とってもきれいなので、種から育て、地植えにしておいたところきれいに開花して大きくなり、花期が長いのが嬉しい花でしたが、棘が鋭く株が大きくなり過ぎ、外の植物を侵蝕し始めたとのと、剪定に来てくれる、植木屋さんに嫌がられるようになったので、栽培を止めました。日当たりに植え場所がある方には手入れが簡単でとてもきれいな花なのでお勧めです。
下にワッカ原生花園、小清水原生花園、礼文島のハマナス(浜梨)の写真を載せています。また日光植物園のシロバナハマナス(白花浜梨)を載せています。
上のハマナス(浜茄子、浜梨)は2014年5月16日撮影した種から育てた花です。
ハマナス(浜茄子、浜梨)の特徴と育て方
和名 | ハマナス(浜茄子、浜梨) |
別名 | ハマナシ |
学名 | Rosa rugosa |
科名・属名 | バラ科 バラ属 |
分布 | 太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県以北、北海道。千島、朝鮮半島、中国 |
花期 | 6~8月 |
特徴 | 岸の砂浜に生え、観賞用に庭園にも植栽する落葉低木。 高さ1~1.5m。 地下の枝で繁殖し大群落をつくる。枝は棘を密生します。 花は初夏~夏、紅色まれに白色で、径6~8㎝。 果実は2~3㎝、秋に赤く熟し食べられます。 タンニンを含む根は染料に、花は香料の原料となります。 |
育て方 | 通年良く日に当てて管理します。 開花期と夏の水切れ注意します。 バラの仲間は肥料を好むので、早春にリン酸系肥料を与え蕾が出たら施肥を止めます。 花後に置き肥をするが、窒素分の多い肥料を与えすぎるとうどんこ病になりやすいので控えます。 植え替えは2から3年に1度硬質鹿沼土と軽石の混合用土に植えます。 挿し木、実生で殖やすことができるが、我が家は実生から育て、現在は日当たりのよい肥料分の多い場所で管理しています。 ハマナシはバラの仲間でも育てやすいが、古株が3年ほどで枯れるので、シュートが出たら、古枝を根際から切り枝を更新させるのがコツ。 弱い枝や内側の枝は切り、風通し良く育てると元気な株になり花付きが良くなります。 2月頃の寒肥と花後のお礼肥は必要で、有機肥料の方が良いようです。 |
ワッカ原生花園、小清水原生花園、礼文島のハマナス(浜茄子、浜梨)
ハマナス(浜茄子、浜梨) 2005年7月15日 撮影 ワッカ原生花園
ハマナス(浜茄子、浜梨) 2008年6月22日 撮影 小清水原生花園
ハマナス(浜茄子、浜梨) 2006年7月4日 撮影 礼文島
シロバナハマナシ(白花浜梨)の特徴
ハマナス(浜茄子、浜梨) 2003年9月14日 撮影 日光植物園
ハマナス(浜茄子、浜梨)葉 2003年9月14日 撮影 日光植物園
和名 | シロバナハマナス(白花浜梨) |
別名 | シロバナハマナシ |
学名 | Rosa rugosa f. alba |
科名・属名 | バラ科 バラ属 |
分布 | 太平洋側は茨城県、日本海側は鳥取県以北、北海道、千島、朝鮮半島、中国 |
花期 | 6~8月 |
ハマナス(浜茄子、浜梨)まとめ
バラの仲間なので、日当たりで栽培すること、風通しが悪いとうどんこ病になること、アブラムシなどが付くことから、病害虫を防除するための消毒が必要です。