ヒュウガミズキ(日向水木)は、近畿地方日本海側の限られた、地域の岩場に自生する落葉低木です。
葉に先立って垂れさがって咲く、黄色の花が早春の庭を明るく彩ってくれます。
自然の樹形を楽しむことが出来るので、手入れの少ない庭木で、日当たりの良い庭にお勧めです。
上のヒュウガミズキ(日向水木)は、自宅で2019年3月27日に撮影した花です。
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ヒュウガミズキ(日向水木)の特徴と育て方
ヒュウガミズキ(日向水木) 2003年3月31日 撮影 栽培品
和名 | ヒュウガミズキ(日向水木) |
学名 | Corylopsis paucifiora |
科名・属名 | マンサク科 トサミズキ属 |
分布 | 本州(石川、岐阜、以西、近畿)四国(高知)、九州(宮崎)、台湾 |
花期 | 3~4月 |
特徴 | 日本海側の限られた地域の岩場に自生しています。 花径8~9㎜。多く分枝し高さ1.2~2m枝は細く折れやすい。 葉は互生し薄く、長さ2.5~4cmで無毛。 花は葉に先立って1~3花が、1~2cmの穂のように垂れ下がります。 和名は日向水木だが宮崎県(日向)には野生は知られていません。 花屋ではヒメミズキと呼ばれています。 |
育て方 | 刈り込みは5月が最適期です。 植え場所は日当たり地が最上だが、少々の日陰なら大丈夫ですが、乾燥は嫌います。植えつける際には、枝を切り詰めて十分に水をやります。 庭植えでは、穴の底に完熟した堆肥など有機物を入れ、通気性と水はけがよく、水もちもよい土を用いて植えつけます。 根が深く良く張るので、土留め用として斜面の植栽に良い。庭植え、鉢植えともに水切れには注意します。 寒肥として堆肥に油かすや鶏ふん、草木灰などの有機質肥料をやります。大株でこれを忘れると、枝枯れの原因になります。開花後はお礼肥として油かすなどを施します。 剪定は、樹冠を整えるために飛び出した枝は切ります。込んだ枝や古い枝を間引く程度にします。 殖やすのは挿し木か種を播きます。株分けもできますが、あまり小さく分けると株が衰弱します。 |
ヒュウガミズキ(日向水木)まとめ
ヒュウガミズキ(日向水木) 2003年3月31日 撮影 栽培品
肥料が少ないと枝枯れの原因いなりますので、得に寒肥はしっかりとやることが大切です。
乾燥をきらうので、水切れには注意します。