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イワガラミ(岩絡み)の育て方

イワガラミ

イワガラミ(岩絡み)は、山地の林内に生える落葉蔓植物で、幹や枝から気根をだし岩や木に張り付いてよじ登るので、高さは15mになる場合もあります。

庭植も鉢植えも、花後に花芽を確認しながら剪定します。

鉢植えや草物盆栽に仕立てるととても風流があるので、好まれます。斑入り種などもあります。

上のイワガラミ(岩絡み)は、自宅で2007年5月22日に撮影した花です。

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イワガラミ(岩絡み)の特徴と育て方

イワガラミ

イワガラミ(岩絡み) 2006年6月6日 撮影 栽培品

           
和名イワガラミ(岩絡み)
学名Schizophragma hydrangeoides
科名・属名ユキノシタ科 イワガラミ属
分布北海道から九州、鬱稜島
花期5~7月
特徴

山地の林内に生える落葉蔓植物。

蔓から気根を出し岩や外の樹木によじ登り、太いもので径5cm、樹皮は厚い。

葉は互生し長柄をもち、赤みを帯び、径5~13㎝位。

花は初夏、大きい白い花弁状の萼片1枚を持つ装飾化(中性花)が花序の周囲に数個あります。

和名は気根で岩に絡みつくことからきています。

育て方

春、秋は日に当てるが、日差しの強い時期は半日陰で管理します。木漏れ日や隙間から光が差し込むような場所の方がよく育ちます。

鉢植えの場合は、過湿も乾燥も嫌うので硬質鹿沼土に桐生砂、軽石のような石系の用土に腐葉土などを混合して水持ちよく、排水良く植えます。

植え付け時にはマグァンプK などの緩行性肥料を根に触れないように入れ、春、花後、秋などに置き肥を与えます。

植え替えは数年に1回春の芽出し前にに行います。

水は表面が乾いたらたっぷりやり、真夏は夕方に、鉢と鉢のまわりにたっぷりやって、夜間温度を下げるようにします。それ以外の季節は朝にやります。乾きやすい時は朝もやります。

定期的に病気・害虫から守るために薬剤散布をします。

わが家は草物盆栽や鉢植えで育てていますが、庭植にするときは蔓が延びるので剪定をしながら育てます。

イワガラミもアジサイと同じで、夏に花芽を作るため、剪定は花後すぐが望ましいです。

イワガラミ(岩絡み)まとめ

イワガラミ

イワガラミ(岩絡み) 2006年6月6日 撮影 栽培品

イワガラミは半日陰くらいが適していて、、過湿も乾燥も嫌うので庭植の場合もあまり乾燥しないとことに植え、鉢植えの場合は水持ちがよく、水はけのよい用土に植えます。

剪定は花後に翌年に咲く花芽を確認して選定します。基本的にアジサイの選定に準じます。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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