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カンツバキ(寒椿)の育て方

カンツバキ

カンツバキ(寒椿)は、サザンカの園芸品種ということで、サザンカと見分けるのはかなり難しいようです。

カンツバキと言われていますが、ツバキよりサザンカに近く、サザンカ栽培品種、あるいは園芸品種ということなので、サザンカにも園芸品種が多くあり、互いの交配種も出ているようなので、なおさら難しくなっているようです。

その様なことから、カンツバキと思われるものを載せておきます。

上のカンツバキ(寒椿)は、自宅で2003年11月7日に撮影した花です。

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カンツバキ(寒椿)の特徴と育て方

カンツバキ

カンツバキ(寒椿) 2003年11月7日 撮影 栽培品


           
和名カンツバキ(寒椿)
学名Camellia sasanqua cv.
科名・属名ツバキ科 ツバキ属
分布サザンカの園芸品種
花期11月25日頃~翌2月10日頃
特徴

濃い紅色が鮮やか。八重咲きで花は1枚ずつ散ります。 山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じで なかなか見分けがつかないが、背丈でおおよその区別はできます。

寒椿 は枝が横方向に伸びるので背丈が高くならない。せいぜい1mぐらいなのに対して、山茶花は高くなります。

上のように書いてあるのを見かけましたが、山茶花は垣根などに使うために剪定しているところがほとんどで、見分けがつかないのが現状のようです。

特に品種改良がされているので、背丈の高いカンツバキもあり、ますますわからなくなっているようです。

わが家も山茶花が数本植えてありますが、現在はかなり大きくなっていて、かなり昔の品種らしいものもあります。

ツバキは花がぽとりと落ちるのと、葉が大きくつやがあることで見分けがつきますが、山茶花とツバキの交配種も出ているということなので難しいです。

育て方

日当たりが良く、暖かい場所を好みます。用土は選びませんが、腐葉土などをすき込んでおくと水はけと水持ちが良くなります。

庭木はよほど乾燥しない限り、水やりは必要ありませが、鉢植えは乾いたらたっぷり水をやります。

暖地を好むので、北風の強い場所は不向きです。半日陰でも育ちますが、花付が悪くなります。

剪定は花後の3~4月に行いますが、花の咲いた枝は葉を3枚くらい残して切り詰め、内向きの枝、飛び出した枝を切る程度で花がよく咲きます。

小さく育てたいときや生け垣の場合は切り詰めますが、春に伸びた枝の先端に7~8月に蕾が付くので、春の剪定がベストです。

秋になれば蕾が見えるので、蕾を残しての剪定ができます。

花木は剪定時期を誤ると花付が極端に悪くなるので、注意が必要です。

肥料は2~3月に寒肥として、油粕と骨粉を混ぜた肥料、あるいは遅効性の化成肥料などを施します。

ツバキの仲間はチャドクガなどの害虫が多いので、気が付くと葉の裏にびっしりついているということもあるので、病害虫の薬剤散布は欠かせません。

発生が多い時は葉をほとんど食いつぶすということもあるので、注意が必要です。虫がびっしりついた枝は伐ってしまうのが良いかもしれません。

根本山のカンツバキ(寒椿)

カンツバキ

カンツバキ(寒椿) 2004年11月11日 撮影 根本山

カンツバキ(寒椿)まとめ

春に伸びた枝の先端に初夏から夏に蕾が付くので剪定は春に行います。

チャドクガなどの害虫が多いので、消毒は必要ですが、葉が展開するころに一番多いので気を付けて見ておくことが大切です。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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