キミタチバナ(黄実橘)は、本州の関東地方南部以西の暖地、四国、九州、沖縄の山野の林下に生える、サクラソウ科 ヤブコウジ属の常緑小低木です。
暖地に生えるので、寒さには強くありませんが、関東地方の住宅地は、かなり低温になりますが常緑樹の下などでの庭植で育ちます。
あまり日の当たらない林床に生えるので、我が家は常緑樹の下などに植えているのが良いようです。
上のキミタチバナ(黄実橘)は、自宅で2005年11月14日に撮影した花です。
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キミタチバナ(黄実橘)の特徴と育て方
キミタチバナ(黄実橘) 2003年7月14日 撮影 栽培品
和名 | キミタチバナ(黄実橘) |
学名 | Ardisia crispa f. xanthocarpa |
科名・属名 | サクラソウ科 ヤブコウジ属 |
分布 | 本州(関東地方南部以西の暖地)、四国、九州、沖縄、台湾、中国の暖帯~亜熱帯 |
花期 | 6~7月 熟果期:11~12月 |
特徴 | 山野の林下に生え、また観賞用に植栽される常緑小低木。高さ30cm位、分枝しない。 葉は光沢のある緑色で、無毛。長さ8~18cmの狭卵形~披針形で波状の鋸歯があり、互生だが茎の上部に2段ほど輪生状につきます。 常緑樹ではあるが、古い葉は落ちて、葉は茎の上部に数段だけあります。 花は夏、実の径6~7㎜で、秋に熟し翌春まで落ちない。 黄色の実のものをキミタチバナという。 |
育て方 | 暑さには弱いため、庭植、鉢植え共に朝日が当たるような明るい半日陰で管理し、根元を乾燥させないように、腐葉土などを敷いておきます。 鉢植えは硬質赤玉土、鹿沼土、腐葉土に軽石を入れて水はけよく植えます。 植える時期は10月~11月と2月下旬~3月に植え付けますが、その時根に触れないように、元肥としてマグァンプK などの緩行性肥料いれて植えます。植え替えは3年に1度、根を3分の1くらい整理して、新しい用土で植え変えます。 庭植は根鉢の2倍の深さと幅の植穴を掘り、腐葉土と軽石を混ぜ入れて根鉢のまわりに十分に水を入れて、棒などで用土を良くなじませます。 水やりは庭植はよほど乾かない限りは必要ありませんが、鉢植えは表面が乾いたらたっぷり水をやります。 あまり成長しないし、枝が出ることもないので剪定の必要はなく、手入れの要らない小低木です。 種を播けば殖えますが、我が家は零れ種で殖えているので、特別殖やしていません。 種を播くときは11月頃に熟した実を採取して良く洗って皮を取り除き、乾燥させないようにすぐに播きます。 |
キミタチバナ(黄実橘)まとめ
キミタチバナ(黄実橘) 2006年11月7日 撮影 栽培品
暖地に生えているので、北風が当たらないような日陰で栽培します。
殖やすには種を播きます。