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クロモジ(黒文字)の育て方|仲間のダンコウバイとアブラチャンの特徴

クロモジ

クロモジ(黒文字)は、本州中部以北の亜高山帯のブナ林に自生するクスノキ科 クロモジ属の落葉低木です。

春の芽だし、幹模様などが美しく、あまり大きくならないこと、香りが良いことなどから、好まれて庭に植えられています。

自然に樹形が整うことから、我が家は庭植と、草物盆栽に使っています。

四季の森星野のクロモジ(黒文字)の写真を下に載せています。

仲間のダンコウバイ(壇香梅)とアブラチャン(油瀝青)の特徴と写真も下に載せています。

上のクロモジ(黒文字)は自宅で2019年3月30日に撮影したものです。

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クロモジ(黒文字)の特徴と育て方

クロモジ

クロモジ(黒文字) 2019年3月30日 撮影 栽培品

和名クロモジ(黒文字)
学名Lindera umbellata
科名・属名クスノキ科 クロモジ属
分布本州中部以北の亜高山帯のブナ林に自生する
花期
特徴

山地に生える落葉低木。高さ2~3mになり、時に斜上します。

樹皮は平滑で暗緑色に黒い斑紋があります。

雌雄異株で、花被6枚。

花は早春、葉の出る前かほとんど同時に開く。

枝葉に芳香があり油斑紋を文字になぞって黒文字という。

良い香りがするのが特徴で、和菓子などの楊枝の材料になります。

育て方

植え付けは真夏以外は、いつ植えても良い。

水はけがよくなるように、赤玉土や腐葉土を入れ、土を肥沃にしてから植えます。

鉢植えは草花培養土で、水はけよく植えて、鉢の表面が乾いたらたっぷりやります。

日当たりが良すぎると葉が焼けてしまうので、半日影に植えることが適切です。

植えるときに大きく植穴を掘り、たっぷり水を入れて植えるが、植え終わってからもたっぷり水をかけておけば、庭植えの場合よほどの乾燥がない限りは水やりはしなくても良い。

購入した苗に根巻きしている材料が藁などで自然に土になるものは、根巻きのままに植えますが、ビニールなどで播いたものは外して植えます。

暑い地方で育てた苗を寒いところで育てるのは注意が必要です。

四季の森星野のクロモジ(黒文字)

クロモジ

クロモジ(黒文字) 2006年10月13日 撮影 四季の森星野

クロモジ

クロモジ(黒文字) 2006年3月30日 撮影 四季の森星野

クロモジ

クロモジ(黒文字) 2006年3月30日 撮影 四季の森星野

クロモジ(黒文字) 3月30日 撮影

クロモジ(黒文字)まとめ

ブナ林に自生することから、水切れには注意します。また暑いところで育てた苗を寒いところに移植するのは注意が必要です。

炎天下では葉が焼けるので、半日陰か朝日が当たる場所に植えます。

ダンコウバイ(壇香梅)の特徴

ダンコウバイ

ダンコウバイ(壇香梅)雄花序 2006年3月30日 撮影 四季の森星野

ダンコウバイ

ダンコウバイ(壇香梅) 2005年4月15日 撮影 四季の森星野

         
和名クロモジ(黒文字)
別名ウコンバナ(鬱金花)、シロヂシャ
学名Lindera obtusiloba
科名・属名クスノキ科 クロモジ属
分布関東地方以西、四国、九州、及び朝鮮半島、中国
花期早春
特徴

暖地の山地に生える落葉低木。高さ3m位になります。

枝はやや太くて粗らです。

葉は互生し、長さ8~15cm、普通は浅く3裂しているが、枝の基の葉はときに裂けないことがあります。

雌雄異株。

花は早春、葉の出る前かほとんど同時に開きます。

別名の鬱金花は花が黄色であることから付けられました。

アブラチャン(油瀝青)の特徴

アブラチャン

アブラチャン(油瀝青) 2006年3月30日 撮影 四季の森星野

         
和名アブラチャン(油瀝青)
別名ムラダチ、ズサ、ジシャ
学名Lindera praecox
科名・属名クスノキ科 クロモジ属
分布本州から九州
花期
特徴

山地でやや湿ったところに生える落葉低木。束生して高さ4m位になります。

葉は互生し長さ4~10cm。雌雄異株。

花は早春に葉のでる前に咲きます。

果実は秋に熟し、油をとって灯油にしました。

和名は果実や樹皮に油が多く、よく燃えるから油と瀝青(チャン)をあわせた名。

材は粘り強く、輪かんじきや杖にします。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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