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クサボケ(草木瓜)の育て方

クサボケ

クサボケ(草木瓜)は、バラ科・ボケ属で、本州(関東以西)、四国、九州の山野に生える日当たりのよい山野に生える落葉低木です。

日本原産のクサボケと中国原産で、平安時代以前には渡来したボケと交配して様々な品種ができています。

長寿梅はクサボケの矮性品種のようで、野生種のクサボケの交配種が作出されて好まれて栽培されているようです。

上のクサボケ(草木瓜)は、自宅で2017年7月13日に撮影した実生から育てたものです。

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クサボケ(草木瓜)の特徴と育て方

           
和名クサボケ(草木瓜)
別名シドミ
学名Chaenomeles japonica
科名・属名バラ科 ボケ属
分布本州(関東以西)、四国、九州
花期4月~5月
特徴

日当たりのよい山野に生える落葉低木。

高さ30~100cmになり、茎は下部は横に伏し、小枝が変化した刺がつきます。

花は春に咲き、葉よりも先に開き、雌雄の別があります。花径2.5cm位。

雌花の子房は肥厚す夏に径3~4cmの果実になり黄色に熟し食用となります。

和名はボケに似て小低木なので草と名づけたもの。

育て方

1年を通して日当たりと風通しの良い場所で育てます。暑さ寒さに強く育てやすい花木です。

庭植は用土を選びませんが、鉢植えは赤玉土小粒を主に、鹿沼土、軽石小粒と腐葉土の混合用土を使い水はけと水持ち良く植えます。

植えつけ、植え替えともに、早春と9月下旬~11月下旬が適期で、庭植は根鉢の倍の深さと幅を掘り、腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ込んで植えこみます。

根鉢のまわりに水をたっぷり入れて、用土を棒などで入れ込みなじませます。他の庭木の植え替えの時も、土を入れる前に水をたっぷり入れることはとても大切です。

鉢植えは2~3年に1度、根を良くほぐし、3分の1位に切り詰めて新しい用土で植え替えます。

庭植の場合は植えて間もないころはたっぷり水をやりますが根が付いたら、よほど乾燥しなければ必要がありませんが、鉢植えの場合は表面が乾いたらたっぷりやり、乾かせすぎないようにします。

病害虫が付きやすいので、定期的に薬剤散布をします。

剪定は11~12月にかけて、丸い芽の蕾をの付いた枝を残し、徒長枝は細い葉芽のあるところを見て3芽くらいを残し枝先切ります。

伸びすぎた枝や細くて弱々しい枝は切り落として樹形をととのえます。

殖やすのは5~6月頃に挿し木をします。

丈夫な花木なのでボケと同じように育てますが、クサボケは日本原産で、ボケより細い枝です。我が家は草物盆栽にしているので、植え替えは必要ありません。

高尾山と大柿カタクリの里のクサボケ(草木瓜)

クサボケ

クサボケ(草木瓜) 2003年4月19日 撮影 高尾山

クサボケ

クサボケ(草木瓜) 2005年4月5日 撮影 大柿カタクリの里

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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