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マユミ(真弓)の草物盆栽の育て方

マユミ

マユミ(真弓)は、日本各地の山野に普通に生える落葉低木ないし小高木で、雌雄異株なので雌株を購入しないと実が成りません。

可憐な実が魅力的で、秋の紅葉も楽しめます。庭植、鉢植えなどに好まれています。

害虫も少ないですが、カイガラムシ、アブラムシが付くことがあるので、気が付いたら駆除します。

下に川俣温泉付近で写したマユミ(真弓)を載せています。

上のマユミ(真弓)は、自宅で2015年10月23日に撮影した実です。

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マユミ(真弓)の特徴と育て方

マユミ

マユミ(真弓) 2009年12月6日 撮影 栽培品

           
和名マユミ(真弓)
別名ヤマニシキギ
学名Euonymus sieboldianus
科名・属名ニシキギ科 ニシキギ属
分布日本各地、サハリン、朝鮮半島南部
花期初夏  熟果期:秋
特徴

山野に普通に生える落葉低木ないし小高木。雌雄異株。

小枝は緑色であるが時々黄褐色を帯びます。多くは縦に白いすじがあります。

葉は長さ4~16cmで無毛。

花は初夏、4数性で花径6~10㎜。前年の枝から長さ3~6cmの集散花序をのばします。

和名真弓は昔、材で弓を作ったことに由来します。

育て方

耐陰性がありますが、日当たりを好むので、できるだけ日の当たる場所で育てます。

水はけが良く腐葉土のたっぷり入った土が適しています。植える場所にはあらかじめ堆肥や腐葉土などを混ぜ込んでおきますが、それほど土質は選ばずに、やせ地でもよく育ちます。

庭植の植え付けは、落葉期の3月か、秋10月~11月で、根は比較的浅い部分に広く張るので植え穴は大きめに掘り、腐葉土な度を混ぜ、山高に植えます。

細かな根が良く張るので、比較的大きな木でも移植できます。

春~秋にかけて、アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生することがあるので、カイガラムシは、発生したばかりに薬剤を散布すると駆除できるので、気を付けます

乾燥に弱いので、根元腐葉土などを敷いて、植えたばかりは水をやります。

肥料は少ない方が良く、2月と8月に油かすに骨粉を混ぜたものを株元におきます。

わが家は草物盆栽で育てていて、植え替えをしないつもりなので、桐生砂、硬質赤玉土、硬質鹿沼土、軽石などの混合用土を使い、まわりをケト土で覆っています。

水はたっぷりやりますが、下から吸わせることもあります。

花芽は今年伸びた長い枝には付かず、短くてしっかりした枝に付きます。長く伸びた先端の枝は枝分かれしている部分から切り落とす等、樹形を考えて整姿します。

短い枝を残すようにすると枝一面に実が付きます。剪定は12月~2月ですが、盆栽なので、春に伸びすぎた枝は摘んでいます。上の写真はまだ枝が出来ていません。

殖やすには挿し木と取り木、種まきで殖やすことが出来ます。

雌雄異株なので、購入するときは雌株を購入しないと実が付かないので、確認して購入します。

川俣温泉付近のマユミ(真弓)

マユミ

マユミ(真弓) 2004年10月15日 撮影 川俣温泉付近

マユミ

マユミ(真弓) 2004年10月15日 撮影 川俣温泉付近

マユミ(真弓)まとめ

マユミ

マユミ(真弓) 2014年9月17日 撮影 栽培品

庭植は剪定もあまり必要がなく、可憐な実と紅葉が楽しめるお勧めの庭木です。

肥料が多いと葉が茂ってしまうで少なめにします。

雌雄異株なので購入するときは確認して購入します。雄株がなくても実は成ります。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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