ニワフジ(庭藤)は、マメ科・クズ属で本州(中部、近畿)、四国、九州、中国、台湾の山野に見られる蔓性の多年草ですが、現在は植栽されたものが多く、自生は珍しいようです。
草丈は背丈40~60cmで、葉は羽状複葉で鮮緑色。藤のようにツルが延びずコンパクトにまとまります。暑さ、寒さにも強く丈夫な性質をもち、放任できる宿根草のような感覚で植栽することができます。
総状花序は長さ13~21㎝くらいのマメ科特有の花を咲かせます。
上のニワフジ(庭藤)は、自宅で2020年5月25日に撮影したものです。
スポンサーリンクニワフジ(庭藤)の特徴
ニワフジ(庭藤) 2019年6月18日 撮影
和名 | ニワフジ(庭藤) |
別名 | イワフジ |
学名 | Indigofera decora |
科名・属名 | マメ科 コマツナギ属 |
分布 | 本州(中部、近畿)、四国、九州、中国、台湾 |
花期 | 5~6月 |
特徴 | 本州(中部、近畿)、四国、九州、中国、台湾の川原などに分布する落葉低木です。 花期は5~6月頃で、長さ1.5cmくらいの紅紫色の花を咲かせます。現在は植栽されたものが多く、自生は珍しいようです。 総状花序は長さ13~21㎝くらいのマメ科特有の花を咲かせます。 豆果は長さ2.5~3㎝で熟すと黒くなります。 草本状の小低木ですが、宿根草のように根から株が広がります。 |
育て方 | 草丈は背丈40~60cmで、葉は羽状複葉で鮮緑色。藤のようにツルが延びずコンパクトにまとまります。暑さ、寒さにも強く丈夫な性質をもち、放任できる宿根草のような感覚で植栽することができます。 草本状の小低木ですが、宿根草のように根から株が広がり丈夫なので育てやすい植物です。我が家は狭い庭なので広がりすぎるため、現在は草もの盆栽で育てています。 植え付けは11~12月あるいは2~3月ごろに行いますが、ポット苗を購入したときは、早めに庭や鉢に植えつけます。 用土は赤玉土、軽石、腐葉土を混ぜて植えますが、あまり用土は選ばないようです。 日当たりの良いところに植えますが、半日陰でも育つようです。 樹形は自然にまとまりますので、込み合ったところを除く程度でよいようです。 鉢植えの場合は、骨粉入りの油粕を春と秋に置き肥します。庭植えは2月ごろに寒肥を置き肥します。 殖やすには株分け、挿し木をします。 |
ニワフジ(庭藤)まとめ
藤のように蔓で伸びることがなく、小型に育つ丈夫な小低木です。
日当たりのほうが良いようですが、半日陰でも育ちます。