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ノブドウ(野葡萄)の育て方|ヤマブドウ(山葡萄)、ヤブガラシ(藪枯らし)

ノブドウ

ノブドウ(野葡萄)はブドウ科・ノブドウ属で、全国の山地に生えるつる性の落葉低木です。葉は互生。葉身は長さ8~11cm、幅5〜9cmのほぼ円形で、3~5裂しますが、葉の形は個体差がかなりあるようです。

私は盆栽用の苗をいただいたので、草物盆栽にしていますが、まばらにしか実をつけることがありません。

ヤマブドウ(山葡萄)は、ブドウ科・ブドウ属で、北海道、本州、四国、南千島、サハリンの山地に生えるつる性の落葉低木で、雌雄異株です。

ヤマブドウは日本固有のブドウで、最近はワインやジュースの原料として注目されています。しかし、ヤマブドウは小粒で、酸味が強く生食には向きません。

ヤブガラシ属のヤブガラシ(藪枯らし)の特徴と写真を下に載せています。

上のヤマブドウ(山葡萄)は、自宅で2014年9月19日に撮影したものです。

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ノブドウ(野葡萄)の特徴と育て方

           
和名ノブドウ(野葡萄)
学名Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
科名・属名ブドウ科 ノブドウ属
分布日本全国のほか東アジア一帯に分布し、アメリカにも帰化している
花期7~8月
特徴

山地に生えるつる性の落葉低木。

2分岐した巻きひげで他物にからみつきます。

茎は暗灰褐色で節の部分は膨らみます。茎は毎年枯れるが、基部は木質化して直径4cmほどになります。

枝ははじめ粗い毛が密生するが、のちに無毛。円形の皮目が多い。

葉は互生。葉身は長さ8~11cm、幅5~9cmのほぼ円形で、3~5裂します。葉の形は個体差がかなりあるようです。

裂片の先は尖り、縁には粗く浅い鋸歯があります。基部はハート形。裏面の脈腋にはまばらに毛があります。

葉と対生して集散花序をだし、小さな花を多数つけます。花は直径3~5mm。花弁と雄しべは5個、雌しべは1個。

果実はブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいを作ることが多く、紫色や碧色などになり、正常な果実は少ない。種子は長さ3~5mm。

育て方

日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。

鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

鉢植えは、2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

鉢植えは赤玉土に腐葉土を3割ほど混ぜて植えます。適期は12月上旬から2月中旬でで、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1度は植え替えます。

わが家は草物盆栽にしているので植え替えをしなくても大丈夫です。

剪定は1月上旬から2月上旬が適期で、短梢剪定の場合は基部1~2節を残して、長梢剪定の場合は大半のつるは基部から切り捨てますが、残す枝は4~5節あるいは7~8節で切ります。

ヤマブドウ(山葡萄)の特徴

ヤマブドウ

ヤマブドウ(山葡萄) 2006年7月4日 撮影 礼文島

ヤマブドウ

ヤマブドウ(山葡萄) 2006年7月4日 撮影 礼文島

           
和名ヤマブドウ(山葡萄)
学名Vitis coignetiae
科名・属名ブドウ科 ブドウ属
分布北海道、本州、四国、南千島、サハリン
花期初夏
特徴

山地に生えるつる性の落葉低木。雌雄異株

髄は褐色。若い枝や葉にくも毛があります。

葉は巻きひげと対生、長さ10~30㎝、裏面に綿毛を密生、秋に紅葉します。

花は葉と対生し円錐花序がつく。花序の基部には巻きひげがつき、5枚の花弁は頂上でくっついたまま落ちます。

果実は食用、果実酒にします。

育て方

日光を好むので、庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも日当たり良好な場所を選びます。

鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えます。

鉢植えは、2月、7月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施します。

鉢植えは赤玉土に腐葉土を3割ほど混ぜて植えます。適期は12月上旬から2月中旬でで、根詰まりを防ぎ、通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合にもよりますが、通常2年に1度は植え替えます。

わが家は草物盆栽にしているので植え替えをしなくても大丈夫です。

剪定は1月上旬から2月上旬が適期で、短梢剪定の場合は基部1~2節を残して、長梢剪定の場合は大半のつるは基部から切り捨てますが、残す枝は4~5節あるいは7~8節で切ります。

ヤマブドウは日本固有のブドウで、最近はワインやジュースの原料として注目されています。しかし、ヤマブドウは小粒で、酸味が強く生食には向きません。

ヤブガラシ(藪枯らし)の特徴

ヤブガラシ

ヤヤブガラシ(藪枯らし) 2007年9月12日 撮影 渡良瀬遊水地

ヤブガラシ

ヤヤブガラシ(藪枯らし)葉 2007年9月12日 撮影 渡良瀬遊水地

         
和名ヤブガラシ(藪枯らし)
別名ビンボウカズラ
学名Cavratia japonica
科名・属名ブドウ科 ヤブガラシ属
分布本州、四国、九州、沖縄、小笠原
花期6~9月
特徴

畑や藪、荒地などに普通に生える蔓性の多年草

葉は5小葉からなる鳥足状複葉。頂小葉は長さ4~8cmの狭卵形。

花は直径約5㎜。萼は小さく、花弁は緑色で4個あります。

果実は黒く熟すが、虫えいになることが多い。

名前は地下茎を長くのばし、藪を枯らすほど繁茂することによります。

手入れの悪い貧乏くさいところに繁茂するので、ビンボウカズラとも言います。

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山野草栽培の基本と注意点

上の栽培法は、関東地方の狭い住宅地で夜間もエアコンの熱風が出ているような場所で栽培している、わが家を基準にしています。

高山植物や、山野草を育てるにはかなり過酷な場所で、工夫しながら育てています。

猛暑日が増えてきてからは厳しくなった面もありますが、植物が私たちの愛情にこたえてくれるように慣れてきているものも多くなっています。

鉢植えの場合、すべてに書くことが出来ませんでしたが、鉢底には軽石などのゴロ石を入れて水はけを良くしていますし、植物によっては溶岩の砕いたものを入れています。

鉢は山野草鉢のように水はけのよいものを用いています。

病気になりやすいものもあるので、用土は新しいものを使い、微塵を抜いて、湿らせてから使った方が良いとは思っています。

高山植物、それに準ずるものは毎年植え替えています。

私は宮城県の住宅地でも高山植物を育てたことがありますが、それほど気を遣わなくても、此処では育たないものも殖えすぎるくらいに育っていましたので、もっと楽に育てられるところの方が多いと思っています。

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