ロウヤガキ(老鴉柿)は、中国原産の小さな実が成る渋柿で、雌雄異株なので、雌株と雄株がないと実が成りません。稀に雌株だけでも実のなるものもあるということです。
ほとんど盆栽として栽培されていて、様々な実の形や色(橙が基本で濃淡)など変化が多いようです。
実生苗からはひこばえで殖やすことが出来ますが、接ぎ木苗の場合は親木が雄株のことが多いので、種を播くことになります。
上のロウヤガキ(老鴉柿)は、自宅で2015年11月15日に撮影した実です。
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ロウヤガキ(老鴉柿)の特徴と育て方
ロウヤガキ(老鴉柿) 2014年10月21日 撮影 栽培品
和名 | ロウヤガキ(老鴉柿) |
別名 | ツクバネガキ(衝羽根柿) |
学名 | Diospyros rhombifolia |
科名・属名 | カキノキ科 カキノキ属 |
分布 | 中国原産 |
花期 | 3~5月 果実:9~翌年1月 |
特徴 | 葉は丸味を帯びた菱形で、4月から5月頃に花をつけます。 液果は小さく尖った楕円形状で、熟すと橙に色付きます。 現在いろいろな品種が出ており丸みを帯びた実、大きさも大小があり、色も黄橙から朱赤まで変化に富んでいます。 株は雌雄異株で、着果には雄株が必要です。花が咲く時期に近くに置いて、雄株の花びらを取って人口受粉をします。 渋柿で食用には向かないが、盆栽や庭木として広く用いられています。 中には雌株だけでも実の付く個体があるようですが、我が家は、雄株が小さいためにあまり花付が良くありませんが、雄株が大きくなって花が多くなると花付は良くなります。 |
育て方 | 鉢植えで育てることが多いようで、用土は硬質赤玉土でも良いが、硬質赤玉土に桐生砂3位の混合用土が水はけが良くなって良いようです。 水は表面が乾いたらたっぷりやります。冬は落葉するので、控えめにします 春の芽出し前に、2~3年に1度根がはったものを植え替えます。その時根の状態によって、鉢にぐるぐる回った太い根を状態に応じて切ります。 雌雄異株なので、雄株と雌株を育てる必要がありますが、種類によって実の付き方が違うようなので、人口受粉をした方が良いようです。 春から秋に骨粉が入った油粕を根本に置き肥します。肥料は多めにあげますが、あまり多いと枯れることもあるので、適量を施します。 栽培は日向が適していて、強健なので、実が付くように工夫すること以外は難しいことがありません。 剪定は、2月の落葉期か、6月に勢いよく伸びる不必要な枝を切り、形を整えるために芽の先を摘んでおきます。前年に伸びた枝に花が咲き、実が成るので剪定時は気を付けます。 殖やすには接ぎ木、実生によりますが、実生から雌木が出る割合は少ないようです。 |
ロウヤガキ(老鴉柿)まとめ
ロウヤガキ(老鴉柿) 2007年11月18日 撮影 栽培品
雌雄異株で、どちらも育てる必要があり、雄株の花が少ないと雌株の実のなるのが少なくなるので、人工授粉をした方が良いようです。
日当たりを好み、肥料も木に応じて必要になってきます。